その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

君影草(きみかげそう)

2007年05月21日 | Weblog

君影草(きみかげそう)

***

いつもうつむき加減の きみの顔

そんな顔が 空を見上げるときがある

そして 

ときに悲しい顔になる

みんな私が悪いんだ

私の帰りが遅いとき

私に元気がなくなったとき

きみは ありったけの笑顔を作る

そしてまた 私が元気になると

きみは うつむき加減になってゆく

***

君影草(きみかげそう)

鈴蘭の異称です

鈴のような蘭ということで

こう呼ばれていますが

本当は蘭の仲間ではなくユリ科なんです

英語では「谷間の姫ユリ」

フランスでは「聖母マリアの涙」

ドイツでは「五月の小さな鐘」と言うそうです

君影草(きみかげそう)と言う名前も

うつむいた可憐な花が

ひたすら、愛する人を待っている風情があって

よく似合います

弱そうに見えますが、本当は強い花です

明るい場所を好み

繁殖力も旺盛で

痩せた土地でも大丈夫ですが毒草です

幸福を呼び戻すには

パワーが必要なのですね

 

 

 


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2 コメント

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すてきです~~ (ねこ)
2007-05-23 00:44:58
花はみんな好きなんですが
なかでも一番すきなのがすずらんなんです
すずらんの花言葉は「幸福が帰ってくる」なんですよね
君影草ってぴったりですよね
うつむき加減の可憐な花外国でもやっぱり
すてきな呼び名がついていて・・・
それだけ誰の目にもすてきにうつるんですね
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ねこさん・・ (ぱふぱふ)
2007-05-23 10:05:14
人間は・・基本的にはみな同じ感覚を持っているはずですが
環境や条件で考え方が違ってきて、長い年月がスッカリ
感覚をを変えてしまったのでしょう・・・ね。
特に美しいもの優しい気持ちになれるものには、
人間は琴線を揺らせます。単純ですよね・・綺麗はきれい
素敵はステキですから~~~(笑)
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