桐の糸
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あなたは目覚しい吸収力で大きくなってゆく
うっかり口走ったことまで~
覚えなくてもよいことまで覚えて
ある日突然
それも重大な事件になりそうなときに口走る
あなたの吸収力には脱帽である
もしかしたら
あなたの頭の毛を刈るから?
桐の木のように・・・
***
桐の糸
琴の胴体は
ほとんどが桐でできている
このことから琴のことを桐
弦を桐の糸と呼ぶようになり
やがて
桐の糸が
琴そのものをさすようになりました
桐は、切れば切るほど成長するために
「キリ」と名づけられました
成長が早いことから
昔は
女の子が生まれると
桐の木を植えたそうです
ちょうどお嫁に行く頃
箪笥を作ることが出来るほど
大きくなっているからだそうです
そしてその箪笥を持ってお嫁に行ったのですね
花は藤色で
まっすぐ空に向かって咲きます
切られても切られても
それをばねにするかのように
大きく成長する桐の木
その花は
誇らしげに胸を張ります
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