日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

「特別会計」を解体せよ:週間ダイヤモンド

2006年02月28日 | Weblog
3月4日号の週刊ダイヤモンド、重厚長大の逆襲に引かれて買ってみた。それも面白かったが、危機感を募らせたのは、巻末に近いタイトルの記事。
小泉内閣で400兆円の特別会計を一般会計に繰り入れるあるいは、チェックをいれるという方向を出したのではあるが、すっかり骨抜きになっている実態が浮き彫りになっている。
道路公団の民営化ではいつの間にか会社にできない道路を税金で作ることになるし、特別会計を減らしたかの様に見える仕掛けの最たるものは、会計の統合だけで実態は何も変えないやりかた。あの手この手で族議員と官僚が頭を絞って既得権益を防衛している様が浮き彫りになっている。
全体にひどいことになってる事実をよく書いてある。首相自らひとつづつ検査をしてゆかないと、実態は改革など何も無かったことになってしまう恐れもあるな、このままでは。
タイトルの勢いと内容の違いの落差は酷いもの。
「実はやれてないよ」とタイトル修正だね。

菜種軽油で環境保全

2006年02月26日 | Weblog
早朝のTVで知った。名古屋のトラック業界で進める菜種軽油による無公害運輸。石原東京都知事のパフォーマンスですっかり有名になった黒煙トラックガスを軽油から菜種を原料とする軽油に変換することで環境に優しい運輸ができるとトラック業界のおじさんが立ち上がった。残念ながら、既にドイツでは実現されていることだと報じていたが、日本でも休耕田の活用、菜種オイルの生産性向上、環境補助支援など色々な組み合わせで未来を切り開こうという試み。いいな。
菜種だと何が良いかというと、二酸化炭素の増大がないこと、菜種が成長する過程でで吸収した二酸化炭素を排出することで、地球環境としては平衡が保たれているという画期的なエンジン駆動ということ。しかもエンジンも極めてクリーンで様々な害毒が一切無い、食用と同レベルの優しさ。世界中に普及して頂きたいもの。もちろんこういう動きにはメジャーといわれる石油産業が潰しに来ることだろう。
石原さんの出番かもしれない。

二本目もなんとか無事に

2006年02月23日 | Weblog
15日水曜日、左側の親不知を抜いてもらった。いきつけの歯医者さん、今回は事前にレントゲンで歯の格好を調べた。右の歯は根が大の字に広がっていて抜きにくかったということ。そこで、今回は同じ格好を確認してまず前後二つに切断。がりがりきーんと長い間やられた。「つらいですか?」とがりがりの途中で言われても、もがもが、...ふー。抜くのは今回は素直に。全体の時間はせいぜい20分くらい。ほらと二つに分かれて足を広げた歯を見せてもらった。明日抜糸。

なんかもう

2006年02月23日 | Weblog
永田議員辞職するって?
本物の馬鹿だったのね。
国会をなめてるなぁ。
選挙した人達にはなんと言って謝るのだろう?
あほらしい。
なんたる時間の無駄。
前原もエライものを掴んだなぁ。
こいつにも、ひとこと、あほーといいたい!

あらあら、やっぱりメールではだめね。

2006年02月22日 | Weblog
落としどころが極めて難しいことになってきたようで、浅はかな問題提示であったということか。口座が分かっているならそれから行くべきだし、もちっとことの真偽を示すきちんとしたものを提示しないとなぁ。ほんとにメールだけであれだけやったのか、おそまつ。これ以上の調査を求めるなんて無理無理。
要するに前回想像で書いたとおり、党内抗争の手段で前原引き落としの寸劇と見るのがよさそう。党内教育問題研究会の爺さんたちに嵌められたのでは?前原君。

~~~引用開始~~~~~
民主党「堀江メール」真偽の立証断念
2006年 2月22日 (水) 06:09
 民主党は21日、ライブドア前社長の堀江貴文被告が自民党の武部幹事長の二男への送金を電子メールで指示したと指摘した問題について、このメールが本物だとの立証は困難として、事実上断念した。
 民主党への批判が強まる中、党内では、「信ぴょう性は高い」としてきた前原代表や野田佳彦国会対策委員長ら執行部の責任を問う声が出ている。
 堀江被告がメールの受信時刻に衆院選の街頭活動をしていたことなど、自民党がメールの信ぴょう性を疑う材料を相次いで示したのに対し、民主党は有効な反論ができないでいる。
 このため、同党は今後、「問題は、メールの真偽ではなく、実際に二男の口座に入金があったかどうかだ」(幹部)として、二男への資金提供の事実解明に焦点を絞ることにした。前原代表は21日の記者会見で、「国政調査権の発動を引き続き求めたい」と強調した。
 しかし、民主党内では、執行部の責任論が公然と出始めている。平田健二参院国対委員長は21日の記者会見で、前原氏がメール問題を提起した永田寿康衆院議員に全幅の信頼を置く姿勢を見せていることに関連、「『お前に任せる』と言って任せた者が責任を取るのは当たり前のことだ」と述べ、前原氏の責任に言及した。
 江田五月参院議員会長も同日の党役員会で、「野田氏を中心に、強い気持ちを持って乗り切って欲しい」と述べ、野田氏の責任を暗に示唆した。
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日本の女子プロゴルファー凄い

2006年02月22日 | Weblog
今年はやや出だし不調の藍ちゃんだが、世界ランク6位にでてきた。不動の4位などとともに日本の女子プロの凄さが際立つ。マラソン同様女性優位が続きそう。男子プロのふがいなさ、特に国際試合での、もちっとどうかしてくれ!と言いたくなる状況。
それに加えて最近は若手の男子プロの品格の無さが気になる、おっさんです。

日経朝刊の私の履歴書にジャックニコラウスが書いてる。あの青木との死闘はいまもその興奮を思い出すほどに強烈だった。一方のジャンボ尾崎は外国では殆ど戦績を残していない内弁慶。この病気が広まりすぎてる感じだ。一人丸山が頑張ってるが、最近はあまり名前も見えないのが残念。

~~~引用開始~~~~~
不動4位、宮里6位 初の女子ゴルフ世界ランク
2006年 2月21日 (火) 19:45
 【ニューヨーク21日共同】女子ゴルフの世界ランキングが21日、初めて発表され、日本の不動裕理が4位、宮里藍が6位となった。1位はアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)。
米国、欧州、日本、韓国などのツアーで、過去2年間に最低15試合出場している選手が対象。この間の成績で順位が決まり、プロやアマチュア、国籍に関係なく強い選手が上位に入るとしている。今後、毎週火曜日に発表され、全米女子プロ選手権や全英女子オープンなどの出場選手選考基準にもなる。
2位はポーラ・クリーマー(米国)、3位はミシェル・ウィー(米国)。横峯さくらが13位となり、上位20位以内に日本勢が5人入った。
~~~引用終り~~~~~

税金を自分のものと勘違い

2006年02月20日 | Weblog
先日も石川五右衛門を引き出して嘆いて見せたが、国を守る官庁のトップに近い人達が国を食い物にしているという嘆かわしい事態。どう始末するのかけじめが気になる。官庁側が主導してやっているというのがなんとも許せない。この官庁に関しては、こういうのは敵前逃亡並みの刑罰で望んだらいかがでしょうか?
かの国ならあっという間に死刑でしょうね。

~~~~~引用開始~~~~~~
談合防止法施行で巧妙化、元施設庁審議官を再逮捕へ
2006年 2月20日 (月) 15:21
 防衛施設庁を舞台にした談合事件で、同庁側が最終決定した受注予定業者を記した「配分表」などの情報伝達ルートが、2003年1月の官製談合防止法施行を機に巧妙化していたことが、関係者の話でわかった。
 建築・土木工事の場合、役人の直接の関与を隠すため、同庁OBを介して業界の2人の「仕切り役」を連絡窓口に一本化していた。
~~~~~途中省略~~~~~
 同庁発注の建設工事の場合、業界側は同庁OBの指示に従う“受け身”の談合が長年にわたり続いており、ゼネコン幹部の一人は、「ある時から突然、何の説明もないまま(受注予定業者などを)連絡してくる相手が変わったので驚いた。官製談合の摘発を逃れるために考え出された方法だとわかった」と証言。別の関係者は、「したたかな役所だと思った」と話している。
~~~~~引用終り~~~~~


メールではだめ

2006年02月20日 | Weblog
メールの仕掛けをちょっと知っていれば、名前を偽ることは朝飯前だしあのようなコピーで物を言うのは極めて根拠が薄弱。事実筆者も一度アドレスを利用された経験があるし、海外の知人の名前でスパムを送りつけてこられた経験は結構大量にある。最近は防衛策が充実してきたので、妙なものは殆ど事前にチェックされるが、同僚がその手のメールを不用意に開いて、多数のみなさんに迷惑メールをばら撒くということも見てきた。やる気になればメールについては、どうにでもなるというのがその道のプロの見方ではなかろうか?政治家の皆さんの中にも自称IT屋さんがいるようだが、そのくらいの人ほどこの手のことには騙されやすいのかもしれないとちょっと心配。
とはいえ、これをきっかけに受け手といわれる口座の検証ができ何か出てくれば大成功かも。ただしそこまで行くのには、メールでは無理かなとも思う。
この先何かもっと準備があればと期待もしてみたいが、やや軽率かも知れないとも
思う。前原代表を落とす党内戦術なら大成功かも。小沢や菅がうごめきだしたようだし。

買収されたかNYTimes

2006年02月15日 | Weblog
麻生外務大臣の天皇靖国参拝などの発言に対して、米国ニューヨークタイムスが事実とは思えない中国の言い分そのままを根拠に、批判記事を書いたと。アメリカも落ちたね。客観的事実とは思えない南京虐殺数字をそのまま引用している。報道機関としての自殺行為だろうね。
ここで、中国に媚びて何の意味があるのだろう?

追記:しかし、これって中国の宣伝がいかにうまいかと言うことかもしれない。日本の宣伝の下手さにはあきれるが、うそでも平気で大宣伝する中国には外務省も学んだらと思う。

武士道

2006年02月14日 | Weblog
「国家の品格」に書いてあるように、確かにこの本は日本人の必読書だろう。明治時代にありて、キリスト教に帰依した新渡戸稲造が英語で書いたこの国の精神的な背骨。その解説の途中に挟まれる古今東西からの引用の的確なこと、いやーこれまで耶蘇(彼はクリスチャン)の書いたこととて敬遠してきたが、日本人の創り上げて来た精神的文化の世界への披露という意味で古今に無い労作だろう。
とはいいながら、個人的には一番の感動はあのみなが良く知っている詩の意味を知ったことであったかもしれない。

「蜻蛉とりけふはどこまで行ったやら。」

これが亡くなった子供をしのぶ詩だと知ったのは、恥ずかしいがこの本であった。
国家の品格では武士道を思い起こそうという提起をしていると感じた。奈良本さんの翻訳で、この本が米国のたくさんの大統領をはじめとする人達に読まれてきたことがよく解った。