最近、周囲の方の暖かな想い、その心遣いを感じるときがあった。何気ない一つひとつの言葉、まなざしがとても暖かく、深く僕の心に染み入るような・・・そのような感覚。
それにしても、この年齢になってもまだまだ自分の到達点は低く、山の頂は遠い。風にのって様々に問いかけてくるのに、応えることもままならぬ。
未熟なる存在・・・。
さて、敬愛する指揮者 ロブロ・フォン・マタチッチのブルックナー 交響曲第7番 チェコフィルハーモニーのレコードがヨーロッパから届いた。
レーベルの色は赤色。1967年製。市場に出ているレコードはほとんどが、レーベルは青色である。日本でも希少価値といえると思う。
初盤ともいえるこのレコードは埃にはまみれていたが傷もなく、きっと前の所有者が大切に扱っていたのだろう。
その音は、特に「いぶし銀」とも呼ばれる弦楽器が美しく、柔らかく暖かく慈しみに溢れた音色とでも言おうか・・・。
「青色」のレコードも何枚か持ってはいるが、比べてもはるかに美しい音なのだ。
心豊かな、愛が満ち溢れた指揮者でなければ、このような演奏はできないのではないか・・・。
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