その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

轍(わだち)

2007年06月29日 | Weblog

轍(わだち)

***

失敗するたびに

成長してゆく きみは

そんなことまで?

呆れるほどの吸収力である

そして

すっかりこちらが忘れてしまったことを

ある日 

「これは わ・だ・ち」と

突然言います

長くなるけど~

幼かった頃

散歩の途中で

轍で転んで 顔に傷

大泣きをしたことがあった

それ以来 きみは 

轍を見ると

細心の注意をして歩きます

***

 

もう同じ轍(てつ)を踏まない

轍(わだち)とは

車が通った後に残る車輪の跡のこと

比喩的に

過ぎ去った事柄の跡という意味にも使われます

轍(わだち)を残した車輪は

さまざまに変化してきました

牛車、馬車、人力車、自転車、自動車・・

土の道が舗装されていくにしたがって

轍も残らなくなった今

この言葉もやがて消えてゆくのでしょうか

不思議なことに

「先人の轍を踏む」といえば

単に

「前の人のしたことを繰り返す」というより

「同じ失敗を繰り返す」という意味になります

でも・・

「先人の足跡をたどる」という言葉には

同じ失敗を繰り返すという意味はありません

1歩、1歩、自分の足で歩く・・・

それが大切なんですね

 

 


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