今年は早く暖かくなったからか、桜もハナミズキも藤も早く終わってしまった。これから7月にかけて比較的長いシーズンを楽しめるのが紫陽花(アジサイ)である。
毎朝通る水天宮前駅の出口の前のアジサイも先週(5月10日)くらいから徐々に水色の色がつき始め、美しくなってきた。今週になってからは色が深くなってきていて、毎日見るのが楽しみである。
(5月15日)
いまさらながら話だが、アジサイは咲いている花のように見えるのが萼であり、花は真ん中にある小さな粒のように見える部分である。アジサイの品種改良は素晴らしく、以前は色はせいぜい水色か紫くらいだったが、白や赤、ピンクなど。花の形も泡のように丸いもの、花火の残像のように尖ったものなどあり、最近はブドウの房のような形の種類も出てきた。
我が家の庭にももう10年くらい前に妻の実家から貰ってきたアジサイが1株。それほど日当たりは良くないが、毎年美しくさいている。
(昨年6月)
ところが今年は葉ばかり茂り、花芽が一つもない。これはアジサイの花が終わった時に花を落とさなければいけないのにこれを怠ったからだろう。また、冬には寒肥をやるのも忘れたような気がする。植物は正直である。今年こそ来年に向けた世話を怠りなくやろう。(ちなみにハナミズキは今年は例年になく花をたくさんつけたのである。)