三徳川の「鴨たち」

三徳川で、鴨たちが観察できた。
画像は、川に流されないように踏ん張っている様子だ。
時折　雨が降っていた日で、
雨の晴れ間に、このような姿を見せ
水の上を泳いで川を移動している。
まだ、子どもの鴨なのか・・
好奇心が旺盛なようで、
三徳川を自在に、かなりの距離、泳いで上り下りしている。

ほかにも　こんな風に

草陰で、えさを探しているのか？
出たり、入ったりしている。
ここは、流れが緩やかなのか？
比較的　のんびりと泳いでいる。
三朝温泉の「鴨たち」には　
いつもいつも癒される私です。

ラジウム温泉に入り、
小動物がいっぱいいる三朝の河川敷での
休憩は最高！！
静かな時間・・安らぎの時間・・

田の原温泉の共同湯

写真は、田の原温泉の共同湯だ。
映画「男はつらいよ」の中では、
犬塚弘が演じる地元の温泉宿の親爺が、男湯のドアをあけて
大声で外に話している場面が映っていた。
３０年も前の映画なのに、この建物とあまりちがわないようなのは、
なぜ？？・・

今回は奴留湯温泉に長く入った後だったので
田の原温泉の共同湯には入らなかった。
共同湯の外観を撮影するだけにした。
しかし、後から考えたら、
九州まで簡単には、行けないので、
あの時　短い時間でも入湯すればよかったような・・・
本物ばかりの九州の湯なので、
田の原温泉共同湯にも
きっと　すごい発見があったように思う！！

俳優「犬塚弘」の残した言葉・・

　　　　　　　　　　旅人よ　
　　　　　　　　　　　　　行きずりの人であれ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほほえむがよい
　　　　　　　　　　　　　　　　見知らぬ人であれ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　話かけるがよい
　　　　　　　　　　　　　　　　　　人は皆　寂しい
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　のだから　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～犬塚　弘～

これは写真画像の詩の内容。
映画「男はつらいよ」が終わり、犬塚弘（俳優）が
ここを去るときに自筆で書いた詩だ。
これが、田の原温泉の道端のガラス掲示版にあった。
なかなか味のある字で、心惹かれた。
ガラス掲示版の中とはいえ、歳月の経つのを感じさせ
色あせた紙の風化？状態が、これまた　なんとも心に残った。

田の原温泉の素朴な湯に浸かり
この田舎の風に吹かれていたら　犬塚弘のこの詩の境地になるのかな・・

いい湯に入ると
人は妙に素直になる。
いい湯ほど、湯のことに以外に、ごちゃごちゃがなくて
まっすぐに湯だけで勝負！？
人の本来持っているやさしさや温もりが
湯の中で、呼び覚まされるのかもしれない。

次回、この地にもう一度　是非とも来て
「田の原温泉共同湯」に入ってみよう～！！
犬塚弘の境地に私もなれるかも・・・

「田の原温泉」 （男はつらいよ）２１作目の舞台

渥美清が主演の「男はつらいよ」
シリーズ２１作目の舞台になった「九州の大分県　田の原温泉」
昨年、長湯温泉や黒川温泉に行く途中、気になり立ち寄ってみた。

行ってみたら、周りは田んぼばかりで、
田んぼの中に小さい川が流れていた。
よく注意してみたら、川沿いに小さい集落がある。
集落には、一つ共同湯と数軒の温泉旅館があるだけで
あとは普通の民家ばかりだ。
お天気がいい日で、一軒の家の庭先には、
ござの上にお婆さんが座って小豆などを干しておられた。
それは、昔懐かしい風景だった。
ここが温泉地だという以外は、
全く、日本中、どこにでも見られる普通の田舎の景色だ。

田の原温泉の旅館の一つに大朗館があり、
寅次郎は、映画の中で泊まっていた旅館だ。
田の原に着いて川沿いの道を歩いてみたら
川沿に「寅次郎と木の実ナナ」の似顔絵の看板があった。
看板の隅には「男はつらいよ」シリーズ２１作目とある。
この映画には、マドンナ役に木の実ナナが出ている。
俳優の犬塚弘は田の原温泉の温泉宿の親父として
また、出始めた頃の若い武田鉄矢が地元の若者の役で
出演している。
寅次郎はといえば、例の如く行商でたまたま来ていた温泉地だった。
しかし、気兼ねなくおれるこの小さな温泉地がいたく気に入り
ついつい長逗留をしてしまい、ついには宿代が払えないで
東京の葛飾柴又にいる妹（さくら）に葉書を書いて
たまった宿代を送ってもらうよう頼んだ。
さくらは、要領を得ない兄の葉書が心配になり
わざわざ、単身、東京から列車やバスを散々乗り継いで
九州の片田舎、山の中のこの小さい小さい温泉地までやってきた。

あの映画とこの田の原温泉の場所が一致した。
映画は３０年くらい前に作られていたはずなのに・・
今も景色がほとんどかわらないような田の原温泉の様子・・
なんともタイムスリップしたような不思議な懐かしさだった。

「田の原温泉」の景色

日本中の、どこの田舎でもみられるような「田の原温泉」の景色。
写真の川沿いにある小さい温泉地だ。

「山田洋次」監督は「男はつらいよ」シリーズの中でも
懐かしい日本の温泉地をたくさん撮影舞台にしている。
今回　私が行った九州だけも、３つの温泉撮影地を発見した。
一つがこの「田の原温泉」
二つめは「杖立温泉」　もう一つは「湯平温泉」の３つ。

他にも阿蘇の温泉撮影もあったような気がする・・
「男はつらいよ」シリーズを全国の温泉地調べをしながら観ると
また　もう一つの楽しみがあるかもしれない！！

「大朗館」・・男はつらいよ・・

寅次郎が泊まった「大朗館」（田の原温泉の旅館）の画像です。
私はここには、泊まらなかったのですが、
玄関には、この写真のように「寅次郎」の顔撮影台があり
映画「男はつらいよ」シリーズ２１作目の舞台になった旅館と
確かに、証明していました。

なんか　味があって一度　泊まってみたい宿です。

田沢温泉の街風景

有乳湯のある田沢温泉は、
信州青木村、十観山の山間にある小さな温泉街だ。

湯川のせせらぎに、格子の宿、重厚な門構え、
白壁の土蔵、石畳など、短い距離の温泉街にもかかわらず
歴史ある雰囲気が漂っている。
開湯は、飛鳥時代の後半という。

田沢温泉「有乳湯（うちゆ）」・・青木村

「青木村」のもう一つの魅力に、
共同湯の田沢温泉「有乳湯」がある。
写真画像は有乳湯の外観だ。

田沢温泉は、昔から「子宝の湯」として有名で、
山姥が湯治に訪れて、坂田金時を産んだ伝説がある。
婦人に卓効があり、乳の少ない婦人は２７日、
子のない婦人は３７日で効果が現れるという。
近くに子安観音を祀る薬師堂もあり
四季を通じて参拝客が絶えない。

透明な湯はシュワシュワとして肌に吸い付くようで
ほのかに硫黄の匂いもしてワクワクする。
一度この湯に入ると、その肌ざわりのよさが
やみつきになってしまう～魅惑の湯だ。
入ると、とってもあったまり、夜はぐっすり眠れる。

田沢温泉は、島崎藤村も好んだ湯で、長くこの地に逗留したらしい。
藤村が「千曲川のスケッチ」を書いたといわれる「ますや旅館」は
共同湯、有乳湯のすぐ近くにある。

この共同湯の素晴らしいところは朝早くから夜遅くまで営業していて
しかも年中無休で、入湯料は二百円。
しかし、大人気の湯のために、常に人が多いのが難点だ。

「田沢温泉　有乳湯（うちゆ）」のデーター
★住所　　　　　長野県小県郡青木村田沢
★電話番号　　　０２６８－４９－００５２
★入浴料　　　　大人　２００円　　小人（４才～小学生）１００円
★営業時間　　　６：００～２１：３０　　★年中無休
★泉質　　　　　単純硫黄泉
★設備　　　　　シャワー設備あり（源泉）
　　　　　　　　　※　石鹸やシャンプーは置いてない
★効能　　　　　婦人病、不妊症、神経痛、胃腸病、リューマチなど

（交通アクセス）上越自動車道、上田管平ＩＣより車で２０分
　　　　　　　　　　長野自動車道麻積ＩＣより車で２０分
　　　　　　　　　　長野新幹線、しなの鉄道上田駅から青木行きバスで３０分