その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

塩梅(あんばい)

2007年06月16日 | Weblog

塩梅(あんばい)

***

ことしも梅酒作りをしました

きみはときどきお腹を壊す

そんなとき 

前の年の梅酒にした梅を

一個あげると

おいしそうに食べ

不思議とお腹の調子もよくなる

おばあちゃんに教わった秘伝?

だからいつも梅酒作りには

きみは真剣に取り組む

そうよね 

きみの大事な助っ人だから

***

 

微妙で繊細な気遣い

塩梅(あんばい)

昔は

調味料といえば

梅と梅酢でした

だから塩梅(あんばい)とは

もともとは

味加減をさす言葉です

「塩梅する」といえば

料理の味加減を整えるということでした

もうひとつ

よく似た言葉に

「按配(あんばい)」があります

物事をうまく処理するという意味です

これらの言葉が一緒になって

物事のぐあいを表す言葉になったそうです

すでに、中世の頃から

世の中は混沌としていて

中国でも同様の例があるそうです

塩と塩酢だけで、味を付けるのですから

ほんのわずかな加減で左右されてしまいます

「程よく」ということほど、難しいものはないですね

塩梅とは

そんな、微妙な気遣いまで含まれた言葉なのです

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
塩梅 (ねこ)
2007-06-17 00:40:58
昔、母がお料理して「ちょっと塩梅味して」といってました
味見のことなんですが名古屋弁なのかと思ってました
これは共通語なのかしら???
返信する
ねこさん・・ (ぱふぱふ)
2007-06-18 08:03:16
塩梅は・・昭和以前の人はよく使った言葉です
特に料理される方はみな知ってた言葉ですが
最近は・・化学調味料を使う傾向が強くて・・・
やがて・・死語になる可能性のある言葉ですね(笑)

お母様は料理がお上手だったと・・・
それだけでもわかる気がします(笑)
返信する

コメントを投稿