マタチッチについて書こう。
とはいえ、僕もよく知らないのだ。
ウィーン少年合唱団に入団して以降、ウィーンで音楽教育を受けたようでオーケストラの指揮者としての活動も、オーストリア、ドイツ周辺から開始したようだ。
オペラ指揮者としてワーグナーが得意であったようで、いくつか録音も残されている。かの巨大な約15時間~4日間にわたる「ニーベルングの指環」も指揮しているようで(1961年だったと記憶している)、しかし、残念なことに、その録音が正規なかたちで残っていない。その録音は、密かに存在しているようなのだが、わからない。
ベルリンフィルやウィーンフィルとも演奏回数はそれなりにあるはずだし、ベルリンフィルからはその功績を讃えられて、ハンス・フォン・ビューロー・メダルを貰っているのだから、かなり指揮をしているはずである。それらの演奏もまったく録音されてないはずはないのだが・・・。
マタチッチは、指揮を始める前に必ず神に祈りを捧げる敬虔な人だったということだから、世俗的な成功は欲しなかったと僕は思う。
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