竹野町には、猫崎半島を挟んだ裏表(東西)に、2つの湾がある。
我々がよく泊まる「奥城之崎シーサイドホテル」は、猫崎半島の東側(竹野浜・海水浴場のほう)にある。
今回、「シーサイドホテル」に予定より早く到着した。チェックインまで小1時間あった。これを利用して、前から気になっていた「猫崎半島の西側」に行ってみた。
そこには、大きな漁港があった。「竹野漁港」だ。
「竹野漁港」は、竹野町の中心を流れる竹野川の河口に開けた漁港。
「竹野漁港」の先端に行ってみた。湾の右側に「猫崎半島」が見えて新鮮だった。
「猫崎半島」の根っ子(最初の部分)が見られたのも良かった。
「猫崎半島」は、今回「岩石の塊の半島」だとわかった。
網の手入れを黙々とする地元の方々の姿が・・
湾の中海を見ると、対岸に家々がある。
初めて行った「竹野漁港」は、かつては、大型沖合イカ釣り漁船や底曳網漁船も操業したが、現在では大型定置網漁業を中心に、釣漁業、採介藻漁業が行われている。
定置網漁業では、冬の寒ブリ、1年を通して鮮度のいいアジ、特に6月頃が脂がのり、美味い。最近では、サワラの漁獲が増えている。
釣漁業では、スルメイカ・シロイカ・赤イカなどや、春から夏にかけて活魚でイサキ、キジハタ(アコウ)等が揚がる豊かな漁漁港。
★今回の旅の貴重な発見!!★
猫崎半島を隔てて西側(鳥取県に近いほう)に「竹野漁港」
〃 東側に「竹野浜の海水浴場」の二つの湾があった。
が、この二つの湾は、全く形状も役割も違っていた。
その違いは、「湾に注ぎでる河川が有るか?無いか?」で生じていた。
「竹野漁港」の方は「湾に流れ出る竹野川がある」 この川のお陰で、山からの豊かな栄養分がタップリ湾に注がれて、今の豊かな漁港がある。
その一方「竹野浜」は「湾に流れ出る川がない」 川が無いので、大雨が降っても山から大量の土砂が川の流れに乗って海岸に運ばれる事が無い。砂浜を乱す原因の土砂・ゴミが一切、湾に山から流れて来ない。この結果、日本の渚百選、海水浴場百選に選ばれるほどの白砂遠浅の美しい海岸を今も「竹野浜・海水浴場」は維持している。
竹野町にある2つの湾は、猫崎半島を隔てて、西と東で全く別々な姿をしていた。
2つの湾は、それぞれ特色を生かしながら、豊かな恵みを竹野町にもたらしてた。