日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

ことのみ児童合唱団第六回コンサート、お見事!

2015年08月30日 | Weblog

銀座王子ホール、昨年からここに移って二回目。昨年は故人の香典返しにホール費用を寄付したので今年もご招待に預かった。もちろんそのことには曰くアリで、いつかは王子ホールでやりましょうと言う小さな願いを指導者の美都先生に故人が話していたと聞いたからであった。言いだしっぺの故人が病床からコメントをした一昨年の第四回コンサートはそれまでの神楽坂の婦人の友ホール、席数が少なくて聴きたい人を収容できない不満があった。昨年の第五回では故人を送るステージまであり、小さな顔写真をピアノの上に飾って頂き、ステージの最後に自分が呼ばれて故人への感謝の花束を頂いた。

今年は第五回記念コンサートとした昨年の賑やかなステージに比べると、地味ではあるが音楽的に見事なステージが並んだ。ジュニアとシニアに分けたアカペラステージはどちらも迫力のハーモニーで聴衆を魅了した。一年でここまで変わるのかという感じを持ったファンも多かったのではなかろうか。毎年の進歩を実感するアカペラのステージであった。特に印象的であったのは第一ステージのジュニアによるアカペラ。例によって出だしのピアノの音と、美都先生のコツコツ~とピアノを叩く音ですっと始まるやり方は面白い。大人の女声合唱でもこれをやろうとしている故人の創設した合唱団があるが、この子達には敵わない(笑)。

アカペラの響き ~ジュニアチーム~ の印象は一言、お見事な透明な発声とことのみと称する日本語を大事にする歌唱力だろう。力強いハーモニーと音量が会場を包み幼児たちの騒ぎも惹きつけられて消える。そんな時間を過ごした。

第2部は なつかしい日本のうた ~春夏秋冬~ 全13曲をソロで歌うステージ。最初と最後を大学生のお姉さん二人がやり、間を二人組で歌う日本のうた。それぞれの子供の実力が丸見えになる、それでも力の差は見えてもそれぞれが魅力的な歌を歌いこなす。良い雰囲気のステージであり、子供たちの進歩が見えて毎年聞いているものには発見と驚きの連続である。ああ、あの子がここまで歌えるんだと終わって思うし、お互いの会話につながる。そんな合唱団の個人が浮き彫りにされるステージだ。ソロはあさかちゃんのペチカのソロで会場が盛り上がり、最後に全員で雪の降る町をで〆た。素晴らしい配役と思った。今年は歌唱音量に合わせたピアノ伴奏の音量も見事にやって頂いて実力に応じた歌を聴かせてもらったとも言える。

第3部は シニアチームによるアカペラの響き あがっていたのかソロがややういてしまった中学生が数名いて心配したが、アカペラの合唱は見事に力を合わせて、やはりジュニアとは一味違うところを聴かせてくれた。グリーンピースのうた、初めて聴いたが、この子達の発声では歌詞が明瞭に聞こえるので歌詞なしで分るし楽しめた。そして、大人に近い歌声で会場全体を響かせて魅了した。ソロのへこみも完全に挽回した中学生数名、良かったね。

第4部は 金子みすずの世界 ~朗読とともに~ 「こだまでしょうか」より 月曜日のBS放送でFORESTAというグループによる合唱が流れ、この金子みすずの詩が番組に織り込まれている。そういう意味で少し親しみのある作詞家。その詩を朗読してから歌う形式。どの曲もみすずの想いのこもった歌になっていた。いや良かった。

全体の印象、毎年向上してる個人的にどんどん上手くなっている。特に小さい子の進歩が著しい印象である。この合唱団の今後にまた大きな期待を持った半日であった。DVDができるはずでまた一人で細かく聴いてみるのも楽しみである。そういえばピアノのタッチが珍しくやや不安定に聴こえたようなところが無くも無かった。聴きなおしてみたい。来週はまたさっそく童謡祭で新曲披露のステージが待つ。がんばれことのみ(笑)

帰りは息子の車で3人の孫達の車中リサイタルを聴きながらあっという間に金沢区であった(笑)

 


暫く亭いろり、久しぶりの御馳走とカラオケにも

2015年08月28日 | Weblog

ビールと日本酒常温、最後は芋焼酎オンザロック。ここもおいしいお店。霞が関が近いので官庁系の客が多いらしい。この日の客は我々3人だけ。前日とこのあくる日は予約で満員と。良い日に当たった。刺身の次はお勧めの煮魚。これがまた美味しいこと。

日本酒はすこしだけ。

次は芋焼酎。この銘柄は初めてだがお勧めと。お相手二人は水割り、一人だけオンザロック。

最後にアジフライ。やま美と比べてみたくなって(笑) ここのもおいしい。

ここは宮崎出身の方のお店で、客の居ないときに何度かオーソレミオを歌ったことがある。この日はまた千の風になってを歌わせてもらった。仲間の一人はカラオケが抜群にうまいのだが、発声が変わったと分かってくれた。自分では良くなってると思うのだが、彼の好みではないと(笑) 食事が済んでカラオケに行こうとなり、知り合いの店まで女将が一緒に行ってくれた。こちらも宮崎出身の方のお店で、最初は我々だけ。後はジジイ軍団がやって来た。いつもの歌を久しぶりに何曲か歌っって憂鬱気分を発散した(笑)

株は予想通り大きく戻した。この変動のおかげで儲けた人が沢山居そうだ。自分もこの機会を活かして配当率の高い銘柄に乗り換えた。最近は殆ど眺めているだけだったが今回は株式投資資金の大半を動かすことになった。米国の利上げは先送りというコメントが多いが、今回のことは米国経済状況には殆ど無関係で済みそうだし、FRBイェーレン議長はやるんじゃないかなぁ。9月にはまた面白い舞台が出現しそうだ。

 


涼しい一日、散歩道にも秋色がちらほら

2015年08月25日 | Weblog

物思う季節の到来。台風のおかげで関東には北から冷たい空気を引き寄せたらしい。九州の風害が凄まじい。我が家の庭の栗の木は全滅だと姉が言っていた。昨年は大豊作で孫たちが大喜びで栗拾いを楽しんだのであったが。柑橘類の産地も恐らく大被害なのだろう、気になる。

さて、昨日今日と散歩道では秋の訪れ、紅葉が始まっている。

木々の実りも進行している。コブシの実がいつものようにややグロテスクな姿で色づいて来た。

名前を忘れてしまったが、この木の実も可愛い。

初めてみる葉の上に実る木。

株価が世界中で乱高下。これはチャンスなのだが、いったい自分のやっていることが適切なのかどうか闇夜で勝負する感覚のこの数日である。専門家と称する経済番組の解説ではすぐに戻るが圧倒的で、じっと待つのも一つのやり方だが、余りの急降下に動いてみた。さて結果はどうなるのだろう。数日は様子見である。

オーシツクツクとスローな蝉の声が涼しさと共に秋を感じさせ、寂しさが増す。えーい、ままよと明日も雨の予報だが御殿場へ出かけてみる。


この店は止められません。大船のやま美

2015年08月24日 | Weblog

15日お盆の御参りをして孫子全員と行ってきた。一人アメリカテキサスホームステイで不在。まあまた来るさ。総勢10名の大人数でいつもの座敷ではなく、裏のカラオケルームの椅子席に通された。そちらにはメニューが無い(笑)そこで其々携帯で写真を撮って行く。値段も見えるとおり、安くはないが高くもないそれぞれのもの、味を考えるとお得感一杯だろう。

定食メニューが多く、一杯飲み屋ではなくファミリー向けのお食事処の雰囲気。まさにこちらもそれで、ちび孫に至るまでそれぞれに定食を頼む。それに加えていくつかの一品を取る。例えばこの茄子料理、3皿取ったか、分けて頂く。ボケているが(笑)

シラスも実に美味しい。こちらは食べかけというか、半分誰かが持っていったところ(笑)

さて、それぞれが頼んだっもの、最初に自分の大好きな鯵のフライ定食。これもガブリと一口頂いたところ(笑)厚みのある味がほくほくとおいしい。

マグロ丼が好評で3人が頼んだ。一人はごはん大盛り。

焼魚もおいしい。

お酒を飲める3名は生ビールのあとはこれ! 神奈川の銘酒、天青。カメラが酔っている様だ。

ずっと年に数回通っているが味も変わらず美味しくて、有難いお店だ。 近所の似たような店が代変りして味も落ち、メニューもつまらなくなり殆ど行かなくなって久しい。

大船撮影所があった頃は役者や関係者が良く来たと聞く。大事にしたいものだ。ちなみに場所は大雑把にいうと鎌倉街道の横須賀線踏切の手前。大船駅からの道のT字路交差点にある。駐車場は4台。

 

 

 

  •  

横浜中華街、同発別館で3回忌の偲ぶ会、その席で、。。。

2015年08月20日 | Weblog

まずビール。お店のブランドだが、中身は何かと聞くと某社の本生と、よく見るとラベルに書いてある(笑)。

お酒は次にこれで決まり。飲み方色々だがオンザロックも御一人いた。自分は常温でストレート。アルコール濃度は日本酒やワインと同じ15%前後、まあ普通は常温か御燗。おちょこの積み上げ方が良いですね。

さて料理は最初にこの店の売りの一つ、キクラゲと一緒に出てきてどれもおいしい。

後は順不同、次々に出てくる料理をおいしいと言いながら食べ尽くす。

これは帰りの玄関出口。

この日はドイツから帰国した妹と二人の子供も一緒で、一人一人のスピーチでは初めて故人の事を話す甥姪が涙して改めて事の意外さを知らされた。残された自分のいつものオーソレミオを封印して、この夜は千の風になってを歌ってみた。数日前に孫たちにオジイチャンが泣いたら歌ってねと頼んでおいたが何とか泣かずに終わった。発声が故人と故人のやり方を受け継ぎ更に発展させている方の指導を受けてこの年になって人生最大の進歩をしたのも不思議だ。

私のお墓の前で泣かないでください

そこに私は居ません、眠ってなんかいません。

千の風に千の風になって

あの大きな空を吹きわたっています。

昨年のことのみ児童合唱団の第五回記念演奏会でS子ちゃんが孫のAの肩をを抱きながら歌ったのを思い出しながら、この通りの魂なのだろうと故人を知る皆が思う歌(笑) 

秋には光になって畑に降り注ぐ、

冬はダイヤのようにきらめく雪になる。

朝は小鳥になってあなたを目覚めさせる、

夜は星になってあなたを見守る。

千のかぜに、千の風になって

あの大きな空を吹き渡っています。

だろうね~~~~~。

それでも、席上故人の叔母様から、あなたもまだ若いのだから再婚しなさいよと昨年に続けて単刀直入のコメントを頂いた(笑)親類縁者は皆、爺が一人で住んでいるのがやはり気になり心配で片付けたいようだ(笑)

 

 

 


我が家の庭にも秋の実り

2015年08月19日 | Weblog

花柚子に小さな実がびっしり。

となりの金柑にも青い実が(ホントは緑ダケド)

庭の樹木を剪定してもらった。高い木は藪椿。

生け垣が芸術的に刈り込まれていた。 平面に刈り込まず、うねりを与えて木々の感じが出ている。老木は徐々に枝先に葉を残して幹が露わになるがその前兆なのだろう。

剪定は殆ど自分でやって来たが、ここ数年病気やけがもあり、更には猛暑続きでやり切れず、プロにお願いしている。薔薇の手入れはそれでも自分でやっている。

 


富士カントリークラブに倉本PGA会長来る、プレーと座談会

2015年08月18日 | Weblog

8月7日(金)のことであった。当初5日と聞いていたが、ご都合で延期となり三回忌帰省を一日遅らせた。司会をやれと指名されたため(笑) 以下は司会をやりながら取ったメモから興したものである。Facebookの富士カン公式ページに掲載したものをそのまま載せてある。FBを見ない方々にも読んでいただきたいから。実に的確で面白いご指摘があり勉強になった。 特にご一緒にプレーした当クラブのつわものたちに力の入れすぎですもっと道具を活かしてください、というコメントには全員ぎゃふん(笑) もう一点、グリーンのメモを作りなさいと言うのも成程。

倉本昌弘プロとの座談会模様。講演と質疑メモ:
 最初に諸星競技委員長から個人的な付き合いと今回の来場の経緯、倉本さんの紹介がありました。

 倉本プロは現在60歳で飛距離は若いときと変わらないと言うお話。初めて富士カンでプレーしたのは大学の関東月例でこのおかげで当時年齢制限のあった名門コースでプレーでき、コースレコードを出すと金メダルをもらえたのが非常にうれしかった。小金井、保土ヶ谷、ほか、富士カンもその一つでした。金メダルは保土ヶ谷と富士カンで頂いた。
 40年ぶりにプレーして覚えているがいくつか違うと感じた。その違いには良くなったなと言うのと寂しいと言うのがあります。オリジナルを残さないのはいけません。一ゴルファーとしてはオリジナルとして最初に描かれた絵を描きかえるのはオリジナルを崩すものだと思います。一年一度のプロの試合の為に改造するのは辛いものです。オリジナルが残っているゴルフ場が良いゴルフ場なのです。...
コースについて感じたこと:
(1)コース管理に無駄があります。必要の無い木が多数あり管理の妨げであるだけでなく景観を悪くしています。藪や垣根にも無駄があります。取り払うことにより管理が楽になるだけでなく景観も見え方が変わり美しくなるものです。
(2)フェアウェイが狭すぎるところが多い。もっと広くして転がる事でプレーのイマジネーションを働かせることになる。‪#‎5の二打目左斜面‬、12の崖、‪#‎17グリーン下などは広げるべきでしょう‬。斜面に留まっていると言うハンディの上にラフという更なるハンディをつけるものでしょうか?

 広島のコースでは木を2000本切りました。切ったことは2年で忘れる、ビジターがまた行きたいと言うコースを目指すべきで今のメンバーではなく50年後の子孫のために考えよ。
 高齢化対策としてはレディスティの位置の目線を男性ティと同じにして女性プレーヤを重視すること、年寄りや女性向けの更に短いティを作る事などがあげられる。女性の受け入れは世界の流れです。

 芝の目でボールが斜面を登ると言う人がいたが、それは目の錯覚であり得ない。
 
 コースの原理原則は残してもらいたい。本日富士カンに来て安心した。このコースではここに打たねばならないということがわかるコースで、素晴らしい。

質疑:
Q1:本日のスコアは? 7アンダー。
Q2:‪#‎1ホールのティを滑走路にしたいと考えているがいかが‬
  ホールに向かって斜めに長くできれば良いが、まっすぐのママでは後方のティから前方のティが邪魔になりコースが見えないので無理でしょう。
Q3:シニア来場の減少についての対策はないか?
 本件は米欧共に同じ課題があるが対応できていない。70越えてもプレーする人が増えてはいる。健康であることが大事でゴルフによって歩くこと、そのために1ホール幾らなどの料金体系もあるべきかもしれぬ。また、シングル(一人)でプレー可とするなどもアイデアである。
 ゴルフ場はそれぞれそのゴルフ場の方向性を明確にすべきだ。
しっかりゴルフをする所、ゴルフらしいものを提供する所、運動すればいい所に分けられよう。
Q4:現在の若手、石川、松山の評価は?
 彼等の評価は高いが、我々の時代には青木、中島、倉本がいていつ優勝するかわからない青木、中島がいた。倉本も含めて予選は通過していたが、現在は松山一人だけ。あとはたくさん出ても予選落ちばかり。
Q5:小柄でよく飛びますね?
 子供の頃ダフリやトップをしてもかまわず振りぬくことをさせられた。ぼーやもっと振りなさいと言われ続けたおかげだと思う。ご一緒した方々は私よりたくさんの力をつかっておられる。私は力は使っていない。

  皆さんもっと道具をうまく使うことです。

このお言葉には全員がぎゃふんで大笑いでした(笑)

最後にプロからのアドバイスとして、みなさんグリーンのメモを各人作るべきですと。

一時間だけの座談会でしたが、大変貴重な考え方、ご意見、コメントをお聞きできて全員が興奮気味でした。

最後に安達理事長よりお礼の言葉を述べて散会しました。がその後も皆さんとツーショットをとったりサービス精神旺盛で素晴らしいプロ、さすがはPGA会長ですねと感心致しました。
メモ、文責 広報委員長。


夏から秋へ、朝晩の風が変わり、木の実が見えてきた。

2015年08月17日 | Weblog

街路樹の百日紅が満開近い。真夏の花、色合いも昔なかった美しさ。

散歩道の木々には実りが見えてきた。まず合歓の木。

真っ黒い驚きのマメの花がこうなる。

秋の風物、どんぐり。

椎の実。これは何度かチンして食べた。今年も豊作。

秋の気配を感じる夜の風。木々の葉が少しづつ色づいてくる季節。

明日は中華街で三回忌の偲ぶ会を持つ。故人の叔父ファミリーと自分の姉妹ファミリーが集う。ドイツの妹の帰国に会わせて日程を決めた。叔父一家はクリスチャンファミリーで叔父と長男が牧師。こちらは浄土真宗なので、無宗教で夕餉の会とする。

 

 


先週の日曜日8月9日羽田へのアプローチで、アクアラインを見ながら

2015年08月16日 | Weblog

いつも熊本からの帰りの便は陸側に座るので、大島を見ておしまいなのだが、この日は海側の席で三宅島、新島などをずらりと眺めた後、アクアラインに沿って降りてゆく光景を眺めた。

D滑走路を横に見て、

到着。この日はバスでビルまで。

このころ、千葉まで遊びに行って磯料理を楽しんだ知人が帰りにアクアラインで渋滞に嵌ったとメールが来ていた。飛行機を降りてからメールを確認したのでちょうど眺めていたあたりに居たのかも知れないと(笑) 


ブログには初公開ですが、レジェンドハイブリッド乗ってます。

2015年08月15日 | Weblog

ほゞ二年前にアコードハイブリッドに買い換えて燃費の凄さに感動の毎日でした。トータル20キロ/Lで次のオーナーに引き継ぎました。二年前に機械式四駆の面白かったレジェンドからアコードに乗り換えたこのブログ記事が今もトップ2の参照を頂いております。と言うことは今回も皆様の大きなご関心かなと、しばらく控えておりました。燃費は市内走行では10キロ割れ、東名で13キロ/Lと言う感じで、機械式レジェンドよりはましと言う感じですね。

猫たちはまだ昼間の暑さに耐えかねて二階の廊下でただひたすら暑さをやり過ごす毎日です。

戦後70年自分の生きてきた年月の談話、TV中継に食い入って聴きました。最初凄いと、驚きましたが、細川以来のプロンプターとわかり、何じゃと逆評価でした。内容はいかにもソツノない官僚の作文でしょう。思いがありません。きっと本音とは違うことを喋っていたのでしょう。

顧みるに、先の大戦がなぜ起きてなぜ首都空襲までされ、広島長崎の原爆までやられないと降伏できなかったのか、これはかすかに戦中の生まれであってもあの戦争には明らかに責任を負えない世代の人間として知りたかったことでした。ましてや安倍首相にはもっとご先祖の事であるのは事実です。されど、あなたのご先祖は何をしたのと問われると、我父も長男が亡くなった家系を守るために徴兵忌避をしたと戦後ずっと頭を丸めていました。

安倍は、自分のご先祖がやったことを直視できないようですね。ドイツと日本の戦後処理の違いが浮き彫りにされています。全てをナチス、ヒトラーの悪さだとまるで一緒に動いた民衆は関係ないと宣言してきたドイツ、日本は東京裁判の結果を独立後に見直して岸の判決を含めて無かったことにしたこの曖昧さ。所謂日本的空気の中での戦後の民主政治。裏をよく見ると今最悪の利権集団ゲンパツムラを始め明治政府以来生き残った官僚の支配が搾取する国になってしまっている。

その、卑近な事例が相続税の過度な引き上げだろう。確かにお年寄りはみんな金持ちだ。連日報道されるオレオレ詐欺の被害金額の驚きの金額。サギをする側から見ればこれも信じられない普通のお年寄りの蓄財だろう。これに目を付けたのはサギ集団だけではない、国家が収奪を始めたのが本年度なのである。消費税?ではないのだ。もちろん、数年後には10%にすると言う消費税、ならば所得税を軽減すべきだが、そちらも格差是正の名目でさらに最高税率の復活を目論んでいる様子。そして、相続税の過酷な引き上げは生きている年寄りのやる気を無くさせる。

首都圏の住宅を持っている方々にはあまねく相続税が掛かる位の仕組みだ。今日は三回忌の集まりを前に子供二人を呼んで、話をした。二人ともまともな社会人で、相続へのこだわりはなさそう。ちょっとがっかりでもあるが、それはそれで良いこと。この国の国家財政の破綻が近いと言われ続けた時に、年寄りの相続税で救えると踏んだ官僚の長期計画の事を知った。そういうものなんですね。

逃げようのない金融資産と不動産が昔の限度額を超えてはいるが今の制度でははるかに超える。子供たちは仕方がないと平気だが、使わず頑張ってやっとここまで来たものを死んだ後に相続で奪い去られる無念、苦労したものしかわからない。実に大したことは無いと思う遺産に国は手を突っ込み収奪する。

奥様に先立たれた不孝はこんなことにも確実に影を落とす。

明治以来のこの国の基本方針は富国強兵がスローガンの一つであった。これを唱えた坂本龍馬は横井小楠のアイデアのPR係であったと何度か述べた。その龍馬は明治維新を見ることなく殺害された。小楠は明治政府の参与として残ったが残念ながらやはり殺害されてしまった。彼の殖産興業、富国強兵の真意、つまり軍備は抑止力という信念を引き継ぐものがいなかった気がする。

我が家の家系は殖産興業ではまさに直伝、この国の製糸産業を興すのに大いなる寄与をしたと故郷の映画創りが始まるようだ。が、富国強兵は日清日露の防衛か侵攻かの狭間でたまたま勝利を手にして、その後の第一次大戦へと流れ込む。ここで、民衆をあおり好戦的に仕立て上げてしまったマスコミの手のひらを返したような編集態度、全てが反省すべきことだろう。

キチンとした自分の態度を持たぬ時の流れに迎合するマスコミは害悪のみあって意味をなさぬ。いま中国、韓国との国家同士の険悪な関係も全てがこのようなマスコミの誤報や捏造から始まっているのが明らかになって来た。

我々はそこまで知りながら動けないことに今、苛立ちを覚えている。