湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

日本三美人の湯( 湯の川温泉) 「四季荘」 

2010-03-30 | 島根の温泉
宍道湖西岸より国道9号線庄原地内を
南にそれて、川沿いの道をさかのぼれば
「湯の川温泉」がある。
湯の川温泉は、和歌山の竜神温泉、群馬の川中温泉と並び
「日本三美人の湯」として知られる。

湯の川温泉「四季荘」は
島根県の簸川郡斐川町大字学頭1369の
斐川町社会福祉センター内にある温泉施設である。
広大な敷地に建つ「四季荘」は、斐川平野を一望する高台にあり
岩の露天風呂からは遠く北山山脈、一畑寺を望む。

「四季荘」に行くには
9号線沿いにある道の駅「湯の川」に接した横道を山のほうに向かって走り、
すぐに山陰鉄道の踏み切りがあるが、それを渡り
そのまま車で走ると3分以内に行ける場所にある。
最初に通過した踏み切り近くの左手には
「湖静荘」や「松園」などの温泉施設も見える。

私は「四季荘」に、これまで2回来たことがあるが、
今回のように夜来たのは、初めてだった。
以前よりも内湯も露天も改装されているようで
洗い場もすべてが広くなり清潔感が溢れていた。
秋や春には 露天風呂から山々の紅葉や新緑が楽しめるが・・
夜は、露天の向こう側は暗闇で何も見えない。

お風呂は閉館の1時間前なので、空いていた。
先客が一人おられた。
この人が若い女性で、ものすごく美人だった。
「これぞ!斐川美人そのもの?」
その方は、ほどなく湯から上がっていかれた。

露天風呂からの景色は昼間のほうががいいに決まっているが、
今は誰もいなくて、撮影にはもってこいのチャンスで
夜の露天風景をあれこれと写真に撮った。
撮影タイムも終わり、さあ、入浴タイム。
一人なので、ゆっくり入れた。
日本三美人の湯の一つ「湯の川温泉」だけあって
すべすべ、ぬるぬるの泉質は ご機嫌だ!! 
お昼の時間に利用できたら、景観もよくて
湯だけでなく、もっともっと満足したと思う。
春や秋の気候のいい、明るい時間帯に是非また利用したい。 

(泉質)   ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉
(入浴料)  大人400円    小人 200円 
        中学生・60才   300円 
(営業時間) 10:00~22:00 
                 ※受付21:30迄
(休館日)  無休  ※臨時休館あり 
(1泊2食) 9660円~   


今回、温泉博士無料手形に載ったのは
「湯の川温泉」では「四季荘」だったが、
これまでに「いりすの丘」や「湖静荘」なども載ったことがある。
それ以外にもこの地には温泉施設が、たくさんある。

私が4~5年前に初めて「温泉博士」に出会い
無料手形を活用して初めて入った湯が「湯の川温泉」「湖静荘」だった。
「美人の湯の誉れ高い湯の川温泉か~!!」
湖静荘の内湯の中で、佐賀県から来ていた湯美人に出あった。
彼女は温泉博士の雑誌が出た当初から利用しているという。
長いこと九州の地方温泉雑誌だったらしい温泉博士が、
4~5年前からは、西日本の温泉無料手形が付く西日本の温泉雑誌になり、
この1~2年は、無料手形も温泉記事もすべて全国区になった。
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かんぽの宿 紀伊田辺

2010-03-30 | 和歌山の温泉
和歌山県田辺市目良24-1にある
かんぽの宿 紀伊田辺
ここは、宿泊がメインの施設であるが・・
日帰り入浴もしている。

全客室と最上階の浴室から田辺湾が一望できる
オーシャンビューの宿だ。
お肌がつるつるすべすべになると評判の天神温泉は最上階にあり、
露天風呂、大浴場から眺める海原はまさに絶景。
ナトリウム・炭酸水素塩温泉の湯がたっぷり堪能できる。

私は日帰り入浴で利用した。
行ったときは昼の時間で、浴室は空いていた。
入浴客は私以外にあと一人。
この方は60~70代くらいの年齢で
顔の色艶のいい、ここの常連さんだった。
近くに住んでおられ、再々、ここの湯に入りに来るという。
若々しい肌で、活発な方で、
湯上りには浴槽の洗面器直しや、洗面所の洗い場を磨いたり
すっかり?きれいに浴室、脱衣室などを整えて上がられた。
今、つらつらと思い出すと、シャキシャキ話す人で
とても働き者の雰囲気があった。
湯から上がり際には「どうぞ ごゆっくり」と声まで掛けてくださった。
とっても気のつく方で、
あの時は全く気がつかなかったが・・・・・
まさか、いつぞやの九州の「せんらく温泉」のように
経営者のおくさんとか?ここで働いている人とか、そんなことはないか??

湯の中って、結構その人の本来の姿が出るものなのか?
きっと 私など「ボ~ッと」した様子でいつも入っていることだろう。

(泉質)    ナトリウム・炭酸水素塩温泉
(入浴料)   平日   大人 650円  小人 400円
       土日祝日  大人 700円  小人 400円
(営業時間)  10:00~20:00
(一泊2食)  11000円~(平日2名1室) 

一人湯の時間がたっぷりあったので浴槽を写真にとったが
当日やや曇りぎみの日で、あまり明るい画像にならなかった。
しかし浴槽から海や小島の景色が見える様子はわかると思う。
晴れていたら、太陽が輝き周囲の海の青さがくっきりとして
これ以上ないような最高のロケーションになると思える。
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御立岬温泉センター

2010-03-29 | 熊本の温泉
熊本県葦北郡芦北町田浦町124にある
御立岬温泉センター・・
田浦温泉

道の駅「たのうら」に泊った翌日に
立ち寄った温泉施設だ。
突き出た岬の先端部分にあり、晴れた日は
露天風呂や内湯からも青々とした不知火海が見える。

我々がここを訪れた日は小雨模様で
ちょっと惜しい気がした。
この小雨では、岬一帯の景勝のよさが十分に
味わえなかった。
しかし、内湯の透明な窓ガラスからも
不知火海が見え眺めがよい。

2人~3人の入浴者がいた。
そのうちの一人は、下の町から徒歩で40分間かけて
この温泉施設に入りに来るという。
えっ~!! 40分もこの曲がりくねった坂道を
岬を目指して登るように歩いてくるって??
車でも坂道の曲がりくねった道に、悲鳴をあげて来たのに・・
朝早くから十分にエンジンを暖めないまま車を走らせ
このカーブばかりの急な坂道には愛車も閉口した。

そんな道を歩いて往復して温泉に入る生活は
それは足腰の強化になるし、健康的な話だ。
とっても私には真似ができないよ・・
湯上りに、ひょいとリュックを背中に背負い
手早く帰り支度をして70代の女性は
さっさと立ち去って行かれた。
「すごい・・!!」
世の中 元気な人がいるもんだ。
彼女曰く「老化は足から来る」
確かに・・それはわかるんだが・・

御立岬温泉センター

(入浴料金)   大人 500円       小・中学生 300円
        
(泉質)          ナトリウム・カルシウム・塩化物泉
(源泉温度)        30度
(自家源泉湧出量)    170リットル/分

(営業時間)    10:00~20:30
(定休日)     第2・4水曜 (祝日の場合は翌日が休み)
(駐車場)     88台
(宿泊)       不可
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恵みの湯 「神の郷温泉」 (内湯)

2010-03-29 | 宮崎の温泉
宮崎県の小林市細野5273-19にある
恵みの湯「神の郷温泉」の内湯風景だ。
霧島連山のすそ野、杉木立に囲まれたのどかな環境に湧く温泉。
源泉から毎分1.5トンの湯を浴槽へ掛け流している。
湯は飲用ができ、主な効能は通風、肝臓病、糖尿病がある。

(泉質)    ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・炭酸水素塩泉
(源泉温度)     42~45度
(自家源泉湧出量)  1500リットル/分
 
(入浴料)   大人 500円   小人(3歳~小学生)300円
        一日利用 大人 700円  小人 400円
        貸しきり露天風呂付き内湯 4名まで一時間2000円

(営業時間)  7:00~22:00
        貸切露天風呂付き内湯は(10:00~21:00)

(定休日)   不定休
(駐車場)   100台
(宿泊)    2食付 9600円~

この施設の一般浴槽に入ったのは2月だった。
外には露天風呂が2つあり、内湯も大きい(写真)。
なかでも、内湯は大人気で、常に人が集まっており
吹き上げるように出る源泉を浴びながら人々がたむろしている。
コップが置いてある源泉湯口の近くは、飲泉ができるので、
特に人だかりが多い。

「源泉の湯口を囲む トドの群れ」状態で
内湯へのドアを開けると、すぐに
湯口周辺の大勢の人だかりが見えて
まず、驚く・・!!
「何??これ??」「この人だかり!!」
さいわいにも、一時間くらい入っていたうちに
入浴客が途切れた時間があって・・
大人気の内湯の撮影に成功したが・・
すごい湯気で・・
画像が、あまりはっきりしない。

建物の入り口(玄関)にも源泉汲み場があり、自由に
ペットボトルなどに好きなだけ源泉を汲んで帰れる。
ペットボトルに何本もお土産「神の郷の湯」が
汲み取れた。
味に、あまり癖がなくて比較的、飲みやすい湯だ。
前にこの温泉ブログで紹介したことのある
島根県大田市の池田ラジウム温泉の飲泉とは大違いだ。
あれは、確かに「飲むと・・これは一体大丈夫なの?」
と心配になるほどの色と味だったなあ~
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筑後川温泉 「花景色」

2010-03-25 | 福岡の温泉
筑後川温泉  花景色

福岡県うきは市浮羽町古川にある、虹の宿 名物温泉「花景色」
この建物を探して歩いた。
やっと着くと、大きなピンク色の4階建て鉄筋の
「虹の宿ホテル花景色」だった。
ロビーで「外来湯をしたい」と申し出ると、
外湯施設は、ここではなくて同じ系列の、この近くの別棟にあるという。
「??え~っ ここじゃないの??」 ここは宿泊専門の場所か・・

再び、近くを探して・・
ここまで歩いてくる途中に、藁葺きの建物があったが・・
もしかして、「あれ~??かな?」
やはり、そうだった。
それこそ、虹の宿「花景色」。
この平屋の建物は、新しくて、中は清々しかった。
新しく湧いた美人湯源泉が絶品で、
一時間に14tもの豊富な湯量を誇る 名物温泉だという。

ぬるぬるのやわらかい湯ざわりが美肌によくて
別名「美人湯」とも言われているらしい・・
浴槽に浸かると、乳白色で硫黄のほのかな匂いが漂い、
洗い場の湯もオール温泉だった。

私が入ったのは男女日替わり制の「大畳風呂 あやめの湯」だった。
畳が浴槽の周りに敷き詰めてあり、
その畳の上に、浴槽から源泉が溢れ出して流れている・・
あれ~もったいない!!
こんな贅沢な光景は、
5年前に行った「四万温泉の山口館」以来じゃないか!!
なんとも感動の風景!!
そして、写真のような 面白い形の浴槽に入ると
ややぬるめの湯の場所とやや熱め(それほどではないが)の
湯の場所が、同じ浴槽内に表示されていて、とても入りやすかった。

(泉質)   アルカリ・気泡硫黄温泉  ・・・ラドン・ラジウムを含む
(入浴料) 大人 600円  小学生 400円  ★宿泊・休憩の人はお風呂代は無料
          ※ 貸切風呂もあり  料金は 600円(普通入浴料)+700円~
(営業時間)  12:00~21:00
(1泊2食)   9800円~

最初の15分間は私一人で入っていたが、途中から3人が入ってこられた。
うち2人は、一緒の車で来ていて、この湯によく来る人達だった。
車で10分ほどのところから来ているという。
ここの湯は、泉質のよさと湯量の豊富さが天下一品で、とても好きらしい。

この方々は、半日くらい時間ができたら、
いろんな近場の温泉に日帰りで行くという。
そのうちの一人は、赤ら顔のとっても元気のいい女性で、
この地方の独特の方言で、私に一気にまくしたて 
それは朗らかに話をされた。
あまりの早口の方言に ??  
「今 何と言われました?」と
失礼も忘れて、聞きなおしてみたら
「210号線と286号線は、どっちにころんでも温泉だらけ」 
と言ったんだ!!
と 今度はゆっくりとはっきりと話をしてくだった。
その人は、温泉めぐりがライフワークになっていて、
勤め仕事にも行くが、
休日は家の畑や田んぼも自分でバリバリしている人だった。
「逞しい九州の女!!」
彼女の元気のよい方言を聞いていたら、私まで元気になった。

「方言っていいですね。」 勢いがあって!!
行った温泉地の風呂の中で方言の会話を聞くと・・・
いかにも「私は今 旅をして遠くまで来ているんだ~」と実感でき、
「その地方の独特の言い回しや機微が感じられて」
方言は、うれしいです。大好きです~方言!!
あらためて・・
「九州は、やはり 温泉がすごいなあ~その温泉に入る人が 元気でいいな~」 と思った。
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川辺温泉 「きさくの湯」

2010-03-20 | 和歌山の温泉
和歌山県日高川町大字平川字小田にある
川辺温泉「きさくの湯」に入ったのは、1月の上旬だった。
夕方この施設を探して、車で日高川沿いの道を走ったが、
結局、見落としてしまい 、
夜に泊まる予定にしていた道の駅「SANPIN中津」に着いた。
5時半前で、道の駅は、閉まる直前だった。
あわてて買い物をした。
おそろしく種類が多くて、目移りがしてしまう「みかん」の陳列台から
2~3種類の、みかんを買った。
いずれも1袋がものすごく安い(100円とか・・)
さすが「みかんの国 和歌山県」だ。

夕食を車の中で済ませて、
再び、今夜入る予定の「川辺温泉(きさくの湯)」を探しに行った。
辺りはすっかり暗くなっていた。
今度は、注意してゆっくりと川沿いの道を走らせた、
途中に温泉マークが赤く点滅している場所が浮かび上がった。
そこが、「きさくの湯」だった。
昼間探すより、夜の暗がりのほうが、
温泉マークのネオン点滅が見えて、わかりやすかった。

夜8時過ぎから一時間程度入る予定で浴室に入ると、
誰もいなくてラッキーだった。
石を敷き詰めたシンプルなデザインの内湯と
ドアを開けると、岩風呂の露天があった。
どちらも簡素なデザインだった。
今、幸いにも 誰もいない時間なので、
「今のうちに 浴槽を写真にとろう!!」と
窓や戸を開け放して、
浴槽に溜まりきった湯気を消そうとするが・・
川の近くだったので、窓を開けると、
日高川からの夜の冷気が、一気に浴槽の中に入り込み
「寒~い・・冷たい空気が流れ込むよ~」
気のせいか、いや 明らかに、浴槽内の湯気が、前より広がった様子。
いろいろに窓を開け閉めして、浴槽を撮影できる状況にしたいが
なかなか~写せる状況に、ならない!!
「え~い!!」と4~5枚 撮影したが、
苦労の甲斐なく、湯気だらけの風呂で、 ひどくぼんやりと写っている。
「だめだ~!!写真は~」きらめて、ゆっくり風呂に入ることにした。

こうして、
撮影に失敗した格闘の一人湯の時間は、すぐに終わり、
人が次々に入ってきて、
あっという間に洗い場は5人くらいになった。
その中で、最初に入ってきた人が、
開け放してある窓や、露天の入り口のドアに気がついたのか
「わざと開けておられますか?寒いのでしめてもいいですか?」と
内湯に一人浸かっている私に言われ、
やがて、次々に戸は、閉められた。 「助かった~」
やれやれ~さっさと、しめておいたらよかった。

湯上りに廊下の待合いすで、まだ上がってこない夫を待っていたら・・
さっきの浴槽で一緒だった「わざと、戸をあけておられますか?」の
はっきり物をいう女性と一緒になった。
あっさり、さっぱりした性格の
バリバリのスポーツ体型の女性で、20代の後半くらいかな?
ショートカットで、笑うと白い歯がさわやかな彼女は
ここから車で20分くらいにところに住んでいて、
1週間に1回くらいは「きさくの湯」に家族でくるという。
中学~高校時代は「ゴルフ」や「ハンドボール」をしていたが
今は、ごくごく・・おとなしくしているという。

いろいろ話していたら、彼女の両親らしき人が
湯から上がってこられ、彼女はさわやかな笑顔を残して去った。
しゃきしゃきスポーツウーマン、和歌山人でした。

(泉質)   アルカリ性単純泉
(入浴料)  大人  600円  小人 300円
(営業時間) 平日  11:00~21:00
       土日祝 10:00~21:00
(休館日)  毎週水曜日・・祝日の場合は営業
(1泊2食) 6450円~
(素泊まり) 4500円

結局 撮影に苦労した夜の浴槽写真は使い物にならず、
翌日の朝 再び この道を通過した時に
「きさくの湯」の建物外観写真が撮れたので紹介する。
 

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牛滝温泉 「いよやかの郷」

2010-03-18 | 大阪の温泉
だんじりで有名な大阪府の岸和田郊外の
自然豊かな牛滝川河畔にある大規模なアウトドア系リゾート施設。
1万2千坪の敷地に、本館せせらぎ館もある。
7千万年以上前という化石層から湧き出る
ヌルヌルの天然温泉は肌がしっとり、保湿効果が高いと評判だ。

(泉質)     ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉
(入浴料)  700円 ※入湯税別途(宿泊100円)・(日帰り50円)
(営業時間)   7:00~21:30 ※22:00閉館
(1泊2食)   9500円~
 コテージ4名  15750円 
 
正月明けの最初の3連休が終わった火曜日。
いよやかの郷の外の浴槽(半露天・屋根つき)で、
実に楽しそうに湯浴みする家族がいた。

母・娘・孫の3世代だ。
赤ん坊は1歳そこそこくらいなのに、
とても安心して湯に浸かり、うれしそうに歓声をあげている。
あんなに小さくても抵抗なく温泉に入るんだ!!

霧みたいな小雨が降ったりやんだりの肌寒い日だからか、
入浴客はわりあいに少なかった。
露天は特に少なく、入っているのはその家族と私の合計4人だけ。
ぬるめな露天風呂は、小さい子にも入りやすい温度なのだろう。
それにしても、なんとも、幸せそうな3世代3人の湯浴みシーンだ。

しばらくすると、娘と赤ん坊は、先に上がっていった。
あとに私と同年齢くらいの女性が一人残り、
さっきまで娘や孫と接していた時の笑顔とは、
またかわった、しかし、いい表情で、
ゆったりと 静かに湯を楽しんでいる。

湯に浸かっている姿が、とても板についていて
湯名人風なこの女性に、思い切って話しかけてみた。
彼女は大阪の泉大津から来ているという。
最近は親の介護をする日々だが、
東京から娘と初孫が帰省してきたので、
きょうだけは 、親を姉に見てもらって、思い切って、
日ごろの骨休みも兼ねて「いよやかの郷」に出かけてきたという。

悪天候ないので、ギリギリまで来るのを迷っていたが
「かえってこんな日は人が少なくて、温泉は空いているかも!!」と
考えなおして1歳になったばかりの孫も連れてきたという。
いつもは、お風呂だけ入りにくるのだが、
娘や孫も一緒のきょうは、10;30分~14:30分まで
昼の時間帯の冬の得々プラン「2980円でクエ鍋+温泉コース」を
今回、はじめて利用したという。
ふ~ん そんなコースがあるんだ。

いよやかの郷へは送迎バスが出ていて、
大阪のいくつかの場所から乗れるという。
今回、送迎バスを利用したのは、
めったに会えない娘や初孫との時間を ゆったり過ごしたかったのと、
日ごろの自身の介護疲れも、同時にとり去りたかったようだ。 
送迎バス付きの「いよやかの郷」か~サービスいいですね。

彼女は、目鼻がはっきりし眉が「きりっと」した
奈良・平安時代風な美人です。
若い時からの趣味は「川柳をつくること」だそうです。
川柳をやりはじめた頃、職場の人につけてもらった雅号を
今も使っているといいます。
今や川柳名人らしく、大阪近辺の新聞などに
彼女の作品はよく載るらしいです。
川柳なら 私も時折、温泉川柳は、つくりますが・・
川柳の道一筋の彼女とは、レベルがちがうかな?

彼女がお勧めの湯は、この「いよやかの郷」と
同じく牛滝温泉にある「ほの字の湯」だそうだ。
廃校になった小学校を地域で使える施設に改造していたら、
校舎の床の下から湯(温泉)が出たという。
そこは500円で入浴でき、駐車場は無料だという。
彼女は、これまでに200回近くそこへ行っていて
そこは、また静かで雰囲気がよく、
素朴でシンプルで なんとも落ち着くという。

この「いよやかの郷」も広くて設備が整っていていいが・・

ふ~ん 「ほの字の湯」ねえ~・・
また、この湯のことを、調べてみます。
誰か情報を~

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四季の里 「はなむら」  小田温泉

2010-03-16 | 熊本の温泉
熊本県阿蘇郡小国町満願寺小田の小田温泉。
その一つに四季の里「はなむら」があります。
自然豊かな小国の山里に、温かな湯が湧く心尽くしの宿です。
「はなむら」は宿泊はもちろん、うれしいことに日帰り入浴もあります。

ここを訪れたのは 11時半からのお昼をはさんだ時間帯でした。
この時間だと「風呂は空いているだろうな?」と思いました。
しかし、昼の日中なのに結構人が入ってまして、私を入れて6人でした。

お風呂は大露天風呂と洞窟風呂の2つがあり、内湯はないのですが・・
この2つの浴槽が大層に充実していまして、とっても情緒があるのです。
この日私が入ったほうの洞窟風呂は、洞窟を抜けると、
ミニ半露天風呂が現れるという超おもしろい、
ワクワクするような構造の風呂でした。

先客に若い女性二人が 
洞窟風呂の中一杯に響く声で「キャーキャー!」言いながら、
ワニ歩きして、最後に洞窟を抜けたミニ半露天にたどり着き、
ここで、これまた大歓声をあげて騒いでいるではありませんか!!
「若いなあ~二人とも20代の友達同士か!!姉妹かな?」
「若いっていいなあ~こんなお風呂一つでここまで盛り上がり、
大騒ぎができて、大喜びするなんて、
私には、とてもできない!!」と思いきや、
私も長い洞窟をワニ歩きして最後に青空の見える半露天に出たときは
「わ~っ!!何 この洞窟風呂はすごいや!!最高!」と叫んでおりました。
人のことは言えない。最後に出た半露天は緑の木々に囲まれ、見上げると
スカ~っと真上には 青空が広がっているんです・・
いいわ~このワクワク感!!
「自然の中にあるお風呂」の感じが、なんとも森林浴風でたまらない!!

大露天風呂のほうも 広いし、
岩の配置がなんともセンスがよくて ゆったりします。
これまた、周囲は木々が多く 森林浴をしながらの露天風呂風情です。
湯は41,5度くらいのややぬるめなので、
長時間 ゆっくり入り楽しめます。
アルカリ性単純泉なのでヌルヌル感スベスベ感も心地いいです。

途中で一度湯から上がり、脱衣所で話していたら、
70代の女性が
「1年に1回は、このお風呂に入りに来る事にしていてね、
毎年、それが ささやかな私の楽しみなの」と言われた。
この人は お風呂でお湯を手ですくっては、
その湯ざわりを楽しんでいた人でした。

また最初に書いた洞窟風呂でキャーキャーの若い二人、
姉妹か?友達か???? 職場の先輩、後輩か??
脱衣所の鏡を二人が交互に独占して?
今度は、お風呂上りのお化粧直しに余念がない・・
「お友達ですか?」と聞くと・・
な なんと・・これはびっくり「母娘」でした。
娘のほうはともかく、母親が若すぎるやろう!!
しかも母親は私とほとんど違わない年齢なのです。
でも、すべてが若い、髪型から化粧から スタイルから 
着ている服から、顔から・・こんな?ことあり??
娘と全く同じ年代のファッションをしてバッチリ似合ってます。
全くもって、びっくりの二人でした。
この親子は、昼食も「はなむら」でとり
プラスお風呂も楽しむコースのようです・・

宿泊もできるし、お風呂だけも利用できるし、
お昼とお風呂のセットもできる「はなむら」
ますます、気にいりました。

それに お風呂上りには、渡り廊下の横に「談話室」があり、
本があり、紅茶,緑茶、冷水なども置いてあり自由に飲めます。
中庭を見ながら、ゆっくりお風呂上りのお茶、休憩タイム・・
この談話室の装飾がまた凝ってます・・一つずつのカップも
壁に飾った絵も・・何もかも・・「心つくし」の湯宿「はなむら」です。

さらに玄関を入ったところにも湯待ち場所があり、
女将が、小田温泉の周りの山々から採ってきた木々の枝や
花や実をそこに生けておられました。
気さくに「お風呂はどうでしたか?」と声をかけてくださり
女将の気取らない自然体の姿に いたく感動し
心の中で合掌して、立ち去った「はなむら」の湯でした。

泉質・・・・・・・・弱アルカリ性単純泉
入浴料・・・・・・ 500円
営業時間・・・・・11:30~20:00
1泊2食・・・・・18000円~
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おがせ天然湯 「せんらく温泉」

2010-03-16 | 大分の温泉
大分県日田市小ケ瀬町にある「せんらく温泉」に行ってきました。
行くときは、小雨模様の夕方のうす暗い時間帯で、
場所を探すのが大変でした。
やっと見つけた建物は、すぐ下に 筑後川が流れている施設でした。
当日は、悪天候で寒くて、夕方5時半なのに、かなりうす暗かったです。
広々とした半露天の岩風呂からは、筑後川(三隈川)が見渡せます。
お天気がよくて、もう少し時間が早かったら
心の芯からくつろげて、いい場所にある施設だと思います。

肌寒い日だったが大きな岩風呂で、ポカポカと体が温まりました。
最初の30分くらいは一人でした。
途中からお一人入ってこられました。
このごく近くに住んでいて、毎日このお風呂に入る人でした。
いろいろ話しているうちに「なんと この方は」
せんらく温泉の経営者の奥さんで、
この温泉施設のすぐ近くで「らく膳」という
同系列のレストランを経営していると言います。

10年前に 脱サラして ご主人と二人で、
温泉施設とレストランを立ち上げたといいます。
すごいです!!この二人の年齢は私より少しばかり多いですが・・。
「あと少しで退職しようか?どうしようか?」の
年齢になっての脱サラだったようです。   
ふ~ん  とっても 私にはマネができません!!
この温泉施設の岩風呂もご主人が自分で設計し、
ほとんど自分で作ったとか・・
「えっ~!!」すごい話です・・
このやり手のご夫婦にびっくりしました。

実は 私は、ここは
「温泉博士2月号」の無料手形を
利用させてもらい入った温泉施設なのですが、
とても「タダでこの温泉に入っています」なんてことは 
今さら言えないし、
この人の素性?がハッキリわからなかった最初の会話の時から
「軽率に」「温泉博士って雑誌知ってる?」などとベラベラしゃべらなくて
本当に、よかったです・・
この ご夫婦のやる気とバイタリティーに敬服しました。
彼女との話のあとは、とても静かに感謝して入らせていただきました。
だって こんなに苦労されているのに「無料手形」で入っている私。

湯上がりに、湯待ち合い室があり、
そこには大画面の地デジ対応テレビと
「いろんな焼き物(小ケ瀬焼き)」が手に取って
自由に見れるように 棚にならべて 置いてあります。
この施設、温泉施設と 森のレストラン「らく膳」以外にも
「小ヶ瀬焼き教室」まであり いろんな体験ができます。
新しい事業を始めるには
「並々ならぬ創意工夫と研究心、やる気」が要ると思います。
やり手の 熟年ご夫婦に とても心打たれた
      「おがせ天然湯」「せんらく温泉」の湯でした。

(泉質) ナトリウム泉です。詳しくは炭酸水素塩・塩化物温泉。
(効能) 神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺に有効。
(料金) 露天風呂・・・ 550円 
     家族湯50分・・1680円と1800円の2種類あり
    ★家族湯だけは「完全掛け流しで、毎回入れ替え)
(営業時間)
    平日   11:00~深夜1:00
    土・祝日 10:00~深夜1:00(受付は夜0:00)
    日曜日 10:00~深夜0:00(23:00受付終了)    
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三朝温泉の「株湯」が新しくなる?

2010-03-15 | 鳥取の温泉
大変! 大変! 
三朝温泉の「株湯」(元湯)が新しくなる!!

今までの株湯(写真の右側の建物)は3月一杯までらしく
4月からは横の(写真、中央)隣の敷地に
新しい株湯を建築中の立て看板を発見したよ。

焦りました!!
だって 私にはこの株湯は今回の訪問で入り修めになるってことですね・・
三朝の元湯である株湯のことを、ものすごく気に入っていたので・・
どういう風な新しい「株湯」になるのか??
とっても気になります・・

というのは・・
これまでに 素晴らしい「元湯」が建替えやリニューアルで
建物や施設がきれいになった替わりに
・入浴料は高くなるは・・
・源泉だったのが循環になったり
の例を見ているので・・
どうか 三朝温泉の宝、象徴の湯は、
そうならないように祈ってます・・

今までの三朝の元湯(株湯)の
よさがそのまま残りますように・・


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種田山頭火は草津にも来た?

2010-03-15 | 群馬の温泉
草津温泉の雄大な湯畑の周りを囲んで
ここを訪れた著名人の名前が彫られた石柱があり
その中には、若山牧水、野口雨情や・・
       あれあれ 種田山頭火もある。

種田山頭火と言えば、
私が行った九州の日奈久温泉(熊本県)や湯平温泉(大分県)にも
山頭火の逗留の跡があった。
もともとは山口県の出身の俳人で、
九州では彼の名を、行く先々の温泉地で見たんだが・・
草津にも来ていたんだ!!
温泉好き、酒好き、名水好きの漂浪の俳人、種田山頭火か・・

また、野口雨情といえば・・
温泉津温泉(島根県)の港の端にも記念の碑があった。
温泉津温泉の元湯に近い宿に、しばし逗留したようだ。

これらは、いずれも古くから栄えた共同湯
(無料・または格安の入湯料で入れる)
しかもバリバリ本物温泉ばかりの温泉地だ・・

温泉地と詩人、俳人、作家などは昔から結びつきが強いのかな?

いい湯・名水のあるところに、文筆家は、しばし、ゆっくりと
腰を落ち着かせて、執筆活動をしたくなるということか・・
納得・・納得・・


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草津温泉の湯畑

2010-03-15 | 群馬の温泉
さっきの子猫の居た場所の前は、有名な「草津の湯畑」です・・
この湯畑の大きさには圧倒されます。
豊富な湯量を誇る草津温泉・・
熱々の湯の秘密は、町の中心地にある雄大な湯畑にあります。

近くに「白旗の湯」や「千代の湯」などの無料の外湯があります。
熱々の湯で、冬には、きっとたまらない温泉地ですよ。
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温泉地の猫 (草津温泉にて)

2010-03-15 | 温泉地の猫ちゃん
温泉地に行くと、よく出会うのは幸せそうな猫達です。
温泉地は「ポカポカの地熱」や「下水を流れる温かい温泉廃湯」が
地域全体にあるためか?実にポカポカ気分の幸せな表情の猫がいるのです。

写真の子猫は、草津温泉(群馬県)の湯畑の近くの
土産屋さんで飼われている猫なのです。
すぐ近くに一緒に親猫と、もう一匹子猫がいて
幸せにしていました・・
この屈託のない幸せな顔が忘れられなくて・・
昨年の10月の上旬に「草津温泉の湯畑周辺」で見た子猫です。

それにしても3月になったのに、気温や天候の変化が大きい近頃
全く毎日のように天気予報に注意しておかないと、
風邪をひきそうな日々です。
こんな時は温泉が一番ですね・・
熱めの外湯の宝庫・・草津温泉が懐かしい日々です・・

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