その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

落し文

2012年08月06日 | Weblog

 

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落し文

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俳句の季語に使われている落し文とは

オトシブミ科の昆虫の総称です

体長は6~10ミリ程の小さな虫で約90種類ほどが

日本に生息しています

産卵時の珍しい習性からこの名前がつきました

多分林や山歩きされる方は

器用に丸められた緑の木の葉が落ちていたり

葉がまだ枝についている状態をご覧になってるはずです

この正体はオトシブミが楢(ナラ)や檪(クヌギ)などの葉に

切れ目を入れて丸めた「ゆりかご」といわれるものです

この中に産卵して落し、卵は孵化し幼虫になると

巻かれた葉を食べて育ちます

鳥が落とした手紙のように見えることから

「ウグイスの落し文」などといわれ、転じて虫の名前に

昆虫のゆりかごを作る行為は

人が持つ母性本能を思わせますね

 

「恋愛と全く無縁落し文」 阿波野青畝

「落し文拾ひて渡る思川」 松尾ふみを

「落し文ふと裏径にそれし時」 高浜年尾

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (りえ)
2012-08-06 08:58:10
たまに見かけますね。
葉っぱがきれいにたたんである。
虫が中にいたんですね~~

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Unknown (バジリコ)
2012-08-06 09:25:33
お元気になられてブログを再開されてうれしいです。
でもけっして無理をされずに、この夏は少しのんびりとお過ごしくださいね^^

落し文。なんとも味わいのある名前ですね。
虫そのものはあんまり可愛くないですが^^;
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Unknown (「せ」)
2012-08-06 09:58:45
よくめっけ
ましたねー (。・_・。)ノ♪
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Unknown (otome)
2012-08-06 17:52:47
綺麗にたたんでますね~
まるまったのは見ることがあるけど1枚目のようなのは
見たことが無いです。
見つけたら嬉しい落とし文ですね~
見てみたいです。
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Unknown (和 さん)
2012-08-06 20:08:18
多分見たことがあるとおもいます。
さほど気に留めなかったのでおぼろげですが、
変わった葉があるなぐらいだったとおもいます。
落とし文だったのですね。こんど注意してみてみ
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りえさん・・・ (ぱふぱふ)
2012-08-07 08:31:12
葉っぱの茂る木々の下を歩くと・・・
この時期にはときどき見かけますね

そうそう~虫が中で眠ってるんですが
作っている最中はなかなか見かけられない
というか気がつかに事が多いね
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バジリコさん・・・ (ぱふぱふ)
2012-08-07 08:33:31
ありがとうございます
まだ本調子ではないのでマイペースです

虫はそうですね・・かわいいっていうものでもなくて
しかしの子孫を残す方法がユニークで~
しかも名前がなんとも素敵な名前が付けられたので
つい見つけると宝もの見つけたような気分になります
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「せ」さん・・・ (ぱふぱふ)
2012-08-07 08:34:44
大きな葉っぱの茂る木の側に行くといますよ
くるくる丸まってる葉っぱがあれば・・先ずいますね
そしてよく見るとオトシブミが落ちてます
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otomeさん・・・ (ぱふぱふ)
2012-08-07 08:37:39
いろいろ種類がいて・・
この種類はじっくりと時間かけて丸めてゆきますね
見てるとすごい技術ですよ・・(笑)
同じような仲間で葉っぱをただ丸めるだけのもいますが
綺麗に折りたたむ姿は・・素晴らしいです

葉の柔らかくて広いタイプの木の下を注意深く見てると
結構落ちてます・・otomeさんの行かれるところにも
きっと落ちてるはずですし・まだ木の葉が
ついてる状態なども見られるはずです
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和さん・・・ (ぱふぱふ)
2012-08-07 08:39:19
山に登られる方やハイキングする方は
大抵気がついてると思いますね
そうですね・・見かけ上はあまり木にとめるものでもないから
見過してしまいますね
でも少し注意すると面白い生きざまが観察できます
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