行きつ戻りつ 揺れる心
ふらここのように
春と一緒に訪れた
恋の予感の風が吹く
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恋の気分が揺曳する古代中国の行事
「ふらここ」とは「ぶらんこ」のこと、「鞦韆(しゅうせん)」ともいい
ふるくは「ゆさわり(由佐波利)」と呼ばれていました。
春秋時代の列国のひとつだった「斉(さい)・いまの中国の山東省」の覇者
桓公(かんこう)が、北方蛮族の遊具だった「鞦韆」を取り入れ、
春節(旧暦の元日)に晴れ着を着た男女が乗って漕ぐ行事にしたもの。
唐代には後宮の女性たちが華やかな衣装を翻して戯れたといいます。
美しく着飾った女性が「ふらここ」で揺れる姿に
恋に落ちた男性も居たのでしょう。
中国古代の行事でも「ふらここ」は
恋の気分がたなびいているような春の言葉になっています。
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