hokutoのきまぐれ散歩

ブログも11年目、遂に3900日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

メジロとウグイス

2016-02-12 05:00:20 | 日記

春が近づいて来ると我が家の庭にもメジロのつがいがよくやってくる。羽の色は鮮やかなオリーブ色で目の周りの羽が白く目がクリッとしているように見えて可愛らしい。野鳥のため、保護されており、飼うことは禁じられているが、比較的人に慣れやすく、チーチーと可愛らしい声で鳴く。

ふと考えるとこの羽の色を日本人はウグイス色と言っているようである。ウグイス餅の粉の色も花札の2月の鳥に塗られているのも鮮やかなオリーブ色である。

ではとウグイスを調べると色はうす茶に近い色で地味なスズメのような鳥である。もちろん、鳴き声は『ホーホケキョ、ケキョ、ケキョ』と美声はもっているが、じつはあまり姿をみることはない。また、ウグイスは昆虫などを食べる肉食でメジロのように花の蜜を吸うわけではない。だから、梅にウグイスというのは誤りで梅にメジロというのが正しいのかも知れない。

因みにメジロはお互いに押し合うようにぴったり並ぶ習性があり、このことから混み合っている様を『メジロ押し』という慣用句になっている。

また、メジロとウグイスのような関係にあるのがブッポウソウという鳥である。ブッポウソウは高原などにいるブッポウソウ科の鳥で胴体は青というか緑というか鮮やかな色をしている。頭は黒く、嘴は赤い。

この鳥は『ブッポウソウ』(仏法僧)と鳴くありがたい鳥とされていたが、実は『ゲ、ゲ、ゲ』という汚い濁った声で鳴く。そして実際にブッポウソウと鳴く鳥は長年謎であったが、1935年になってコノハズクというフクロウの仲間であることが判明した。

そのため、一部ではコノハズクを『声のブッポウソウ』と呼んでいる。鳥は高いところにいると中々声が確認できないが、それが誤って覚えられていることも多いのである。

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