その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

鹿の子(かのこ)

2007年06月08日 | Weblog

鹿の子(かのこ)

***

あなたにとって 

和服はことのほかの お気に入り

幼子のイメージを残す きみが

着物を着ると 女性に変身する

まぶしくて目を覆いたくなるほどです

季節は 浴衣のシーズン

後れ毛が 風に揺れます

あどけない表情の中に

次第に変わってゆく 輝き

あと何年 

きみと手をつないで

夜店周りが出来るのでしょう

***

お気に入りの模様・・・

鹿の子(かのこ)とは

鹿の子のことですが

鹿の夏毛には

白い斑点があり

その模様のことを鹿の子模様といいます

この模様は鹿の子に限らず

どの鹿にもあります

この鹿の模様は

目立つようですが

地面にうずくまると目立たないそうです

鹿の子模様にちなんで

名づけられたものは沢山あります

鹿の子百合、鹿の子草、鹿の子魚

鹿の子鳥、鹿の子木、鹿の子餅などなど

中でも有名なのが

絞り染めの鹿の子絞り

糸で布地を強く縛ることで

染め上がったときに

まだら模様が出来るのです

日本で古くから伝えられている技法です

「京鹿の子」のように

高級品になると

細かく、複雑な模様が

丹念な手作業で作られるそうです

それでも

小鹿の背中のような

あどけなさも感じられます

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鹿の子 (ねこ)
2007-06-09 01:13:37
真っ先に思い出したのが童謡の
「花嫁人形」です
わたしの大好きな歌のひとつ
「金襴緞子の帯しめながら花嫁御寮はなぜ泣くのだろう」
「文金島田に髪結ひながら花嫁御寮はなぜ泣くのだらう」
「あねさんごっこの花嫁人形は赤い鹿の子の振袖きてる」
「泣けば鹿の子のたもとがきれる涙で鹿の子の赤い紅にじむ」
「泣くに泣かれぬ花嫁人形は赤い鹿の子の千代紙衣裳」

子供心に胸にじ~んとしみて
今でも忘れられない曲です
返信する
ねこさん・・ (ぱふぱふ)
2007-06-09 09:44:21
そういえば・・最近はあまり童謡歌わないね・・
いまの親御さんが歌ってもらわなかった人が多いと聞きます。
生活力挙げるために、孤児と仕事に目を向けた時代の子が
いま親になっているから・・
親子で歌っていられたのは僅かだったんでしょうか
いまの親が子に読み聞かせ、童謡を教えないと
次の世代でまた歌わない子が・・殺伐とするね。
童謡は・・大人になってから・・なぜかジーンと来るね。
ねこさんも・・素敵な子どもの頃の感性が・・
今生きているんですね
返信する

コメントを投稿