日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

素人オペラ見学

2010年06月30日 | Weblog
千葉のJR本八幡駅で降りて10数分、寂れた昔の商店街を通り抜けたところに立派な施設。
生涯教育センター、一階は立派な設備を整えた図書館。
その2階のホールで、オペラの抜粋コンサート。全員素人によるピアノ伴奏だけのミニオペラ。

「フィガロの結婚」

衣装も手作り、なんとお医者さんのバッグは我が家の隅にあった使い古しのビジネスバッグ(笑)。
でも衣装はそれなりに映えてるし、
看護婦さん用のハイソックスもオジサンがはくと貴族階級の足元に見える。
この写真はフィーナーレのあとの舞台挨拶。

大学OB合唱団の後輩の一人と並んで鑑賞。終わって本八幡駅前の飲み屋チェーンで一杯。
ネットの占いに従って飲ませてやった。いつの日にか沢山になって返ってくるとか。
なにしろ、運勢は一番良い日であったのだが。

ゴルフの月例会をサボって出かけたが、う~~~ん。どうだったか。
ゴルフは濃霧の中と仲間が言っていたので、それはそれかもと。

最後に京浜急行沿線から出かけるなら、東京一日乗車券の最大活用のチャンスであった。
そう、都営地下鉄の終点、京成本八幡、選択を誤り利用しそこなった。
もういかないだろうなぁ。

民主党のおかしなところ、気になるところ。追加あり。

2010年06月26日 | Weblog
鳩と小沢が表舞台から居なくなり、菅と枝野ですっかり支持率を回復した民主党、
このまま参議院選挙勝利で与党過半数にしてしまって大丈夫なのか?

気になるところ、いくつか:
1.突然の消費税上げの議論、事業仕分けは諦めたのか?財務省10兆円の隠しとか?
2.議員定数削減、公務員定数削減は消えてしまったのか?
3.外国人地方参政権、まだ本気でやるの?オランダの惨状御存知か?
4.参議院選挙のマナーの悪さ、特に東京のタレント議員、本当に国会にだすの?
5.国債を今年並みに来年も発行すると平気で宣言するな。
6.米国金融規制法の骨抜きにきちんと文句を言え。この不況全てあいつらのせい。
7.EUのギリシャ問題、金を出すなら文句も言え。こいつらも不況を増幅。
8.地球温暖化はCO2の為ではない。元副大統領も奴らの一味だよ。
9.特定業者と癒着しているとしか思えない「光の道」構想。総務大臣は変。
追加
10.児童手当外国人の外国居住子供にも配布。おかしい。
11.農業の個別補償で、せっかく動き出した大規模農業を潰す動き。違うだろ!
12.高速道路の無料化、事故が増えるだけ。1000円渋滞もやめろ!
13.金融で成長?グローバル金融の悪さを追いかけるのか?2周回遅れの日本、無理。

思いついくままであるが、まだありそう。

写真:庭の一株の紫陽花、色の変化がおもしろい。

日本決勝進出、眠い(笑)

2010年06月25日 | Weblog
早めに寝て起きようとしたが結局12時過ぎまでPCの前、ちょっと眠り目覚ましで起きた。
試合開始直後怒涛の攻めにやや危ないかなと見ていると、なんと2本続けて見事に決めた。

二人とも恐らく今回のボールの癖と高地の影響を完全に練習しきったのではないだろうか?
見事なコントロール、2本とも誰にもかすらずずばり決めた。

本田、遠藤お見事!

そしてPKのこぼれ玉を一点返されたが、すぐに本田と岡崎の見事なゴール前のパスで
綺麗な追加点。予想を上回る対デンマーク3-1の大勝利。

遠藤のゴールは試合前に今野からそのシーンを夢に見たと言われていたらしい。

試合後のインタビューでは素直に喜んだ中澤の笑顔に比べて本田は予想より余りうれしくないと。
ドイツで悔しかった中澤の喜び、もっと可能性を感じる本田の闘争心、なのだろう。
パラガイ戦も、頑張れ!

写真:庭の草花、これはイギリスのバッキンガム宮殿にも咲いていた。


教科書が教えてくれない「奈良」歴史の謎、武光誠、ベスト新書286

2010年06月24日 | Weblog
帯:あの世紀の大発見(2009年11月マキ向遺跡)
邪馬台国は奈良ではない!

と、はやりの邪馬台国論争を解決するのかと思ったら、マキ向遺跡から
出土した大量の鏡が日本製であり、邪馬台国の中国から贈られたとする
鏡とは違うという主張であった。

天皇家の成り立ちについての神武東征から話が始まり、藤原京、平城京
の構築と半島、中国ほんどからの文化の伝わり方、日本的仏教の成り立ち
など、面白く読めるのだが、帯のセンセーショナルな見出しは肩透かし。

まあ、いいか。先日の平城京復元の見学から何となく身近な奈良である。
半島や本土から沢山の人達がやってきて帰化したり、戻っていったりしたようだ。
しかし、中国の中心にいた人達にとって日本は遠い国で興味もなかったのではないか、
と当時のこの国のことを推察する。

いわば、半島からは負けた国の貴族達が逃げてきたところであり、大陸からはこちらから
出かけて先進文化を持ち帰ったと。

仏教の伝播にも面白い見解が示される。

それまでの氏神信仰と仏教との混合から、日本的仏教が生まれ、そもそもの仏陀の教えとは
まったく違う宗教が出来あがったという解説。さもありなんである。

大学の教養で歴史をとり、その試験に書いたことを思い出した。
日本文化は時折パルス的にやってくる大陸の文化によってデジタルに立ち上がった
のではないかと。工学部の教養の歴史の先生があの回答を見て笑ったかもしれないと
思いつつも、この本の解説はその回答があながち否定できないことであったのだなと
いま、一人で笑う。

平城京のあの再建された大極殿に集まった官僚はあっという間に漢字を習得し、
煩雑な事務をこなしたとある。但し、文章は読めても会話はできなかったと。
英語に置き換えるとそのまま現代ではないのか?(笑)

残念ながら神代のことは書いて無い。
長脛彦に負けて一旦ひきさがり神武が熊野から再上陸するあたりから話が始まる。

邪馬台国と天皇家の関係には言及無し。
いや、書くことが無いのであろう。だからおもしろい。

なぜ、九州の日向から東征の話が始まるのか?
なぜ、九州に神代の天皇の訪問の話が沢山あるのか?
磐井の乱や熊襲平定の現場は九州だが、大和からきたの?

子供のときからの疑問は一向に晴れなかった。

ちなみに故郷の山鹿灯篭のお祭は景行天皇をお迎えしたという言い伝えがある。
この天皇は西に下って九州全体を平定して回る九州巡行が日本書紀にあるが、ほんと?
143年生きていたことに矛盾を感じて古田武彦は「盗まれた神話」を書いた。
九州王朝の歴史を日本書紀が大和王朝の歴史に取り込んだというもの。
邪馬台国を含めて判らないから面白い。

写真:これは勝手に生えたドクダミ。
   独特の臭いが薬草としても効きそう。

石川遼はなぜぼろが出たか。

2010年06月22日 | Weblog
ゴルフの解説者が全米の開幕前に一言呟いたのが耳に残った。「遼君も体力をつけて」と。
4日間の痺れるゴルフは、精神力はもちろんだが基本的には体力勝負である。

考えてみると、男子マラソンをまともに走るのは大学ではまだ早くて、20台後半でも
なかなか勝てない。持久力をつけるという意味ではまだ20歳にもならない石川遼には
元々無理があると言えそうだ。

たいした経験ではないが、自分でもジョギングをやりフルマラソンに挑戦して完走したのは
40歳になってからであった。10キロ、20キロはごまかしても走ることが出来るが、
セミプロの野球をやっている人でも突然フルマラソンの完走は不可能に近い。
せいぜい30キロが限界だろう。

そのくらいに人間の持久力は訓練を前提として伸びるのだが、ある年齢の身体でないと
無理なところがある。

3日間でも相当なものだが4日間の強風と厳しい環境のゴルフはフルマラソンに例えられ
そうな気がした。

いやそれだけのこと。
彼も年を重ねて体力、持久力をつけるときっと突破できるだろう。
期待したい。

写真:庭の草花、梅雨に入り元気に伸びている。
   この花はどっかからやってきて繁殖している。
   鳥が種をもってきたか風に乗ってやってきたか、どうでもいいが元気だ。

とうとうやった宮里藍4勝目は米国内で、世界ランクトップ!

2010年06月21日 | Weblog
宮里藍、逆転で今季4勝目=世界1位初奪取、米本土で初勝利―米女子ゴルフ(時事通信) - goo ニュース

朝から、石川遼の風とハザードに苦しむTV中継を見つつ、宮里はどうなったのだろうと
考えていたら、ネット速報に「逆転優勝」とでた。凄い。

今年は長年の苦労が一気に報われる年なのだろうか?
こうなったら、岡本以来の賞金女王も夢ではあるまい。

小さな身体で難関を克服し、自己コントロールする姿は素晴らしい感動モノ。
樋口、岡本、小林達が積み上げてきた米国メジャーでの実績にさらに積み上げた成果。
世界ランクトップは初めての事。そして今期はこの勢いで次の全米オープンを初めとする
メジャー優勝と結果としての賞金女王を期待したい。

頑張れ、藍ちゃん!

写真:奈良東大寺、二月堂に向かう屋根の上の鬼瓦。

「諸氏百家」湯浅邦弘、中公新書 1989

2010年06月20日 | Weblog
儒家、墨家、道家、法家、兵家。
帯には:郭店楚墓竹簡(1993年出土)、上海博物館戦国楚竹書の成果を取り入れた
    中国古代思想の入門書
とある。
この本は読み出して少しづつ読んだので時間がかかった。
古代の中国の思想は現代の我々にも大きく影響を残しているし、今もしっかりと役に立つ
言葉の数々があり、新しい解釈やハウツーものも含めて沢山の出版もなされている。
中学、高校の勉強で少しだけかじり、あとは生活の場面やもろもろの読み物から何度と無く
見てきたものを今回は体系的に時間を追って眺めた気がする。

そして、面白いのは日本人もその名を知らない人はいないくらいの古代の思想家、
孔子等の子孫で形成される村が現在も存在していること。

確かに、先日見たグルメ番組では中華料理店の御主人が孔子の子孫だと名乗っていた。

中国古代の思想は、面々と引き継がれてきたと考えがちだが、大きな断絶を何回か
経ており、原典が確認されてはいないものが多い。一つは焚書坑儒と呼ばれる清の始皇帝
による思想弾圧と資料の廃棄、そして最近では毛沢東の指導による狂気の紅衛兵騒動だ。

これらの弾圧から逃れてきた文書が最近も発見されており、意図的に隠した建物の
構造物から話が始まる。壁に塗り込まれていたり、屋根の上の尖塔として保管したり
焚書坑儒に対抗する思想家の努力。そして、権力者の墓の副葬品などとしての保管発見。

いまもこの活動は継続して進められており、歴史的な遺跡の研究は未完のままと言っても
いいくらいの状況であることを知った。それは時代は下るが、日本の考古学のことを
考えると納得のできる話だ。この本も竹に書かれた新しい文献の発見とその内容を加味して
新事実を確認している。

孔子から始まり、様々な思想家の想いや活動が解説されている。
中でも孫氏の兵法は確かに現代にも通じるし、この思想に照らすと帝国陸海軍の
失敗の本質が際立って見えてくる。

孫子の兵法は平和主義である。戦うな、戦わずに勝てという基本思想。
しばらくは暴れて見せますという山本五十六の自殺行為はあり得ない。

このように、現代の事象も古代中国の考え方で理解できることが良く分かる。
東西に巨大な帝国を造り上げたローマと中国が現代にもその思想的な影響を及ぼしている
ことを再度確認した感じだ。

読み進むのがなかなか大変だったが、やはりこれはお勧めである。

写真:この春に植えた花の苗が育ってきた。大きな株になると期待している。

梅雨、じめじめ、蒸し暑い

2010年06月18日 | Weblog
夏の毛に変わる頃、なでると沢山抜けてくる。自分で舐めてげろで吐き出すのだが、
雨がちで外へ出られず、ごほんごほんと室内で。

ともかく蒸し暑いのは嫌いで、何かする気も起きないのは人間同様、この寝様で
つまんないとときどき吠える、わぉーん(まるで犬)。さらに何もしないと黒白が
茶虎を苛める。ひぃ~~~ひぃ~~~と情けない声。

こらっ!とおこるとととととと、階段を降りて逃げる。

しばらくたつと又この姿勢で二匹が、うわぉ~~~ん、ひぃ~~~ひぃ~~~と繰り返す。
蒸し暑いころ、こちらもイラつくが笑える。

今年の梅雨はどさどさと降る雨。それにしても湿っぽい。

「資本主義崩壊の首謀者たち」広瀬 隆、集英社新書0489A

2010年06月17日 | Weblog
帯:日本の資産が奪われる。15万部突破。

神谷秀樹「強欲資本主義」の裏側を実名でそれも、家系図も示しながらアメリカ欧州の
ユダヤ系金融マフィアの巨大で深遠な組織と仕掛け、さらには国家財政をも都合よくして
自分達の懐に持ち込むからくり。見事に腑分けされている。

よくぞここまで書いたものと仰天するが、出てくる方々の名前がものすごい。
いや、この本を読むまでは方々であるが、今後は「奴ら」というのが良さそうだ。

米国政権の金融関係中枢の殆どがこの金融マフィアの一派であり、サブプライムローンの
大失敗を招いたのも、前FRB議長として尊敬されてきたグリーンスパンであり、日本の
マスコミを通じて見える世界とは様相が違う。

それにしても、この方も不思議な人と呼ぶ大投資家ソロス。この人はこれらの仕組みも
良く知りぬいているが仲間ではない様子で、あのサブプライムローンの崩壊の中でも
稼ぎまくったと。さらに、議会証言では本質的な指摘をするので著者も一目置くと。

その言葉から恐ろしい将来の姿が見えてくると、著者の警告。
アメリカは金融界の狙うのは郵貯銀行の国民の資産。
そして、ドルの信用の失墜と日本保有米国債が紙切れとなる。

収奪を繰り返してきた欧米の中枢の本当の姿が見える。
その姿は、技術の国際標準化会議で垣間見てきたものとぴったりと重なる。
お勧め。

写真:バス通りの欅並木、梅雨入りの季節の濃厚な緑。



日本全国眠たい朝であったろう。カメルーンに快勝。

2010年06月15日 | Weblog
カメルーンに快勝!

松井のドリブルとセンタリング、2枚の後ろに居た本田が止めて綺麗にシュート。

お見事!

終半のパワープレイの猛攻にも肝を冷やしながら耐え抜いて久しぶりの日本代表の快勝。

ツイッター仲間は終って乾杯とか叫んでいたが、こっちは始まる前から始めて
点を入れたらワインをあけた。ボルドー2003年もの、渋い赤、飲み頃。

日本には勝てると油断していたオランダ、デンマークもチェック厳しくなりそう。
守備主体でカウンター狙いというのもあってよいのではと思うが、何しろでかい相手
迫力がちがいそう。せめて引き分け二つに持ち込めば、予選突破ありそう。

写真:国立新美術館への道、六本木の道路脇に咲く。
   梅雨だ。