日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

「特別会計」を解体せよ:週間ダイヤモンド

2006年02月28日 | Weblog
3月4日号の週刊ダイヤモンド、重厚長大の逆襲に引かれて買ってみた。それも面白かったが、危機感を募らせたのは、巻末に近いタイトルの記事。
小泉内閣で400兆円の特別会計を一般会計に繰り入れるあるいは、チェックをいれるという方向を出したのではあるが、すっかり骨抜きになっている実態が浮き彫りになっている。
道路公団の民営化ではいつの間にか会社にできない道路を税金で作ることになるし、特別会計を減らしたかの様に見える仕掛けの最たるものは、会計の統合だけで実態は何も変えないやりかた。あの手この手で族議員と官僚が頭を絞って既得権益を防衛している様が浮き彫りになっている。
全体にひどいことになってる事実をよく書いてある。首相自らひとつづつ検査をしてゆかないと、実態は改革など何も無かったことになってしまう恐れもあるな、このままでは。
タイトルの勢いと内容の違いの落差は酷いもの。
「実はやれてないよ」とタイトル修正だね。