『鉄道シリーズ』その167。山万ユーカリが丘線の続き。公園駅を出ると電車は右にカーブを切りながら走る。この辺りは人家が途切れ、まだ畑や野原ばかり、将来は分譲してのか、とにかく今は寂しい。
女子大駅に到着。駅名は実は当初和洋女子大を誘致する計画であったためこの名前をつけたのだが、移転は中止。ただ、同大学のセミナーハウスなどは駅前にある。
次は中学校駅。この線は『○○前』という名前は付けず、そのものの名前が駅に付けられている。中学校駅はすぐそばに井野中学があるが、この辺りは宮ノ台地区を中心に住宅開発が進み、かなりの乗客が降りる。
私も降りるが、無人駅が住宅地にあるだけ。駅を出て右側が保育園、左側はカフェみたいだがあとは住宅しかない。少しぶらぶらしても見るところはない。
20分待ち、次の電車に乗るが、乗るお客さんも結構いる。走り出してすぐに真っ暗に。こんな短い鉄道にもトンネルがあるのだ。その先は井野駅、しかし、ここでは誰も乗らない。
井野駅を出るとまた公園駅に近づくが、今度は左側にレールが見えてくる。遠くにはタワーマンションが見え、手前には公園が広がる。
そして環状線部分が終わり、またユーカリが丘駅に向かう。乗っているのと待っているのが同じくらいだが、住民にとってはかけがえのない鉄道のようだ。かわいらしい豆鉄道だが、乗ってみるとそれなりに面白い。