その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

悉皆屋(しっかいや)

2008年04月05日 | Weblog

 

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悉皆屋(しっかいや)

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この名前を聞いてご存知の方いらっしゃいますか?

聞いたことがない職業スタートです

 

「悉皆屋(しっかいや)」とは

注文主の意向を受けて

織物の染め色を決めるところから

職人を選び、完成まで

その名のとおり

着物のすべてを取り仕切る

いわば着物ディレクターのことです

もとは江戸時代

大坂で呉服屋や家々を回って

染め直し、洗い張りなどを請け負い

京都の専門店に送ることを

生業(なりわい)とした人でした

今でも 着物の手入れなどを

引き受ける業者を指すことがあります

当時からいわゆる

着物の便利屋という

ニュアンスもあったようです

こんなスケールのおきな名前がつくのは

古くから日本人と共にある

着物ならではかもしれません

(転載・「知っているようで知らない日本の職業」ことば探偵団)


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2 コメント

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悉皆屋 (MONA)
2008-04-06 23:51:49
初めて聞きました!
悉皆屋とあっても、もう二度と「しっかいや」と読めないかも
そうそう・・・
昔は、布地を大切にしたんですものね。
着物も何度も縫い直し、次の世代の人がいただいたり・・・
ものを大切にしていたんですね。
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MONAさん・・ (ぱふぱふ)
2008-04-07 02:31:27
たまたま調べものをしていて・・偶然見つけた
面白い本の中に知らない職業が数種類あったので
それを・・臨時で知ったかぶりして~~(笑)
アップしました・・ほんのつなぎですから・・
すぐ終わりますが・・・

でも面白いものが職業として成り立っていたんですね
人間衣食住にまつわるものが有れば
仕事が出来たわけですね・・・
最初に考え付いた人のアイディアでしょうね

特に・・着物と言うか布地は貴重品な分けですから~
今の時代からはおよそ考えられないほど・・
もう少し物を大切にしたい気もしますね
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