hokutoのきまぐれ散歩

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城の図案の切手(第1回)

2015-02-14 05:00:44 | 日記

切手シリーズ その44。建物の切手はこのブログでは国会議事堂などは取り上げたが、調べてみると『城』の切手が断然に多い。それは1989年に発売地域を限定した企画の切手販売が始まってからのものが多い。ふるさと切手の題材としては各地の著名な祭りや観光地、特産物などが取り上げられ、その代表格が城ではないかと思う。(郵政民営化以降は支社毎のふるさと切手の発行は取りやめ、ふるさとをテーマにした切手を全国販売するように変更した。)その種類があまりに多いため、2回に分けてレポートする。

まず、城で最初に日本切手になったものはどの城であろうか。即答できるならばかなりの切手マニアであろう。遡ること約90年、1926年に関東大震災に臨時で作られた震災切手に変わり通常切手として『風景切手』3種が発行されたが、2銭富士山、6銭陽明門、そして10銭が名古屋城の図案である。この切手は途中で刷色が赤に変更されたが、昭和切手が発行された1937年頃まで作られた。


最近ではふるさと切手の東海郵政局第1回目の切手として1989年8月に62円切手が発行されている。

では、最も回数多く発行された城の切手はどこだと思われるか?皇居もあるので江戸城と答えたくなるが、実は姫路城である。国宝であり、その美しさ、完全に残されていることなども理由になっているかもしれない。

姫路城の切手が最初に発行されたのは1951年3月、第一次動植物国宝図案シリーズの14円切手として発行、同時に小型シートも発行されている。さらに円単位になり、刷色が変更され1956年9月に発行された。

次に切手となったのが、1964年6月姫路城修理完成記念の10円記念切手。通常切手とはサイズは似ているが、図案は大きく異なる。

4回目は1969年7月第一次国宝シリーズ第6集の15円切手として発行された。第一次では城は姫路城のみ。第二次では1977年8月に松本城、第三次では1987年7月に犬山城の切手が発行されている。(冒頭の100円切手は松本城)

5回目は1994年12月に第一次世界遺産シリーズ第1集の80円切手として2種類発行され、1枚は城の写真、もう一枚は高橋正身画『姫路城』である。


6回目はふるさと切手で郡山・彦根・和歌山・大阪城とともに2007年6月に発行されている。
1回シリーズで5枚の切手がふるさと切手で発行されるケースはあるが、これだけ度々切手の図案として登場した城はない。

第2回は北から南まで切手となった城を調べてみたい。

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