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『江戸の坂・東京の坂』その24。今回は溜池山王駅付近の坂を歩く。東京メトロ銀座線虎ノ門駅からスタート。桜田通りの虎ノ門3丁目の信号を右手に曲がると旧財務省印刷局が見えてくるが、その手前を左に曲がる。すると緩い坂になるが、これが『江戸見坂』。江戸時代にはこの坂の頂上から江戸全体が見渡せたことからこの名前が付いた。
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さらにアメリカ大使館に向かい歩くと緩い坂になるが、これが『汐見坂』。汐見坂は坂の頂上から海が見える坂に付けられたものが多いが、この坂は如何にも低い気がする。なお南側に松平大和守の屋敷があったため、大和坂とも呼ばれた。
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坂を登り切ると左前にアメリカ大使館に向かう坂が現れるが、これが『榎坂』。但し、イスラム国のおかげでこれ以上先に進めず、さらに写真撮影もダメと言われて、なんでダメかよく分からず不愉快。
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やむなく汐見坂の頂上を左に曲がるが、これが霊南坂。坂の名前は高輪の東禅寺がこのあたりに『嶺南庵』として庵を作った。その名前は開山の嶺南和尚の名を取ったものでその横を通る坂のため、嶺南坂と呼ばれていたが、いつの間にか『嶺』が『霊』になったもの。
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坂の右手はずっと米国大使館のため、警察官がうろうろ、坂の写真撮影も憚られる状況。坂を登り切ると左手にホテルオークラ別館、その先を右に曲がると『三谷坂(さんやさか)』という短い坂になる。
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そして、その先を霊南坂教会を越えて右にカーブする坂が『鼓坂』。この坂の由来はいろいろと調べたがわからない。
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さらにANAホテルに沿って道はカーブするが、その先が『桜坂』、これは明治中期に作られた道で坂の下に戦災に合うまでは大きな桜の木があったため、この名前がついた。
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しかし、それにしてもたかだか坂の写真や坂の目印の案内板ぬき写真を撮るのに警察官に妨害されなければならないとは、全く残念な坂巡りとなった。
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