君影草(きみかげそう)
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いつもうつむき加減の きみの顔
そんな顔が 空を見上げるときがある
そして
ときに悲しい顔になる
みんな私が悪いんだ
私の帰りが遅いとき
私に元気がなくなったとき
きみは ありったけの笑顔を作る
そしてまた 私が元気になると
きみは うつむき加減になってゆく
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君影草(きみかげそう)
鈴蘭の異称です
鈴のような蘭ということで
こう呼ばれていますが
本当は蘭の仲間ではなくユリ科なんです
英語では「谷間の姫ユリ」
フランスでは「聖母マリアの涙」
ドイツでは「五月の小さな鐘」と言うそうです
君影草(きみかげそう)と言う名前も
うつむいた可憐な花が
ひたすら、愛する人を待っている風情があって
よく似合います
弱そうに見えますが、本当は強い花です
明るい場所を好み
繁殖力も旺盛で
痩せた土地でも大丈夫ですが毒草です
幸福を呼び戻すには
パワーが必要なのですね
なかでも一番すきなのがすずらんなんです
すずらんの花言葉は「幸福が帰ってくる」なんですよね
君影草ってぴったりですよね
うつむき加減の可憐な花外国でもやっぱり
すてきな呼び名がついていて・・・
それだけ誰の目にもすてきにうつるんですね
環境や条件で考え方が違ってきて、長い年月がスッカリ
感覚をを変えてしまったのでしょう・・・ね。
特に美しいもの優しい気持ちになれるものには、
人間は琴線を揺らせます。単純ですよね・・綺麗はきれい
素敵はステキですから~~~(笑)