遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

ピアノの行く先

2009年02月20日 | つれづれなるままに・・・
 明日はキロロスキー場で雪崩講習会の本番。寒いところだから防寒対策をしっかりとしていかなくては。
 ザックのなかには必要な装備をすでに用意しているので、あとはウェア関係のみ。
 そして、もう少し理論もおさらいしておかねばと思う。

もう10年前ほど、阿部さんの雪崩事故防止研究会での雪崩講習は手稲山でおこなったのだけど、そのときの気温は氷点下15度だった。さすがに寒かった。なにしろ、動かないということは寒いことだ。


 ところで、うちにあった奥さんのピアノ。とても古くて売っても値段がつかないという代物だったので、あるところに引き取ってもらった。
 最近、そこからハガキがきた。それには、きちんと直して第二の人生を歩んでいるという。その新しい人生はなんとイタリアなのだという。
 ぼくたちも一度はイタリアには行ってみたいと思っていた国である。八百年ほど前にぼくたちもそこで生を享け暮らしていたという確信めいたものがあって、そのときの指導者とも今世すでに会っている。

 ともあれ、本人たちよりも、ピアノの方が先に故郷のひとつに行ってしまった、という因縁がおもしろい。
 ただ、本人たちはその国に行ける、という見込みは今のところまったくないのである。
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