湯めぐり四方山話

湯めぐりは 人・風物との出会い

野沢菜の里 (長野県 野沢温泉)

2011-07-22 | 食べられる山野草・野菜・果物
長野県の野沢温泉に行った時、
地元の女性たちが湯釜に集まっている。
何かを湯がいていいるようで、湯がき加減を覗き込んで見ている。

順調に湯がけているのが確認できたのか?
今度は井戸端会議ならぬ、「湯釜端会議」に夢中の女性たち。
にぎやかな笑い声が溢れる。

湯がきあがるまでのこの時間は、とても楽しい交流の場みたい。

帰りがけの女性の一人に、竹籠の中を見せてもらうと、
中に、色鮮やかな「野沢菜」が入っていた。

すぐに食べれる状態に湯がけているらしい。

彼女らは、食事時になると
野菜や卵など、なんでもここで湯がいて調理するようだ。
温泉成分が一緒に入り美味しく仕上がるという。
ここは、野沢温泉の「街の台所であり、社交場」なのだ。

野沢温泉街を歩くと、ちょっとした畑に野沢菜が植えてある。


急な坂道の多い温泉街で、写真のような急こう配の道がいたるところにある。

また、水の豊富な土地で、街の中をごうごうと水が流れている。

春先なので雪解け水が出ているのか?
それとも日ごろからこれほど流れているのか?
よく わからないが・・
水の流れる音が いたるところで聞こえる街だ。

ふとみると「蕗の薹(ふきのとう)」道端にあった。
中国地方や近畿地方では、3月の末に見ることのある蕗の薹だが・・
ここ、中部地方の長野県の野沢温泉では、4月末にも見られる。
それだけ、気温が低いのだろう・・


ほかにも、こんな白いかわいい花が道端の斜面に咲いている。



名前はなんだったっけ?一度 調べたことがあるが・・
また忘れた・・

水・坂道・大きな湯釜・
無料の外湯温泉が13ケ所、そして かわいい花たち・・
魅力ある湯街・・野沢温泉・・
また、是非行きたい・・


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わさび菜 食べたよ~

2011-07-21 | 食べられる山野草・野菜・果物
道の駅あおき・・長野県上田市青木村にある道の駅・・
ここは、「こまゆみ岳」とうい特徴のある山が見える道の駅で・・


道の駅あおきは、
あおき村で採れる朝とり農作物や、
近辺の山里で採れる季節の山野草が豊富にそろっている。

うど、たらの芽、わさび菜、ほか が並んでいる。

今回は「わさび菜」と「うど」を買って調理してみた。

「わさび菜」は、さっと湯がいて、おひたしにした。
生サラダでも、いただける。ピリっと辛い触感がおいしい!!
おひたしにするときは、サット湯がくのがコツ・・
湯がき過ぎると、「わさび菜」独特のピりっ感がなくなるので要注意。


「うど」はサラダにして食べた。サクサクとした食感、
新鮮でちょっと苦味があるのが春を感じ、たまらない美味しさ。

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山蕗を食べたよ

2011-07-21 | 食べられる山野草・野菜・果物
熊本県「道の駅小国」まで田舎道を通過したときだ。
道端に大層、立派な「山蕗」が群生しているのを発見。

岡山県の津黒高原荘から三朝に抜ける道に生えている山蕗よりも
これは、粒がそろっている。みごとな山蕗群生地・・

通り過ぎながらも、かなり気になったが、周りに民家があり
いくら道の端に群生している蕗でも
気楽に車から降りて、勝手に採るわけにはいかない。

幸い、目的地の「道の駅小国」(ゆうステーション)に着いたら
山蕗を売っている店があった。
うれしい~ このあたりは蕗が多いのだ。

上の写真は、面白い形の建物「道の駅小国 ゆうステーション」

写真のような量で1束100円。2束入っているのを200円で買った。

まずは、皮をむいて、下こしらえ・・


最初に皮をむいた蕗を切って、たっぷりの湯で湯がく。
そのあと、湯がき汁は捨てて、蕗だけを取り出して
油でいため、出汁や砂糖、しょうゆ、調理酒などで煮る。
幸い、鶏肉があったので一緒に煮た。
これで、夕食の食材が一品できた。ヤッター!!


「道の駅小国」は、歩いて2分~5分の距離にスーパーが二つもある。
ほかの食材は、スーパーで買って、今夜は「蕗の煮物」も一緒に食べる。

旅に出て、うれしいのは、その土地、その土地の旬の食材が食べれる時かな?
海の温泉地に行くと、とれとれ海産物市場があるし・・
山の温泉地に行くと、旬の山野草が売ってある道の駅があって うれしい!!



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食べられる季節の山野草

2011-07-21 | 食べられる山野草・野菜・果物
島根県の出雲湯村温泉は奥出雲と言われ、
ここには秘密にしておきたいほどの名湯がある。
川の周りに集落があり、うっとりする田舎の景色だ。





景色のいい山村で、川を挟んで両側に2つの外湯施設がある。
写真は、外湯の一つ「湯乃上館」の建物だ。
川にせり出した木造の建物で、湯の中から見る川の景色の素晴らしさ。
向かい側の山の季節ごとの変化の美しさに、いつも溜息がでる。


2つの外湯を表示する立看板(橋のたもとに立つ)

温泉地を湯めぐりしていると、湯の中で
「食べられる山野草」の話になることがある。

島根県の出雲湯村温泉で出会った女性は、
季節の山野草(わらび、ぜんまい、つくし、蕗のとう、蕗 筍、ウド、など)を
調理することを楽しみにしていた。
その女性から、わらび、ぜんまい などのあくのぬき方などを
入浴中に、伝授してもらったことがある。

彼女は足腰丈夫で健康そのもので、60代の女性だった。
午前中は、夫は打ちっぱなしゴルフ、彼女は山野草採りに山登り
その後、この清嵐荘で落合い、この湯で汗を流して帰る日課らしい。
山を自在に歩き回り、山野草をゲットしているこの女性・・
たくましいかぎりで、足腰は丈夫・・すごい。
そうそう この人 からしマヨネーズの常用者で
山野草を湯がいて食べるのに、からしマヨネーズはぴったりとか・・


出雲湯村温泉の近くに「鬼の舌震い(したぶるい)」という渓谷がある。
「大蛇伝説のある有名な渓谷」で、ここも続きに訪れるといい。

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とよみずの湯 (泗水)

2011-07-15 | 熊本の温泉
「とよみずの湯」は 熊本県菊池市泗水町豊水3575にある。
「道の駅 泗水(しすい)」の駐車場から見える入浴施設。

「とよみずの湯」のシンボル時計台があるためにわかりやすい。
建物全体は下のような平屋で、まだ新しい。

入り口玄関の周りの風景。

中に入ると 受付があり

営業時間が書いてある。

入浴券を買う 券売機


昼間の時間に、今夜入る「とよみずの湯」を見学?下見に行ったところ・・
館内はほとんど?全く?入浴客はいなくて、
受付の女性に
「今 ちょうど入浴客が少ない時間なので、見学して行ってください」
と ありがたい言葉をいただいた。
「え~!!いいの?」
お言葉に甘えて、見学させてもらった。

最初に 13室ある「家族湯」の見学







びっくりするほど、どの部屋も新しく 様々な浴槽がある。

家族湯が並ぶ 廊下は総木造で、木の香りも新しい。

ふと中庭をみると

緑も心地よい・・

続いて、ふつう湯(大浴場)の見学もさせていただいた。
内湯は・・

露天にある木の浴槽

もう一つのジャグジー風呂(露天)


脱衣所にある成分表


あまりの 美しい入浴施設に感動して、
夜の入浴を楽しみに 道の駅泗水の駐車場に戻り しばし休憩!!

さて、夕方の入浴タイムになり 再び「とよみずの湯」に行くと
??????え~!! 駐車場に車が溢れている!!
何か 嫌な予感!!
当たり!!
あの昼間の ほとんど人がいなかった同じ施設と思えないほど
人 人 人 大人 子ども、赤ん坊 で溢れているではないか!!

ふつう湯(大浴場)に入ったんだが・・
湯に入っているのか?人を見に行ったのか?
分からないくらい人 人 人・・
お湯の泉質は、かけ流しですごくいいのだが・・
騒々しいほど 入浴客が多く・・
びっくりした・・
明日が土曜日で、その前の金曜日の夜だから 子ども連れも多く
あ~あ この湯は、平日の真昼間に 行くのがベストと学んだ湯だった。

・・・・・とよみずの湯・温泉データー・・・・・・・・・・・・・・・・・
★入浴料
一般浴室
        大人 ¥300
        小学生 ¥120
        幼児(3歳以上) ¥60
       
家族風呂
 大岩の湯      (4室) ¥1,200 (50分)
 ジャグジーと桧の湯 (2室) ¥1,500 (50分)
 桧風呂畳敷きと麦飯石の湯(3室)¥1,500 (50分)
 福祉の湯      (1室) ¥1,200 (60分)
 福祉の湯 (リフト付き1室) ¥1,500 (60分)


★営業時間
   一般浴: 午前9時~午前0時迄受付
   家族湯: 午前9時~午前2時迄受付
  
      ※年中無休

★泉温・湧出量 47.9℃ ・ 362L/分
★泉質 ナトリウム-炭酸水素塩泉(低張性 中性 高温泉)
★温泉固有の適応症
    ● 浴用 : きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛
    ● 飲用 : 慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病

★効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、
うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、
疲労回復、健康増進

※とよみずの湯は純粋な天然温泉で、一切循環&湯焚きはしておりません。
  シャワーのお湯も温泉水を使用しています。
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泗水 道の駅 「養生市場」

2011-07-15 | 道の駅・SA・PA
「道の駅泗水」は 孔子公園に隣接し、
24時間いつでも利用できる駐車場や休憩所、トイレを設置している。

乳牛さんが、道の駅の看板になっているのは、酪農がある地域だから・・

この道の駅の一番の特徴は「養生市場」があること。
有機栽培による農作物をはじめ、泗水で採れた豊富な特産物を販売している。








ここの一番人気は、お弁当だ。
「九州・沖縄 地域での 駅弁(道の駅の弁当)部門で金賞」とか・・



そんなので、あっと言う間に どんどん売れていく 駅弁コーナー



午前中のうちになくなると 
午後からは、また入ってくるのが ここの駅弁の力の入れよう。
商工会議所も一緒になって、市内の食事処、お弁当、仕出し屋に広く声かけして、
「地産池消で安くて美味しいお弁当作り」を日夜目指している。

280円~500円未満で、味も内容も鮮度も量も満足できる駅弁といえる。

 
このように、
道の駅の「食が充実」しているし
観光面でも「孔子公園(中国公園)」がすぐ隣りにあり
何よりも、温泉(外来湯)がたくさんある泗水の街は、魅力一杯!!

それにしても
この道の駅は、商品は新鮮で品質もピカ一だけど・・
情報コーナーが充実してなくて・・
道の駅では「泗水の豊かな温泉」を宣伝する気が全くないのか??

一度、私が「ここの温泉を紹介したチラシか何かありませんか?」と聞くと
「え~!!そう言えば、この辺にチラシがあったような??」と
慌てて探し、出てきたチラシはヨレヨレ、黄ばんでいる有様・・・
なっなんと・・・
私にしたら非常に大事な「泗水の日帰り温泉」のチラシは
道の駅のレジコーナーの横に無造作に放り投げて?置いてある。
そして、いつの間にか、包装用のビニール袋の束の下や中にまみれて??
ヨレヨレ~になって、この黄ばんだ紙は、商品の包装紙の一種???状態。

そんな状態で、本当は 秘密にしときたい地域だけど・・・
これから 泗水の温泉を少しずつ紹介していきたい。
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泗水 孔子公園 (熊本県)

2011-07-15 | 歴史街・史料館・名所

熊本には「泗水【しすい】」という地名がある。

その由来は儒教の祖である孔子【こうし】生誕の地、中国の山東省泗水県に因【ちな】んでいるらしく、明治22年の町村制施行により新たに村名を制定する際、初代村長の西佐一郎【にし さいちろう】が孔子をいたく敬慕していたことからこの地を「泗水」としたと言われている。

熊本県菊池市泗水町にある「泗水 孔子公園」
道の駅「泗水」の横にある中国公園。

写真 中央の塔は【公園のシンボル・孔子像を納める祀聖亭】(六角亭)
中国泗水県にあった6億年前の石で刻んだという高さ3mもある孔子像を
この塔内に再現して、納めてある。

【祀聖亭】(六角亭)

孔子像

この泗水孔子公園は、この地に「泗水」という名が付けられ100年の歴史を刻んだことを記念して建設・整備され平成4年(1992)に完成したものだ。
公園の造りは中国宮廷建築様式が採用され、資材だけでなく技術者も中国から招聘したという本格的なもので異国情緒漂うチャイナチックな雰囲気を醸し出している。



美しい回廊

「三国志」物語や花鳥風月の山水画が彩る美しい回廊や中国曲阜【きょくふ】市にある孔廟【こうびょう】

回廊の天井部分の装飾












建造物周囲には、水路が配してあり鯉が放たれている。
芝生広場も広く、小さな子供を遊ばせるに適している。








施設内には、ほかに
(孔子の神霊を祭る中国最大の孔子廟)の大成殿で9月に挙行される孔子まつりに使用される衣装や楽器を展示する「展示館」 (下の写真の建物)

展示館の中には 実物大の楽士たち(古楽器を演奏する)のマネキンがいて
笙や筝の原型、楽太鼓などの中国伝来の古楽器もガラスケースの内部に
並んでいる。




毎年 秋には「孔子祭り」という行事があり、孔子公園内を
民族衣装(中国の古代の音楽士たちの衣装)をまとった市民が行進する。
下の画像3つは、その時の様子を撮影した市民の入選・特選写真だ。





中国古来の楽器の神秘的な音色や、鮮やかな衣装をまとった舞いは
中国芸術文化の最たるものという。


孔子公園内には、
古代中国の貴重な資料や孔子関連の書籍などを展示した「資料館」もある。
写真は「資料館」の入口周辺。

※資料館のみ有料 
      高校生以上200円、  小・中学生100円
開館時間        AM9:00~PM5:00

「資料館」は、現在、リニューアル中で、入れなかった。


公園内には、孔子の教えが至る所に立ててある。




親が子を想う気持ち



子もまた親の身を想わなくてならない・・


「数々の孔子の教えを街の精神的な支柱にしたい想い」が溢れる
泗水の孔子公園。

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湯の川温泉  「ひかわ(斐川)美人の湯」

2011-07-11 | 島根の温泉
島根県にある「湯の川温泉」は
古来から日本三美人の湯の一つと言われてきた。
道の駅「湯の川」の山側は、田園風景が広がるのどかな田舎景色。
その中に、外来湯やこじんまりした旅館などが点在する。

「四季荘」(斐川町社会福祉センター内にある温泉施設)
に入湯しようとしたら
営業をやめた看板表示が入口に出ていた。
「え~!!なんで?」ショックだった。
四季荘は何より泉質が抜群にいいし、
雰囲気のいい広い露天風呂もあるのに・・
「なんで急に?やめたのか??」
気になりながらも・・

「四季荘」から近いところにある「ひかわ美人の湯」に入湯した。
いりすの丘に建てられた入湯施設だ。

いりすの丘の施設外観

内湯の風景



露天全体の風景



林の中に露天があるので、
四季を通じて、自然の中の森林浴が楽しめる。
小鳥がさえずるゆったり湯に、はまってしまう。

露天にある源泉風呂


午前中の入湯なので、人が少なくゆっくりできた。
地元の人が二人、入って来られたので、
「四季荘」がなくなった話をしたら、
斐川町は出雲市に合併するので、今は四季荘の運営は「止められているが」
出雲市になれば、また再開するだろう~・・という
斐川町民の要望書「四季荘 再開」を市に出してあるという。

そうなれば、うれしい~
いりすの丘の湯「ひかわ美人の湯」も素晴らしいが
「四季荘」の湯も捨てがたい!!


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