日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

違憲判決、当たり前だ、格差是正を即刻やるべきだ。

2009年12月28日 | Weblog
衆院選、1票の格差2倍は違憲…大阪高裁(読売新聞) - goo ニュース

これはある意味画期的だが、まだ2倍近くが許されるのは問題。
一票の重みはあくまでも平等を志向すべきであり、単純明快。
国会の議決も過半数などの採決であるが、その議員に投票した
選挙民の権利が倍半分になっていることである。

この判決を機会に本気で見直し、議員定数削減を実行しては
どうかなと思う。民主党はすでに選挙戦術に落とし込んだ段階かも
しれないが、参議院選挙の定数見直しからやったらいかが?

半数の改選でいびつな状態も残るが、次回までには是正できる。
そして衆議院定数も見直すべきだ。

今回の予算を見ても、税収の殆どが議員、公務員の給与で消えると
いう事実をまともに考えてもらいたい。すべての事業が借金でという
企業の立ち上げの時期は良くあることだが、この国は衰退へと向かう。
のんびりゴクツブシを飼える状態ではない。

公務員を首に出来ない法律から根本的に見直せと言いたい。

さて、最高裁はなんと裁くのだろうか?

対米交渉のすごい国、櫻田大造、光文社新書408

2009年12月28日 | Weblog
カナダ・メキシコ・NZに学ぶ という副題。
冷戦後の世界に君臨してきたアメリカとの交渉を弱小国が如何にうまくやってきたか、
そこにはいくつかの共通点があり、学ぶことも多いという論調。

具体的な事例を引いて、アメリカとの交渉をやったこの3カ国の弱者の立場の
生かし方、リスクをいかにして回避するか、負けて勝つ戦術などが示され
それらの裏には必ず首脳同士の信頼関係がある。

日本のうまくやった事例としては小泉北朝鮮外交があげられ、ブッシュジュニアと
小泉との個人的な信頼関係が電撃北訪問を黙認し、数名の被害者を連れ戻した。

それに引き換え、何だ!
65年も過ぎようとしている戦後日本の安保条約が基地問題で揺れている。
鳩ちゃんはバラクとファーストネームで呼びかけることでそのような信頼関係が
出来たとでも考えているのだろうか?

小泉のブッシュジュニアとの関係作りは巧妙な手段であったような気がする。
ブッシュがプレスリー好きであったことなどをうまく生かしてある意味相手も
あきれるほどのパフォーマンスをやりとりした。
小泉の率いる日本のことはまったく気にしなくても安心感を持てると思わせた。
見事な関係つくりをやったと評価している。

おぼっちゃまは母上だけでなくアメリカにもグニュグニュ言っていれば助けて
くれるとでも勘違いしていないか?

それとも、本心は進駐軍には出て行ってもらい、自主防衛を再構築しようとでも考えているのか?
一説には爺さんの主張であり、そうかもしれないやらせてみようと右翼が考えだしているとも聞く。

本物の右翼はアメリカべったりの自民党のやり方にも辟易しているはずで、
かの元幕僚長のような飛び跳ねた発言でおかしくする馬鹿もいるが、本物はもっとしっかり
考えているものだ。

著者は外交官出身のお手盛りかと思ったいたが、経歴で見るとずっと大学の先生である。

外交がどのようなことでうまくいったりいかなかったりするのか、
そこにはかかわりを持つ個人同士のしつこい戦いがあり、時間に追われる現場と
最後を判断する首脳とがいて、第三国、国連、WTOなどとの関係も絡み合って
事が進む。国と国も最後は人と人、その切迫したやり取りなどの描写も面白い。

これは昨日の富士山

2009年12月27日 | Weblog
御殿場は朝小雨であったが、いつの間にか日差しもさして分厚い雲が
はれあがり、昼飯時には富士山の歌詞のとおり、雲の上に白い山頂が
光っていた。

気温もおそらく10度前後と暖かく、先週に比べて格段のグッドコンディション、
楽しくプレーできた。

神奈川県のおいしい蕎麦50選という本を参考にして暇な時に廻る。
その第一号はなんと地元能見台にある。

次に行ったのは、葉山から横須賀へ抜ける道沿い、葉山牛のレストラン近く。

ここは駐車場もたくさんあり、ざる蕎麦のおいしさは初体験、これまでの
たくさんの蕎麦との一番の違いは かおり であった。

三番目は逗子、葉桜団地入口から登ったところのお蕎麦屋さん、これも
おいしかった。

そして本日はこの本にあるなかから今日は大船の、実は何度も行った
ことのある九つ井に。本では野菜てんぷらを褒めていたのでざる蕎麦に
野菜天。てんぷらのつゆの味が極上。もちろんそばも腰があっておいしい。
ここは値段も最高。

東京のおいしい蕎麦の本も買ってあり、その中にも神奈川の蕎麦屋さんが
出てくる。関内の志なのの田舎そばがよさそう。虎ノ門にあった志なのの
田舎そばはよくいただいたが、お店が道路計画にかかって廃業、ざんねん。
あの顎の筋肉が疲れ果てる太い麺の腰の強さがなつかしい。

虎ノ門と言えば交差点角の砂場にもまだ行っていない。
なんとなく敷居の高い門構えに気後れしていた。この本をみると気楽に
いけそう。

楽しんでいる方が嫌な想いをしないように、遅ればせでクリスマスに思うこと。

2009年12月25日 | Weblog
テレビではタレントだけでなくアナウンサーまでも平気でメリークリスマスと叫ぶ。
違和感がある。

君らクリスチャンですか?お正月には初詣ででお宮参り?
お葬式は南無阿弥陀仏とお坊さんのお世話になり、この諸宗教に対する日本人の
いい加減さにはまったくあきれ果てるが、いざ海の向こうに渡ると怖いことにナル。
あなたの宗教はと聞かれて、無宗教と答える愚かな日本人が多いそうだ。
無宗教と言うのは一般には世界ではアナーキストの同類、危険分子である。
日本人がどんな神様でも神様と思ってお祝いするのは、実は仏教徒だからということは
このブログで何回か書いてきたことだ。

本地垂迹説:平安時代に出来上がったらしいが、古来の神道と仏教を
両立させるためのものであったらしい。
その概念を持っているために、神様が複数あっても平気で神様として考えられる
自由さを日本人は身につけている。

これは世界では異常な感覚だと知らねばなるまい。

一神教の神様はジェラシイの神であり、俺を信仰しない奴は知らぬ、地獄へ落ちろという。

そこから、古来より十字軍、逆十字軍、そして近代のテロ、テロ制覇の戦争という
どうしようもない妥協の成立しない宗教対立が続く。

これは明らかに神様の教えが悪い。

ノーテンキな日本人はユダヤ教の信者とクリスチャンを平気で同じに扱う。
相手は心広く、信仰を持たないかわいそうな民の行動としてその場は許すが、
その後は信用してもらえなくなる。といったことがおそらく日本人の行く所で
頻発していることだろう。

この数日のテレビを見ていると、きっと日本はクリスチャンが多数を占めていると
誤解を招くことだろう。

馬鹿な恥さらしは大抵にしてもらいたいと、この時期思うが、今年は更に強く感じた。

それより、目の前にある宗教戦争を鎮めるためには世界宗教会議のような所で
本地垂迹説を汎用化して、唯一の神様の神様の神様を定義してみたらいかがでしょうかね。

これは宗教ノーテンキの日本人の役割ではないのか?
他の方々は自分の神様が怖くて言い出せないはずだ(笑)




何で史上最高予算になるのか?世の中はデフレだよ!

2009年12月24日 | Weblog
投票はしなかったが、この政権のやることとして期待したことの一つは年度予算の
削減である。それが、なぜ史上最高の額になるのかが理解できない。

事業仕分け劇場でいっぱしやった振りをしてみせたが、あんなものはこまもの
世の中2割8割、本当の支配項は事業仕分けの舞台には登場しないで、出てきたのは
小物だけであったのだろう。全て官僚の思う壺、細かい予算を切って大物を守る、極めて
典型的な官僚のやり口なのだが、全然わかっていない人の集団であるか、よ~く
分かっていてやらせをやってみせたのか?

再度書くが、支持はしていないが期待したことの一つは予算削減である。
国債費という借金返済が2~3割になるというこの国はまるでそこらの若者が
もらう前の金で遊ぶために甘い口利きのローンを借りる構図と何も変わらない。

橋本内閣以来、数度の自民党政権が国債減額を志向してきたが、緊縮財政を
叫ぶと倒される、情け無い規律の無い愚民の選択が続いた。

国の借金を軽くする一番のやり方はインフレだと思うってきたが、プライドの
高い日銀はインフレ政策をやるのは自らを貶めると考えているように見える。

インフレは年金世代を苦しませることになるので、年寄り社会では嫌われる。
団塊の世代が年金需給世代に入ると、投票行動に直結する。インフレを
起こすなら今だよ白川君と言いたい。

今は少なくともそれをやらねば、膨張した国債残額の金利だけで国家予算が
廻らなくなる日も近い。

鳩は母親からの金の問題に汲々と釈明をしていたが、あんなものふんと
吹き飛ばすくらいでないと、ねぇ、イギリスの新聞には亡霊と書かれたようだ。
支持率もしっかり落ち込んだ。

動きが遅い、わけが分からん。

小泉を批判するなら、残りの拉致被害者を連れ戻すくらいやって見せろ!

結局、小泉憎しで動く小沢など、党利党略の害虫でしかない。
さらにその指導で動く鳩は姿もはっきりしない亡霊だと。

写真:新聞一面と比較すると大きさがわかる。
   この秋以降食事の量が足りないらしく、激しく要求する。
   ネコの飯代とじじばばのそれが逆転する日もあるのか?(笑)

乾燥注意報と富士山

2009年12月23日 | Weblog
御殿場へ。
朝方出ていた雲が徐々に消えて、このとおり、快晴の富士に雪が光る。
今朝のテレビで東京からも良く見えると望遠レンズで紹介したが、
やはり、この位置からの富士は特別、開放感あふれる拡がりが違う。

平日でもあり、道路も渋滞無く往復。休日1000円の恩恵も朝割りとの違いは
せいぜい100円、暫定税率廃止を見直したが、高速無料かも見直すべきだと
常識的に考える。なんともユウアイとは優柔不断のユウに曖昧のアイだとテレビの
コメントあり。同感。

ゴジラはディズニーランドへ

2009年12月16日 | Weblog
NY各紙「サヨナラ、ヒデキ」 惜別の記事掲載(共同通信) - goo ニュース

この写真、記事のものを借用したもの。
ヤンキースが松井を放出することになり、地元新聞が一斉に特集。
そうか、彼は7年もNYで活躍したんだ、それにしてもこのタイトル
いいねぇ。
GODZILLA'S GOING TO DISNEYLAND
ヤンキースの全米野球優勝のキーマンを殆ど褒めることなく極めて冷静に
放り出す、責任者の顔つきが気に食わないが、地元紙は7年の振り返りを
組んで、見送る。

松井としては、最後に大きな花を咲かせて惜しまれながら移籍するという
極めて格好のいいことになった。年俸は半分といっても4~5億円と
目のくらむ金額だし、気にもしていないだろう。

西海岸に来たらイチローとの試合も増えるし、テレビの中継も面白そう。
ヤンキースタジアムから日本語宣伝が一斉に消えることは気にしないのかな?
一説では松井の年俸はこの宣伝費で十分まかなっていたとも言われるが、
ビジネスとしてのヤンキースの判断は正しかったのか?

世界は分けてもわからない、福岡伸一、講談社現代新書2000

2009年12月15日 | Weblog
いくつかの賞を獲得した「生物と無生物のあいだ」以来の福岡伸一本。
今回の文章は前著のニューヨークの地鳴りとかの挿入からは一枚脱皮して
読ませるものになった。

内容も、ストーリー展開が推理小説風で、最後の意外な事実はまるで小説である。
分子生物学は前著でその発展と生命の仕組みの面白さに引きこまれたが、その後
前著で効果の見えなかった免疫削除マウスが世代を越えて次世代がおかしくなる、
つまり免疫機能をなくした子孫が生き残れなくなる現象を確認したという。

そういえば、先日の新聞でハエを何十世代も暗闇で飼育した実験で進化が確認
されたという記事を見た。人間で言えば数十万年に相当するとか。

生命の維持自体が絶え間ない化学反応と物理現象であり、タイトルの意味は
その部分を取り出すことは出来ないということのようだ。

鼻や目と言う時にそれはパーツとしての区切りを持ってはおらず、その機能を
取り出そうとすると脳の中枢まで絡み合う。

最後の嘘のような本当の話は、ある世界的権威の先進実験室で、新入りの
スーパー学生が次々と実験をこなし、癌の仕組みを解明した話である。
それは彼の先生、世界的権威の仮説を見事に段階的に証明して、癌を引き起こす
細胞とこれに引き金を引き、いくつかの連鎖が起きて無限に増殖する癌に
至る多段階の化学反応物質の実験による証明の過程である。

最後はどんでん返しが待つが、この権威の仮説に近い仕組みがその後
証明されているとある。

まあ、一度読んでご覧ください。
推理小説の結論は書かないほうがよい。

写真:羽根布団に埋もれて眠る。

遼君へ尾崎先輩の忠告、笑えた。

2009年12月15日 | Weblog
遼に尾崎が忠告「女に気をつけろ」(日刊スポーツ) - goo ニュース

テレビの映像でそのやり取りを見た。

「遼には一言言っておきたい、...女には気をつけろ!」

「あ、中島さんからも言われました。」

笑えた。
丁度タイガーウッズの不倫騒ぎの最中、尾崎もなかなかうまい。
それにしてもウッズも元気だ、記事には14人の相手とあるが
奥さんを入れて15人、あと3人隠しているような気がする。

18ホールで一ラウンドが基本のスポーツ。それもそれぞれに
個性のあるホールが続くのがゴルフだが、...
それともバーチャルゴルフ場完成半ば残り3ホールででばれたのかな?(笑)

しかし、遼くんハンサムボーイで尾崎で無くとも女よけのまじないが
要るのではと心配。

すでに今年は某女子プロからのモーションの噂が話題になった(笑)

ちょっと笑ったついでののりすぎでした。

やってはいけないことを平気でやる小沢は国家反逆罪?

2009年12月13日 | Weblog
特例会見、小沢氏が要請…「政治利用」批判強まる(読売新聞) - goo ニュース

天皇を利用した中国詣で、韓国では在日への選挙権付与を約束?
これがスイスなら国民投票ものだ。高々一度の選挙大勝利を笠に着て
ちょっとやりすぎじゃないの?

在日は日本国籍を取るべきなのであって、韓国籍のままに選挙をするのはおかしい。

アメリカでも日本の再軍備の心配という話が出始めているが、
多様な国アメリカとの接し方は相当な知恵を絞るべきで、お坊ちゃまの
バラク信じてくれ、と口先で言うだけでは白けられるだけと日経朝刊。

小沢は党務に専念と言いながら、勝手な外交を展開し始めている。
危険極まりない。一党独裁の中国は経済こそ資本主義を取り入れたが
軍事国家であり、領土拡張主義であり、侵略国家である。

その次期主席かどうか知らぬが、これまでの慣例を打ち破って無理無理
陛下との会見をさせることになった。こういうことから右翼のテロを
誘うことにならないか?

新橋駅街頭で演説して、街宣車で軍歌を流すくらいのことしか出来ない
今の右翼ではその実行力も無かろうが、無謀な戦争への道の始まりは
いくつかの軍部右翼思想による政治家向けの大規模テロであった。

政治は数だと言う確認はできても、小沢はちょっとやりすぎだ。