JRの駅そばも進化を遂げて、街中で見るような小綺麗な小型店の店が増えてきた。例えば北千住駅のホームには小諸そばの店があるし、山手線などはホームではなく、駅中に店を構えている。
(高崎駅ホームの駅そば)
しかし、以前高崎駅で見た駅のホームでおばさんに『天ぷらそば』と言って注文、熱々の丼が持てずに下に置いて食べたこともある。常磐線土浦駅にも下りホームに駅そば『華月庵』があり、券売機はあるが、中でおじさんがすぐにそばを作り、客はカウンターにそばを置いて食べる形の店がある。
カウンターもちゃんとアクリル板で仕切られていて感染対策は行われているが、私が立ち寄った10時頃はガラガラで客は私以外は1人のみである。
券売機で『冷やしたぬき』(380円)の食券を購入するとすぐにおじさんは茹で麺を釜に入れ、温めると冷やし、ネギ、揚げ玉を掛けて、ワサビをつけ、冷蔵庫で冷やしてある蕎麦つゆを掛けて出してくれる。
待つ間、だいたい2分ほど、カウンターにそばを置き、お冷を冷水機で注ぎ、準備万端。まずはワサビを溶かしながら麺を頂く。よく絞められていて茹で麺の割にはコシがある。揚げ玉は市販のものだが、カリカリという音がする。ネギも薄く切られていて気にならない。
電車に揺られ、降りたホームで立食いの蕎麦、ノスタルジックな味を久しぶりに堪能した。さあこれからどこを巡るかを考えながら。ご馳走さまでした。
華月庵
JR常磐線土浦駅下りホーム
0298270515
JR常磐線土浦駅下りホーム
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