軽井沢one beauty 片山農園の日々雑感

軽井沢で農業をしながら、ちょっとしたことをブログに書いてます

混合ガソリン

2013-04-29 21:12:00 | 農業
畑で使うマシン達の燃料は、買い置きの缶から5リットルのポリ容器へ移し畑へ持って行く。
ポリ容器と言うことで、法律違反ですよと言われかねないが。
2リットルぐらい入っているにも関わらず、オトンが「燃料」と言うと素早く実習生が燃料を入れに行った。
他の仕事をしていた僕は、よく分かるなぁやるねぇ~と思っていた。
ポリ容器は白だがガソリンの色は透けて見える。
なんかガソリン薄くない?と思ったが、気のせいかな!?と。
畑に着き、実習生はキャベツ定植機を試運転させ準備万端。
燃料を入れる前に、自分達にもオロナミンC的な物を燃料として口に入れる。
「どう?元気ハツラツ?」と実習生に聞くが無反応。
とりあえず定植機に燃料を入れてやる。
あれ?
ガソリンって…こんな…?
これ軽油だね。
絶対軽油だね。
ガソリンと軽油の混合だね。
実習生はドラム缶から移したジェスチャーをしている。
燃料と言ったのだから、あながち間違った訳ではない。
こっちのミスであるが「すみません。すみません」と謝る実習生。
こっちの方がすみませんだ。
そんな事では怒らない。
いま寛大はな寛大ぐらい寛大だ。

ガソリンを入れ直し、ビリーガスパーは快調に動いている。
定植機は白を基調とし、所々に赤が入ってタイヤは黒なので、海賊男ビリーガスパーなのである。
ビリーガスパーを操縦している実習生は「元気ハツラツ?」の問いは聞かなかったが、働きをみれば効いているようだ。
おかげで、定植の遅れを取り戻す事が出来た。