軽井沢one beauty 片山農園の日々雑感

軽井沢で農業をしながら、ちょっとしたことをブログに書いてます

軽井沢発地のおいしい水

2013-04-27 20:52:00 | 日記
新しく移転した防除用水は井戸水で、すこぶる綺麗だ。
飲料用としてもイケるのでは?と思う。
発地のおいし~い水として、農閑期にペットボトルにでも詰めるか。
発地田んぼで米を作り、この水で日本酒でも作れれば最高かっ?
発地の谷地マグソより下の層から湧き出た水で仕込んだ純米酒。
もうマグソって言葉で買う気無くすわ!!

そんな話はさて置き、この防除用水移転に伴い、井戸水を使用するに至るまでにはお金がかかると言うことで、色々と代案が出た。
案として、井戸水はやめて移転場所横に流れる用水から、用水の横に貯水槽を作り、そこへ引き入れる。
用水と言っても、水量は少ないが最近のゲリラ豪雨ともなれば、氾濫ギリギリだ。
貯水槽から消毒用トラクターへは、エンジンポンプを使う。
これが一番安上がり。
安くさせるには、井戸と電力はNG。
用水の水は衛生面で大丈夫なのか?
上流には酪農を営んでいる人は居ないが、上流にはたくさんの鹿が暮らしている。
大腸菌は大丈夫なのか?

軽井沢町役場は観光経済課が農家の窓口になっている。
防除用水の件では、親身に相談に乗っていただき、井戸と電力による完璧な防除用水が出来た。
同じ役場でも、観光経済課ではない水路を担当している課が「用水を塞き止める」と言う案を出してきた。
水門を水路に作り、水が欲しい時に水門を閉めておくと言うのだ。
まったく農業の知らない連中の案だ(怒)
消毒は噴霧だ。
つまり霧。
霧を作るためにノズルの穴はすごい小さい。
そんな流れて来る水を塞き止め汲み上げれば、砂も汲み上げでしまい、ノズルはつまってしまうのだ。
この塞き止め案の最大のネックは雨が降ったら、水門を開けると言うのだ。
夜中に雨が降っても開けに行き、急な雨にも水門を開けに行けと言うのか?
鬼畜だな!!

なぜ急に井戸が可能になったかと言うと、電柱を立てるのに200万かかると言うのだ。
そんなかからない!!と言う私達に担当の会社の人が「いいえ、電柱を立てるのに200万かかりますから」の一点張りだった。
中部電力ボルねぇ~
結局、電柱は無料で立つ事が分かり、井戸水+電力の防除用水が完成したのだ。

なぜ今日こんなことを書くのかと言うと、もしかしたら用水の横に貯水槽を作り、そこへ水を引き入れて完成していたら…
用水の上流で最近何かが始まった。
何をしているのか?工事なのか知らないし、別荘を作っているのかもしれない。
その影響で水路は濁っている。
今日に至っては、水路の水が真っ白になっていた。
こんな水防除に使える分けない!!
ホント井戸水で良かったと改めて思う次第である。