『鉄道シリーズ』その158。新橋周辺の鉄道記念物めぐり。日本の鉄道の嚆矢が明治5年10月14日日本の開通した新橋(現在の汐留)〜横浜であったことを知らない人の方が少ないだろう。そんな新橋停車場がシオサイトそばに復元されている。
今日は久しぶりに『旧新橋停車場 鉄道歴史展示室』を訪問して見た。場所は高層ビルの谷間、汐留の交差点の近くにある。当時の停車場を再現してあるが、外観はあまり駅らしくない。
中に入ると地下一階には常設展示があり、開業時の新橋停車場の模型や石積みなどが見ることができるほか、当時のプレートや土瓶など発掘されたものも展示されている。
2階はイベントスペースで撮影禁止のため、写真は撮れなかったが、『走れ、蒸気機関車』と題してSLのプレートナンバーや模型、当時のフィルムなどを見ることができる。無料ということもあり、結構人が入っている。
新橋停車場を後に東口に向かう。
するとゆりかもめに向かうあたりにD51の動輪と鉄道唱歌の碑がある。動輪の方は1976年に総武線・横須賀線乗り入れを記念して札幌鉄道管理局から譲りうけたものである。
一方、鉄道唱歌の碑は1957年に鉄道開業85周年及び鉄道唱歌作詞の大和田建樹生誕100年を記念して置かれたもので1番の詞とともに当時の蒸気機関車が載せられた石碑が建てられている。
いずれも貴重なものだが、足を止めているのは暇な私くらいである。