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いま、そのとき、かんがえつつあること。

韓国の本あれこれ・2

2006-08-05 | ほん
ひさびさに検索。

チェクセサン(本の世界)という出版社からは、◆チェ・ジョンギ『監禁の政治』チェクセサン文庫。お、これは『非転向長期囚』チェクセサン文庫をかいたひとですね。フーコーの問題意識をくんだ本と おもえばよいのでわ。◆イ・ファジン『朝鮮映画-こえの導入から親日映画まで』チェクセサン文庫。おもしろそー。◆『解放前後史の再認識1・2』。「ハングル運動と近代メディア」だけ よみたーい。ハングル運動については、あるていど文献をあつめてあるけど、この近代メディアってのが なんなのかに興味あり。◆コ・ブウンほか『エドワード・サイード再読-オリエンタリズムをこえて和解と共存へ』。コ・ブウンって だれだっけと おもったら、『脱植民主義-理論と争点』の共著者ですね。この本、どこにしまったかしら? ◆クォン・スヨン『だれのための宗教か?-宗教と心理学のであい』チェクセサン文庫。この文庫シリーズ、宗教についても がんばってるやね。『脱植民時代のわれらが宗教学』とか。

うえの本を検索したついでに、「脱植民」で ひっかかったもの。◆『脱植民の易学』。ふむ。文学と(脱)植民地主義についての本ね。ごめん。なんで易学なんか わからん。もくじをみると「漢字認識と近代語のナショナリティ」だけは よみたいかな。想定の範囲内の内容だろうけどね。◆キム・ヒョンジョン『韓国現代文学のふるさと言説と脱植民性』。ふうむ。なんか、韓国のポスト植民地主義ってのは文学関連がおおいね。英語圏でも そうかもしらんが。

図書出版サミンは、いかがかしら? ◆シン・ヒョンギ『かたられた歴史-南北朝鮮[南北韓]民族がたりが さらけだした歴史像の批判』。これは『民族がたりをこえて』の著者ですね。

わが愛する『当代批評』は…。あああああああ…。『当代批評』2005新年特別号から休刊中…。なきたい。

リンク:○ウ・ソックン「さくのをやめた「花」、「当代批評」のかなしみ」。○チョ・ソンイル「〈当代批評〉、廃刊ではなく休刊です!」。再出発に期待したいが…。

障害については、◆チェ・ムヒョン『韓国のアファーマティブ・アクション政策研究-障害者雇用政策を中心に』。アファーマティブ・アクションというのは、「積極的差別是正措置」のこと。◆チェ・ソンス『映画のなかの障害者のはなし』。どうだろ?◆キム・ヒョジン『きょうもわたしは、そとにでる』。副題が「わたしたちが ちがってもなく、おなじでもない理由、キム・ヒョジンの正直な障害女性のはなし」。著者は、韓国の障害女性のなかでもリーダー的存在。って、「リーダー」とかいうと、家父長的か(笑)。これはいいね。映画評もある。

※韓国では、「女性障害者[女性障碍人]」ではなく「障害女性[障碍女性]」というのです。当人たちが自分でね。こないだ「障害女性」とそのまま訳したんだけど、訂正されずにちゃんと掲載されたかしらん(『ノーマライゼーション』6月号「映画化された『マラソン』」)。まだ現物みてないの。

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