麦秋(ばくしゅう)
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今年の夏も
「美味(うま)いビールがのめそうだ」
そう言って
あなたは わたしの手を取った
ロマンティックは 望み薄だけど
金色の麦のしっぽで
愛が揺れている
・・・・
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一面黄金色の麦の刈り入れ時
穀物の多くは秋に熟しますが
麦だけは初夏が刈り入れ時
6月の太陽の中
野山も田畑も青々とした中
麦畑は金色の穂波を揺らせています
麦にとって収穫の秋ということから
「麦秋」「麦の秋」という美しい言葉が生まれ
俳句の歳時記の夏の季語になっています
ちょうどこの時期
麦熟星(牛飼座の一等星)も輝きだします
麦は梅雨に濡れると発芽してしまうので
梅雨前にいっせいに刈り入れます
麦車で運び、麦こき、麦打ちなどするのが
日本の農村の原風景でしたが
最近めっきり少なくなってますね
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