ビラ配り

春の火災予防週間が始まった。
軽井沢町消防団第8部の班長会議を午前中にして、午後各家庭に消防団でビラ配る。
それが終わると、一年間の活動報告の総会だ。
一日仕事。
午後のビラ配りは、またも出席の悪さに雪の中、上発地地区を班長二人で行う。
酷い話だ。
上発地を配り終え、上発地からぼんぼん坂を越えた、定住している別荘地へもビラを配った。
そこから、女街道へ抜ける。
雪は本降りとなっている。
女街道を車を走らせると、車道と歩道の間の縁石に軽自動車が乗り上げているのが見えた。
車を止め救助へ。
男の人が車をジャッキで上げ、それを彼女らしき人が見守っていた。
「大丈夫ですか？」と言ったが大丈夫ではないのは見て分かる。
左前輪が縁石の高さ約２０センチ乗り越えている。
それを車道に戻すには、約２０センチ軽自動車を持ち上げねばならない。
ジャッキと男３人で軽自動車を持ち上げる。
最初はなかなかうまく行かない。
何度もチャレンジ。
彼女らしき人は「私はどこを持てば？」
もう一人の消防団班長は「危ないから手を出さないで」
うぁマジか？
優しいな!!
こんな時は女の力だって必要だろ？と思うが。
そんなんで、またチャレンジ。
脱出成功。
二人は「ありがとうございます」と何度も頭を下げていた。
消防団の法被を着たオッサン二人だが、この人達にしてみればマリア様に見えたに違いない!!。
それで何も請求せず、彼らを後に。
この二人、親切な消防団員に助けられた事をSNSなどで広めて欲しいわ～