日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

スポーツの面白かった一日、さくら、遼、興毅

2009年11月30日 | Weblog
テレビ観戦、昼飯でいつも行く寿司屋のお兄ちゃんもまったく同じですと。
女子プロ、男子プロを時間差でチャンネルを変えながら、さくらの逆転賞金女王を
見届けて、遼の方はああ、決めるのは無理だが2位確定で相当に確立は高いと。

食事の後は、亀田の奴は態度悪いし負けろと、内藤チャンピオンを応援しつつ見たが
ぼろ負け。さらに亀田が遼君の受け振りを勉強したのか、殊勝なことをコメント。
態度もずいぶん考えたようであった。少しだけ見直した。

さくらの女王はここ数年でタイトルは取りそうだがなかなか届かず何となく今年は
藍も桃子もいないし、しのぶよりは応援していたというシーズンであった。
誰がとっても実の所自分には何も関係ないのではあるが、気分は少し良くなる。

遼君の賞金王も記録的に面白いではないか。この最年少記録を将来破るような
若者が出てくることが更に期待できるような気がしてくる。

この若者達は、あいつ、あの子に出来たのだから俺にもやれるかもしれないと
思わせるものを持っているという気がする。
実際は父親による英才教育とスパルタ訓練の成果であり、ご両親の努力なくしては
本人だけでは達成できてはいないことであるのは確実である。
すなわち、俺にも出来るかもしれないと思うのは、まだ幼児を持つ父親なのだろう。

スポーツと芸術は素人でうまいのが人生としては良い道だと子供たちを育ててきた。
しかし同世代の親が、こういう子供たちを英才教育していた時代だったのだなということも事実だ。

亀田家と石川家の子育ては社会教育として現れた人格は対照的に見えるが
実は、芯の所は同じかもしれない。

二人とも訓練に耐え、闘争心と競争心を持ち頑張る心をたっぷり持っている。
他のプロ達に比べて良くしゃべるところも似ている。
問題はその発する言葉のお行儀の程度があまりにも両極端であることだ。

世界チャンピオンとしての亀田興毅に世界に恥ずかしくない社会人としての自覚を問いたい。
きっと応えてくれるのだろうと期待する。

写真:近所の街路樹の公孫樹並木、今年は綺麗。

朝までテレビ

2009年11月29日 | Weblog
夜中の3時すぎであったか、目覚めてテレビをつけたら久しぶりにやっていた。
その中で、アンケートの民主党支持の数字が逆転していることを知った。
もう民主党にはこの国をあずけられないという割合が70%弱という数字だ。

これは驚いた。

田原の解説では、このテレビを見ている年代が比較的若いからかも知れないと。
しかし、新聞等の情報では事業仕分けの中継などで支持率は維持している。

亀井による天下りの強行などの人事が民主党のイメージとかけ離れていること、
あるいは、沖縄の米軍基地の扱いに関する閣僚発言のばらばら加減で国際的信用を
なくし株価がこの国だけ置き去りにされているようなことも原因かもしれない。

いずれにしても、ハネムーンをすぎてマスコミも民主党のおかしさの批判を
いっせいに始める時が来た。
年末に向かってまたも昨年以上の経済危機の兆候である。
脆弱な経済基盤の所へドバイバブル崩壊と円独歩高、そして株価暴落。

削りに削った予算でも、昨年のような景気刺激策が発動できるのか?

未だに撤回しない高速無料化、ガソリン暫定税率廃止、もっと早い決断が必須。
国の収入である税金が激減する中で一般財源化した暫定税の確保などは
少しでも国民の不安を少なくするのではないのか?

イラ菅が夜のテレビで色々ちゃんと迅速にやっていると胸を張っていたが
さあ、明日からの経済の行方はいったいどうなるのか?

昨年の暗い幕開けから少しだけでも戻ってきた経済が、また暗い新年を迎えそうで
気持ちも暗くなる。

写真:例年より綺麗な紅葉、緑とのコントラストが見事。

冬へ向かう

2009年11月29日 | Weblog
久しぶりに御殿場、いつもとは違う場所から冬景色の富士山。
到着した朝一番8時までは全体が見えていたが、9時を過ぎたら
気温があがり雲が出てきた。昼前には全体が夏場のように雲の中。

11月最後の土曜日、小春日和で汗をかきながら楽しんだ。

東京都男声合唱フェスティバル

2009年11月27日 | Weblog
今年で第九回、朝から晩まで続々と登場する各団体は高校生集団から
頭の白いOB会まで49団体が、10分弱のステージを披露する。
毎年参加団体の相互投票で一等になると翌年の大会で招待となり最後に
ちょっとしたステージを持つ。

九州工業大学メンネルコールOB会の参加メンバーは20名。
なんと関東地方でベース不在の練習を重ね、九州に偏在するベースに
ネットを通じて練習録音を聞いてもらうという、珍練習であった。

しかしさすが昔の仲間同士、前日練習でほぼ完成し、当日は午後一番に
銀座ライオンのカラオケルームに集合して声だし、最終練習。

そのとき隣の部屋には、朝早くのステージを終えて既に昼間の打ち上げを
やっている東工大シュワルベンコールのお仲間。
本番前にビールが目の毒ながら数名が乱入して相互の学歌などを合唱。

ライオンから浜離宮ホールまで歩き、集合、ステージへ。

会場で録音してもらった音を聴くと、言葉もはっきりとまことに予想以上の
出来であり、飲んだ後に聞いてくれた東工大の仲間からも重厚な演奏でしたと、
褒めていただいた。おかげさまで人気投票も頂き7位タイ。

それにしてもやった曲は、大手拓治の詩に林光太郎が作曲したやや思い入れの
強い、

四月の顔から二曲:冷たい春の憂鬱、湖上を渡る狐

いや~~~~~一昨年の現役合同ステージ以来だが、おじいさん集団でも
いい声が出るもんだと自画自賛。

ライオンに戻ってさあ飲むぞ!と歌いだして、これぞ四工大という「パリ若」。
パリの若者の歌は、当時四つの工業大学が持ち回りの当番で合同演奏会を
やった最後に歌う定番であり、四工大が消滅後の後輩はどこも歌えないらしい。

これを、東工大の指揮者に振ってもらって、狭い部屋が唸るほどの絶好調。

楽しんだ!

写真は浜離宮ホール。

今年の招待ステージは昔やった多田武彦の「雨」。
さすがのいい演奏であった。
来年はその名のとおり16名の「獅子16」が推挙された。



バカ丁寧化する日本語、光文社新書415、野口恵子

2009年11月23日 | Weblog
いやはや、聞きなれている最近のマニュアル敬語、させていただく、をいれ、さいれなど
日頃辟易している言葉使いの事例をしつこく上げて本来のあり方やトレンドを述べる、
さらに間には、御本人の嘆き節も挟まれて、読み進むこちらもむかむかするのだが(笑)
とにかく読み通した。
敬語のバカ丁寧化と本当の敬う心とは著者の見解では反比例、心のこもらない
形だけだったり極端には慇懃無礼で相手に不快感を与えるものも多い。

全体を通じてこの手のことだから、嘆き節を一冊の本にしましたというならわかるのだが、
「おわりに」ではこの本で敬語を学べと言う。
僕の世代には少なくともこれくらいの日本語能力は残っているので、若者向けと善意に解釈しよう。

著者の世代でも既に僕の嫌いな「ご用意します」が当たり前になっている。
このことばは還暦過ぎの世代にはやや抵抗がある。用意するのは相手のためとは言えこちらの行動である。
しかし「ご案内する」ということばには抵抗をあまり感じない。変化してゆく言葉の微分の部分かとも。

現代のちまたの日本語に関しては、一番気になっていた「お休みします」が少し減ってきたかな?
お店の定休日や臨時休業の張り紙に盛んに使われていたが、こっちが気にしなくなったのか
実際に使われなくなったのか?

以前勤めていた会社の役員さんさえも休暇をとるのに「お休みします」と言った。
「休みはするものか?」とその変な日本語を注意したが、きょとんとしていたのを思い出す。

残念ながらこの事例は出てこなかった。
ちなみに著者はフランス語外人向けの日本語などの教育を大学でやっているアラ50世代のお姉さま。

写真:銀座ソニービル壁面のツリー、点滅しているので本物はもっと色彩鮮やか。

今年もこの季節

2009年11月20日 | Weblog
銀座資生堂のクリスマスツリー、毎年きれいだが、今年は赤っぽく
激しく目立つ。通りがかりの人達は、たいていが年寄りだが写真を
撮ってゆく。自分もその一人(笑)
着物姿のお姉さまもちらほら、この不景気でも持ちこたえている
ご様子は立派。

さむらいブルーは本当にブルー

2009年11月15日 | Weblog
岡田ジャパン、「俊輔抜きシステム」失敗(サンケイスポーツ) - goo ニュース

夜中まで頑張ってTV観戦したががっかりの一戦。
前に書いたように、昨夜のブルーは英語の意味でブルー、困ったもの。
やっぱりネーミング悪いのだよ。

世界に恐れられるTSUNAMIとか威勢のいい名前に変えたらどうだろう。


どうする?という日本語と発想の貧困

2009年11月11日 | Weblog
国会質問やテレビのインタビュ、解説などの言葉で気になる日本語、
「どうする、どう考える?」
昔アメリカ人にあることで質問した
日本語で頻発する「どう考えるか?」というつもりである。

How do you think about it?

そしたらそのガイジンが言った、ソノシツモンハオカシイ。
どうやって考えるかと聞かれたら、

I think by my brain.

としか答えようが無いと。

では日本語のどう考えるか?という質問は英語では何と言うべきか?
一番簡単には

What dou you think about it?

と聞くねぇと言われた。
日本人はどう考えますか?と聞くことが多いし、さあ、どうするどうする?
と攻め立てるが、英語の発想では「何をする?」と聞くのだ。

このことを気にしだして長い。国営放送の女性アナがガイジンへのインタビューで
How?とたずねるのも見かけた、相手は日本人慣れか期待するように答えた。

この「どうする、どう思う、どう考える?」という質問は思考制限というか
問題の共有が前提になっている気がする。
これを「何をする、何を思う、何を考える?」と聞くと突如思考範囲が
広がる気がする。

日頃気になる言葉、日本人の発想の貧弱さの原因の一つのような気もするし
彼らのコンセプトベース、新しい発想、着想の思考パターンが見えるような気がする。

日本人は与えられた問題を解く、改善するのは得意だがまったく新しいものが
出てこないと言われる。

「どうやら」こういう言葉の問題もありそうな気がしている。
それで「どうしようか」という答えもない。

松井もやるなぁ

2009年11月05日 | Weblog
MLB=ヤンキース、9年ぶりワールドシリーズ制覇(トムソンロイター) - goo ニュース

NYへ帰るときっと活躍して優勝だよとは言っていたのだが、一人で6打点
ホームランも放ってなんとMVP。凄い。
今年でヤンキースとの契約が切れて他球団への移籍が話題だが、果たして手放すのか?
いずれにしろ、55番の活躍はうれしい。おめでとう!

写真はネット記事からの借用。