ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

STU48 音楽、歴史 などいろいろ

おっちゃんの世界史の栞 2

2010-05-05 12:19:18 | HKT48 AKB48
〈世界の主な語族〉

★インド・ヨーロッパ語族
ゲルマン系…ゴート語・ドイツ語・オランダ語・英語・ノルウェー語・アイスランド語・スウェーデン語・デンマーク語など
ロマンス系(ラテン系)…ラテン語・イタリア語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・ルーマニア語など
スラヴ系…ロシア語・ウクライナ語・ポーランド語・セルビア語・ブルガリア語など
ギリシア系…古代ギリシア語・現代ギリシア語
ケルト系…ケルト語・アイルランド語・スコットランド語など
バルト系…リトアニア語・ラトヴィア語
小アジア系…ヒッタイト語・現代アルメニア語
ペルシア系…ペルシア語・ソグド語・クルド語
インド系…サンスクリット語・ヒンディー語
★ウラル語族…ウラル山脈の西側を原郷とする語族
 フィンランド語・ハンガリー語・エストニア語
★アルタイ語族
ツングース系…女真語・満州語
モンゴル系…モンゴル語
トルコ系…突厥語・トルコ語・ウイグル語・カザフ語
★アフロ・アジア語族
セム系…西アジア、北アフリカなどで使用される
アッカド語・バビロニア語・アラム語・フェニキア語・アッシリア語・ヘブライ語・アラビア語・エチオピア語など
ハム系…古代エジプト語・コプト語・ベルベル語など
★コーカサス諸語…グルジア語・チェチェン語など
★シナ・チベット語族…中国語・チベット語・タイ語・ビルマ語
★南アジア(オーストロアジア)語族…ベトナム語・クメール語など
★マレー・ポリネシア(オーストロネシア)語族
インドネシア系…マレー語・ジャワ語・フィリピン諸語など
ポリネシア系…タヒチ語・ハワイ語
ミクロネシア系…マーシャル語
★ドラヴィダ語族…タミル語
★アフリカ諸語…スワヒリ語・コイサン語など
★アメリカ諸語…イヌイット語・ナヴァホ語・マヤ語など
★その他(分類不能)…日本語・朝鮮語・韓国語・バスク語

〈ラテン語〉
・イタリアのラティウム地方に定住したラテン人農牧民の話し言葉から発達した。
・エトルリア語やギリシア語の影響を受けながら、前1世紀には洗練された文語として、キケロやカエサルの散文、ウェルギリウスの詩において完成された。
・ローマの発展により南欧・西欧に広がり、イタリア語・フランス語・スペイン語などの基となった。
・中世ヨーロッパにおいては、教会の公用語、学術用語として使用された。
 現在でも学術用語として使用されている
・現在、ラテン語を日常的に使用している民族や国民は存在しないが、「古文」や「古典」としてラテン語の授業が行われている。
・カトリック教会ではいまだに公用語である。


おっちゃんの世界史の栞 1

2010-05-01 13:59:46 | HKT48 AKB48
おっちゃんの世界史の栞 1

〈暦の歴史〉

A 太陰暦
・月の公転周期(29.531日)に基づくもの。月の満ち欠けの1周期をひと月とする
・ひと月が29日または30日、1年が354日になるため、実際の季節とずれを生じる
・シュメール暦(前3000年紀)にはじまり、現在ではイスラム暦のみ(イスラーム教徒は世界で10億人といわれる)
★ヒジュラ暦(イスラム暦)
・ムハンマドは622年、クライシュ族の指導者からの迫害を逃れてメッカを離れてヤスリブへ移った。この移住は「ヒジュラ(聖遷)」と呼ばれる。
・「従来の人間関係を一切断ち切って新しい人間関係に入る」という意味で「ヒジュラ」と呼ばれた
・ヤスリブはその名を「メディナ(預言者の町)」と変え、イスラームの第2の聖地となっていく
・メディナは正統カリフ時代(アブー=バクル、ウマル、ウスマーン、アリーの時代)の首都となった
・初代正統カリフはアブー=バクル
・第3代正統カリフ ウスマーンの下で「コーラン」がまとめられた
・第2代正統カリフ ウマルの時期にイスラム暦が制定された
・イスラム暦はヒジュラの年(西暦622年)を紀元元年と定めている
・イスラム暦の紀元元年1月1日は西暦622年7月16日にあたる

・ヒジュラ暦の1年は354日で、奇数月を大の月(30日)、偶数月を小の月(29日)とする。ただし、第12月は閏年には大の月となる
・ヒジュラ暦では毎年11-12日ずつ新年が先に進み、33年でまる1年のずれを生じる
・ヒジュラ暦の新年は1月1日であるが、生活との結びつきがうすいため、目立った行事は行われない。
・第9月のラマダーンは断食の月で信者は日の出から日没まで飲食を禁止される。
 ラマダーンが明けると、人々は盛大な祝宴を催し、「年賀状」を交換する。
 第10月 シャッワ-ルの新月の出現は、事実上の新年の到来である。
・イスラーム世界では、宗教行事、歴史記述、年齢の計算などには、ヒジュラ暦が使われたが、農事や祭礼などは、太陽暦に基づいて行われることが多い。

B 太陽太陰暦
・太陰暦を基本としながら、太陽暦を併用し、閏月を加え、実際の季節に合わせた暦
・各月の日数はばらつく。
・バビロニア暦(前8世紀ごろ)
・ギリシャ暦(前5世紀)
・ヒンドゥー暦(前16世紀ごろ)
・授時暦(1280年) 中国(元) 郭守敬が作成 1年を365.2425日とする
・貞享暦(1685年) 日本の旧暦
 渋川春海が授時暦を基礎として作成
・日本は1872(明治5)年にグレゴリオ暦を採用し、旧暦(天保暦)明治5年12月3日を新暦 明治6年1月1日とした。
・日本でこのとき太陽暦が施行されたのは、政府が明治5年12月を消滅させることにより、官吏の給料など1か月分の経費を節減するためであったともいわれる。
・1週7日制はシュメール暦にはじまり、バビロニアで確立した

C 太陽暦
・地球の公転周期(365.242日)に基づく暦
・最古の太陽暦は、ナイル川の氾濫を予知するために作られたエジプト暦で1年は365日とされた。
・エジプト暦はナイル川の増水の規則性と恒星シリウスの出現を目印にして作成されたという

★ユリウス暦
・ローマ共和政末期、前45年からカエサルによって施行された
 4年ごとに閏日を挿入する
・1年は365.25日となる
 1太陽年 365.2422日と比べて128年で1日の誤差が生じた

★グレゴリオ暦
・1582年、教皇グレゴリウス13世によって公布された。現在の西暦
・西暦年が4の倍数になる年を閏年とし、100の倍数の場合、100で割った数が4の倍数ならば閏年、そうでない年は平年とした

★時間の標準について
・「真太陽日」(1日の長さ)は、子午線の真上を太陽が通過する「正午」から次の正午までの時間の長さをいう
・地球の動きは一定不変ではないので、「真太陽日」による「1日」も一定ではない
・「恒星日」
 「正午」から次の正午までの時間の長さを測定する基準として、太陽ではなくも
っと遠い恒星を選ぶ。
・子午線の真上をある恒星が通過してから再び同じ子午線の真上をその恒星が通過するまでの時間を「恒星日」という
 しかし、「恒星日」による「1日」を直接私たちの生活の時間の標準とすることはできない
・真太陽日による「1日」の長さを1年間で平均し、それを「平均太陽日」とする
 世界各地の天文台で観測された恒星日から、「平均恒星日」を算出する
 
★世界時
・「平均恒星日」を「平均太陽日」に換算し、地球の経度変化を補正して「世界時」を求める
・しかし、この「世界時」も一定ではない
★原子時
・セシウム原子が91億9263万1770回振動するのに要する時間の長さを「1秒」とする
(セシウム原子の振動数は1958年の国際天文学連合第10回総会において決定された。)

★協定世界時
・1972年、1秒の長さには原子時の1秒を使いながら、時刻はできるだけ世界時からずれないように調整するという考え方で時刻を定義する考え方が採用された。
これを「協定世界時」といい、現在の世界標準時刻は「協定世界時」に準拠して定められている。
・「協定世界時」を世界時にあわせるための調整として、協定世界時に1秒を挿入・削除する「うるう秒」を用いる

★日本標準時(中央標準時)が生成されるまで
・日本では、3つの原器室内に設置された12台の原子時計が情報通信研究機構の日本標準時グループにより運用されている。
・その12台の原子時計の時刻差を計測し、1日1回平均・合成することにより、協定世界時を生成している。
・これを9時間(東経135度分の時差)プラスした時刻が日本標準時になる。
・日本標準時は標準電波で、日本全国に送信されている。
・現在、日本の標準電波は「おおたかどや山標準電波送信所(40kHz)」(福島県田村郡)と「はがね山標準電波送信所(60kHz)」(佐賀県と福岡県の県境にある)から送信されている
・電波時計はこの標準電波を受信して、自動的に時刻を合わせているが、時計内部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満のズレが生じる。