今年のプロ野球初観戦は神宮球場にヤクルトー阪神5回戦を観戦に。実は開幕カードの際には2勝1敗で勝ち越したのだが、4月16日松山で行なわれた試合でガルシアが2点もらっておきながら初回に5点、2回に1点を取られてボロ負けでついに2勝2敗となっている。
東都大学野球があるため、スタートは6時半、5時半に球場入りしたのでのんびりと弁当を食べて試合を待つ。最初は打撃練習、次に守備練習、さらに踊りなどもあり、飽きさせない。
先発は阪神が青柳、ヤクルトはブキャナン。ブキャナンは昨年10勝してヤクルトのエース的存在で初回は糸井のヒットはあるも、5分足らずでチェンジといい立ち上がり。青柳もオープン戦でヤクルトに好投したが、その時同様に下手からのツーシームで芯を外すピッチングで1.2回は危なげなく抑える。もちろん、ピンチがないわけではなく、エラー含みで作られた3回1死1.3塁のピンチも山田をダブルプレーにしてチャンスを潰す。
すると不思議なものでその直後に糸井がヒット、ここで4番大山がレフトが一歩も追いかけないほどの特大ツーランで阪神がリード。ヤクルトの4回1死1塁も西浦がダブルプレーでチャンスを潰す。そのまま青柳は7回を4安打無得点に抑える活躍でマウンドを降りる。しかし、阪神打線もブキャナンの前にチャンスを作り出せない。
阪神はリリーフが踏ん張れない。能見が1死から2四球で1、2塁にすると、変わったジョンソンが危なく危険球のような死球を山田に当て1死満塁。ここで今日二つの三振を喫しているバレンティンも打ち損じない、しっかりタイムリーで同点にされる。しかし、後続は何とか止める。
この後は攻めるヤクルト、守る阪神の構図になる。阪神は9回に先頭の糸原がヒット、糸井は三振するが代走植田が盗塁、大山凡退で2死2塁となる。福留は0ー3から敬遠で1、2塁になるが、いいところのないナバーロをベンチはそのまま打席に送り力無いレフトフライ。代打がいないのか、積極策は見えなかった。
その後は10回にはヤクルトが桑原を攻めて無死満塁でバレンティン、しかし、ダブルプレーで2死2、3塁も雄平凡退となる。その後はリリーフがお互いに頑張って12回引き分けで終わった。
私は9回終了時で帰ったが、データを見ると
①青柳の好投、特にヤクルトには強いことが結論付けられた。
②阪神の打線はよく偶数(2、4、6、8番)が打たないとされているが、今日は4番の大山の素晴らしいいHRはあった。しかし、そのデータを見ると糸原4ー1、大山5ー1、ナバーロ5ー0、木浪5ー0とチャンスをものにできない原因がこの辺りにあるような気がした。
③一方でヤクルト打線は怖いが、意外に正面から挑むとそうは打てない。ピンチでダブルプレー3つも取れたのは大きい。
あたりが収穫なのであろうか。そして、弱点をどう克服するのか、併せて18日の岩田にも頑張って欲しいものである。(17日23時脱稿)