hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

吉祥寺の四軒寺を巡る①

2021-02-09 05:00:00 | 日記
先日、駒込にある『吉祥寺』を参拝したが、中央線吉祥寺にある4軒のお寺(四軒寺という)も参拝してみる。

その前に復習になるが、吉祥寺の町の成立について少し書いてみる。吉祥寺は元々水道橋近くにあった寺で門前町を形成していた。しかし、1657年明暦の大火により、門前町は焼失、幕府が跡地を大名屋敷とする都市計画を示し、住人はこの地を代地として5年分の扶持米並びに家屋の建築資金を貸与を条件に移住させた。住民たちは吉祥寺を懐かしみ、新たな村を吉祥寺村としたもの。吉祥寺も明暦の大火で焼失、本駒込に移築されたため、吉祥寺には吉祥寺という寺は無いのである。

『四軒寺』を歩いてみる。吉祥寺のサンロードを歩くと西友の向かいに中国風の山門があるのが月窓寺である。1659年吉祥寺の開村と同時に開山した曹洞宗の寺院。



本堂左脇の観音堂に安置されている白衣観音坐像には元禄2年の銘があり、近世では珍しい乾漆像である。境内は4つの寺院の中で最も広く、サンロードやハモニカ横丁の土地をほぼ有している。



山門をくぐり、境内に入ると正面に本殿が見えてくる。左手には仏典を背負う銅像、説明の高札を見ると玄奘三蔵、つまり孫悟空に出てくる三蔵法師の像である。



高い樹木の中に墓地があり、左に曲がるとコピスの前に出る。さすが大地主といえる堂々とした古刹である。  

蓮乗寺は1662年日円上人により開山された日蓮宗の寺院。本堂正面に安置されている日蓮上人像は木製の坐像で右手にひしゃく、左手に経文を持つらしいが、残念ながら開いていない。

本堂の前にある日蓮上人像を見る。本尊は厄除日蓮と呼ばれ厄年の男女の守りとして参拝する人も多いらしい。



本殿の横に仙露翁墓かつ碑がある。かつて吉祥寺村を発展させた松井仙露という人の功績を讃えた顕彰碑であった。かつくんな


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