日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

箱根の温泉から

2007年12月31日 | Weblog
ここ数年家族で年末箱根の温泉に行き、大晦日のゴルフをやる。この写真はその温泉の食堂からのゴルフ組の朝食の時間の富士山。朝の日の出に染まりピンクになって、強風で頂上では雪の嵐。冬の透明な空気の中で光る富士山。
一日中寒くて風も強くゴルフ日和ではなかったが、それなりに楽しんだ。ゴルフをしない一同はそれぞれケーブルカーと御殿場アウトレットの買い物を楽しみ、大晦日はそれぞれの年送りとなる。
また一年が過ぎとうとう親父の寿命まで残るところは一年となった。ネットの寿命予測ではあと十数年と出たが、若くして親父を亡くしてその年をひとつの区切りと見てきたからここ数年は考えさせられることになりそうだ。

皆様、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

大納会の下げ

2007年12月28日 | Weblog
ひえー、大納会が安値引け。

季節感の喪失というかお祝い気分もなくて、気分が悪い。
大発会はどうなるのやら、どすんと落っこちるのではないだろうなぁ。

今日の下げは4日の大発会のお祝い上げの準備ということにしておこう。

今日でたいていの職場はおしまい。

4日を休むと9連休(個人的には連休ボケからの復帰練習で出社の予定)。

大いに英気をやしなってもらい、来る新年の頑張りに期待したい。

防災ベッド、日経夕刊一面

2007年12月26日 | Weblog
災害、特に地震対策としてこれはいけるとみた。
もっとも木造古屋だと、置くだけで床が抜けるかも。
http://www.houei-k.co.jp/index.htm
重量が120キロあり、一階にしか設置できないようであるが、安全を買う意味ではなかなかのアイデア。価格は本体20万円、送料組み立てなどは遠隔地では10万円くらいになりそう。個別に別途だそうな。
静岡県富士市の(株)宝永工機。
こういうのを組み込んだマンションとか、売れそうだなぁ。
さらにチタンとか軽さと健康を兼ね備えると更に面白そう。
ご参考まで。


薬害肝炎がらみ対応、下手な内閣

2007年12月25日 | Weblog
どうせこうなるなら、最初からばちんと行けばどれほどうけたろうか、というのはやはり小泉のやり方をなんとなく期待しているからであろうか。世の識者はほとんど、行政の怠慢を指摘し早く救うべきだと言っていたのを、殆ど聞いていないようにも取れる態度に終始し、裁判を尊重するとか言いながら様子見をしてきたのがだれにも良く分かる。従って支持率は輪をかけてダウンする。
桝添大臣ももちっとやりかたあったのではなかろうか?
年金の応答もいかにも旧態依然の言い訳になっている。
官の悪さをとっちめることがどうしてもちっとできないのかと気になる。現場の横領など小魚で見せ場を作ったつもりらしいが、あれではうけない、納得できない。やはり代々の厚生労働省の幹部クラスの責任追及が必須ではないのか?

先日夜のバラエティ番組で、支持率上げるには薬害肝炎全部救済と打ち出すことだと叫んでいた人がいたが、...あれをやれとテレビを見ていて首相が指示した風刺漫画が見えてくる。

年末のイベント色々

2007年12月25日 | Weblog
年末の天皇誕生日からみの連休は大掃除のチャンスであり、土曜日は町内会の道路清掃に借り出された。箒を持って道路沿いの枯葉と雑草をかき集めてビニール袋に入れ集積所に積むだけであるが、結構体力も使うし風が吹くと飛び散るので気も使う。午前中はもっていた天気も掃除が済んだら雨になった。あくる日はなにか身体中が筋肉痛でなんだろう?、そうか昨日の掃除だ!ということで、猫とともにボーとして過ごした。
TVでは恒例の高校駅伝。午前の女子の部は見落としたが、郷里熊本の千原台が2位と健闘したと。男子の部も見ていると外国人エースを抱える最近の有名校に混じってやはり郷里熊本の九州学院が結果として6位。途中では3位まで順位をあげたり、大健闘というところか?
一位争いは仙台育英と佐久長生の二区間に渡るデッドヒート、グラウンド決着は同着で仙台の勝ち。佐久はまたも2位に甘んじた。さぞかし悔しかったろうと、勝負の厳しさを感じた。
この手の選手データもちょっと調べるとネット上に氾濫していて、九州学院は大体実力どおりの成績だったようであった。
その昔、高校現役の頃同級生を含めたチームがまだその頃は大阪で開催されていたこの大会で3位になったことがある。テレビ中継などなく、今ほど盛り上がらず高校でも大して騒がなかったような気がする。と思って昔の記録を見ていたら、第1回大会は同じ熊本の玉名高校が優勝していた。ここは日本のマラソンの父、金栗四三(かなぐりしぞう)翁の出身地、熊本県はそれもあって伝統的にマラソンが強い。

民主党も暇だなぁ、優先順位はどうなってるの?

2007年12月19日 | Weblog
国会の場でUFOの存在がどうのとか議論している暇があるのか?
個人的見解で言えばこの無限の宇宙に可能性が無いというのは、非科学的な気がする。見たの見ないのという論争では意味が無いし、頭の固い答弁もなんともやりきれなさを感じる。クリスマスにはサンタクロースが確実に存在する以上に一年中話題になるUFOの存在可能性は高いという気もする。
同時多発的な生物の存在は無限の広がり中では極めて高いと思いたいし、問題は遭遇可能な距離の中にあるのか、知的進化のレベルが同等であるのかというあたりだろう。
人類がぽこぽこ打ち上げて宇宙に送り出してきた飛行体に微生物がいて、どこかの星でそこから進化するというような夢もあってもいいような気がするが、その想定では、人類との対話の可能性はなさそうな気もする。
数億年単位の時間の感覚がないと話しにならないのかもしれないし、いやいや、我々こそどっかから飛来したアメーバから進化発展したのだという見解もあると思う。
そんな不確実な話を国会で質問するというのは、政治家のやるべきことではないだろう。それとも、自衛隊の訓練戦闘機が遭遇したとかいう現実的な裏話があるのかしら?ならば、逆にもっと具体的に追求すべきだ。

民放各社の良心は真夜中にある?

2007年12月18日 | Weblog
9時過ぎに寝たら2時ごろ目が覚めた。鼻炎で息苦しく居間へ降りてもう一杯御酒をなめた。ついでにテレビをつけたら、面白い番組をやっていた。

一つは、日中国交復興秘話とでもいうのか、紅衛兵の狂乱のあと周恩来が隔絶した中国を世界の国々との親交を復活するために、官民二つのルートで日本との国交回復の為に準備をしたという話。日本から訪中した一般人と2時間以上の面接を繰り返し、農村へ下放されていた日本を理解する関係者を北京へ呼び戻して日本へ派遣した話などの裏話は、非常に面白かった。その中でも台湾独立二つの中国の立場をとる佐藤栄作政権から田中政権への転換がある意味で周恩来の日本向け工作の成果でもあったことが理解できた。もちろん、日本側の意思が会って初めてのことであるがマスコミへの中国オープン化など木目の細かい準備を周到にしていたことが分かった。特に、松村謙三の葬儀にはタイミングよくその日本向けの大物を送り込んで官民との対話を進めたということである。
このあと、福田(おやじ)と田中の事実上の一騎打ちで田中が圧勝し、ニクソンの頭越し中国訪問の後を追って国交を回復するための田中訪中が実現した。

もう一つ、豪州大陸縦断ソーラーカーレースのドキュメンタリも面白かった。

真夜中にたまたま不調で起きて見てしまったこのような良心的な番組をゴールデンタイムに流すのが本来のマスコミではないのかなと、また言いたくなった。




小沢一郎と小泉純一郎を斬る、小池百合子

2007年12月14日 | Weblog
文芸春秋 新年特別号、結論からいくと斬っているのは小沢だけで小泉待望論に過ぎない。しかし自由党時代に小沢の下にいて、広報担当をやり、分裂後に自民党へうつり小泉の下で活躍し、安部政権で防衛庁元次官切りをやった小池の目線は面白い。小沢のツールは「政局」と「理念」だと断定したうえで、それぞれの時点でそのカードの切り方を解説している。矛盾だらけの小沢の行動を理解するにはこうした見方があると解説している。しかし、国の為に何をするかというあたりで、例えば国連至上主義は世界の世間知らずでしかないとばっさり。
次回の総選挙の時点で予想される政界再編には小泉の再登板しかないと期待を込めている。
なんとなく先祖がえりをしてバラマキ政策をしている自民党に改革の逆戻りを感じている我々には、小泉の再登板は次世代のための国の方向を見出すためにも必須のことのようにも思えてくる。

なんであの店が三ツ星を「驕るな、ミシュラン」友里征耶

2007年12月11日 | Weblog
文芸春秋 新年特別号、そうだよねぇ、という覆面料理評論家の日本版への批判。

「まるで宣伝本、日本人はこんなものに熱狂するな」

というのだが、友里さんへの批判をすると、ここがミソなのである。
大半の日本人は自分できちんと選ぶというのが殆どいわば音痴であり、実は人の評判で選択するのが現代の日本人だという気がする。
したがって、この本は一般には大いに受けるのです。あの店に行ってきたわよとかの自慢話にはこの手の権威付けが絶好の材料であり、たとえおいしくなくてもおいしかったと言ってしまう、自信の無さの現われでもあります。

そのことは、売れ筋が売れるという電器店、お任せのメニューだらけのレストラン、殆どの業種でベストテンが輪をかけて売れるのが日本の実態。

これまでも、あの店はおいしいと通っても大衆受けせずクローズしてしまう悲しい事態を何回も経験してきた。何を言いたいかと言えば、この本は日本で受けるし売れるというミシュランのマーケッティングはまさにつぼを得ているということ。

ミシュランへの批判もその通りであるが、実は金持ちも金をはたく場所を探しており、接待にあの店でということが顧客にも非常に効果があるということも見抜かれているのではないかと、笑ってしまうくらいである。

自分はもともと、自分の感覚で自分の行きつけは決めるとほざいているが、あーゆう店に行くほどの余裕も無いのが本音なのである(笑)。

行かないで済む理屈を頂き感謝したい。

そういえば、オフィスの近所の小さな鰻屋には知人を呼んで夜も居酒屋に変身したカウンターで御酒を飲んでいるが、某TV局からの「銀座の安い店」の取材を申し込まれて断ったと聞いた。常連7~8名が連夜入れ替わってたむろする所が一時のブームで入れなくなるのはごめんだということ。あっぱれ!




「国防の真実 こんなに強い自衛隊」、井上和彦、双葉社

2007年12月09日 | Weblog
北朝鮮のミサイル発射、核実験、中国軍備の膨張、韓国軍の拡大など極東では軍事的緊張がこの数年極度に高まっている。その中で、専守防衛の自衛隊はいったいどうなっているのか?その状況をまとめて、現時点の問題を更に具体的に指摘する。

民主党右翼の前原氏が今朝のTVで述べていた、日米同盟の問題3点。情報は全て米国頼り、防衛機器もほとんど中核技術を握られていて、さらにテロ等への対応戦力も現時点ではほとんど米軍に頼る。

これらの問題についてもこの本によれば、自衛隊の取り組みも進んでいることがわかる。情報については確かに軍事衛星の数が1000個にもならんとする米国と、大騒ぎしてもようやく偵察衛星をうちあげるかという日米の比較は出来る状態ではない。

しかし、米国依存ではあるがP3Cなどのハイテク電子機器を駆使した海空の戦力は北の化石のような武力だけでなく中国のおよそ10倍の兵力に対しても現時点では圧倒的に優勢であるということだ。その中でも各種ミサイルの制御は圧倒的な技術力の差があるようだ。

問題は専守防衛という言葉の響きから、攻めてこられても先制攻撃ができない自縄自縛の法律である。早急な見直しを訴えていることには得心できる。

中国潜水艦を日本の領海内から追尾した能力には中国軍もあわてたことだろうが模擬弾しか落とせないのは情けないというより、ほとんど漫画チックである。領空侵犯のスクランブルもほとんど毎日数回おきているようである。鼻先を通過しても銃撃されないという周りの国の侵入に、とげを見せ付けることも大事なことではなかろうか?