塩梅(あんばい)
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ことしも梅酒作りをしました
きみはときどきお腹を壊す
そんなとき
前の年の梅酒にした梅を
一個あげると
おいしそうに食べ
不思議とお腹の調子もよくなる
おばあちゃんに教わった秘伝?
だからいつも梅酒作りには
きみは真剣に取り組む
そうよね
きみの大事な助っ人だから
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微妙で繊細な気遣い
塩梅(あんばい)
昔は
調味料といえば
梅と梅酢でした
だから塩梅(あんばい)とは
もともとは
味加減をさす言葉です
「塩梅する」といえば
料理の味加減を整えるということでした
もうひとつ
よく似た言葉に
「按配(あんばい)」があります
物事をうまく処理するという意味です
これらの言葉が一緒になって
物事のぐあいを表す言葉になったそうです
すでに、中世の頃から
世の中は混沌としていて
中国でも同様の例があるそうです
塩と塩酢だけで、味を付けるのですから
ほんのわずかな加減で左右されてしまいます
「程よく」ということほど、難しいものはないですね
塩梅とは
そんな、微妙な気遣いまで含まれた言葉なのです
味見のことなんですが名古屋弁なのかと思ってました
これは共通語なのかしら???
特に料理される方はみな知ってた言葉ですが
最近は・・化学調味料を使う傾向が強くて・・・
やがて・・死語になる可能性のある言葉ですね(笑)
お母様は料理がお上手だったと・・・
それだけでもわかる気がします(笑)