遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

キロロの講習会

2009年02月22日 | 山歩き~
 科学啓蒙雑誌とでもいうべきか「ニュートン」の最新号には雪と氷の特集が掲載されている。そして、そこには雪のさまざまな結晶の姿が載っているが、広幅六花をはじめとしてどれもこれもすべて美しい。
 広幅六花といえば雪崩をおこす弱層を形成する雪としても知られているが、これほどまでに美しいものはないだろう。それこそ、美しいものは、はかない・・・と言うべきなのか。

 キロロスキー場の雪の層も、今年の暖気の影響がくっきりと現われていて、しもざらめの層なのかそれとも氷板なのだろうかとても硬い層が何層かあった。斜度のあるところならこの上の層が雪崩れる恐れが充分にあるということなのか。

 今回の講習会ではなんといっても実地訓練は回を重ねて始めてわかることがある、というのが結論かもしれない。ゾンデを扱うにしても手袋が滑りやすければ手間取ってしまうし、ましてやゾンデを刺してもおそらく身体に突き刺さっているかもしれないし・・・多分。
 
 ビーコンで捜索するのはそれほど困難なことではないとしても、実はそこから先が大変なのだということだと思う。いや、人が1m以上埋まっているときは捜索も容易なことではないと思うし、見つけてから掘り出すことはそれ以上に困難を伴うということだ。生還させるということはけっして容易いことではないのだ。
 

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