その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

逢瀬(おうせ)

2007年08月21日 | Weblog

逢瀬(おうせ)

***

夜風を受けて

船の灯りが

沖へ 沖へと

滑ってゆく

ねぇえ~

ありふれた幸福が

ふたりには

なぜ こんなに遠いのかなあ

見上げる空には

下弦の月

半分だけの 光が哀しい

・・・

***

愛し合う男女が逢うこと

逢瀬(おうせ)

愛し合った男女が逢う場合に

逢瀬(おうせ)という言葉を使います

ただし

何の翳り(かげり)もなく

いつでも会えるハッピーな二人の場合は

あまりこの言葉は使いません

七夕の牽牛と織姫のように

一年にたった一回しか逢えないとか

あるいは人目をはばかる恋人同士

日ごろ思うように逢えなくて

思いが募り募って・・・

という背景があるほうが

この言葉はよく似合います

忍ぶ仲で 密かに会うということで

逢瀬の意味合いがより深くなります

逢瀬の後には またドラマが続きます

逢えばなおさら別れがつらい

人目逢えたあの日が忘れられない

逢ってますます思いが募る

面影が目に浮かぶ・・・・

だからこそ

恋人の逢瀬は

小説でも舞台でも映画でも美しく 

見る人の心を震わせるのでしょうね

 

 

 

 


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