日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

特別会計にメスが入るか?

2008年07月29日 | Weblog
ようやくまともな会議が開かれたようだが、数値目標は拒否。
国会で大騒ぎする国家予算を上回る規模の金が、縛りを持つ金として
無駄使いされてきた。それも最近は(昔からかもしれない)スポーツ用具や
タクシーチケット、さんざんな見苦しい無駄使い。

それより、全国に作り続けてきた箱物、高速道路、農道、ダム数え上げれば
きりのない税金の無駄使い。

本気で切り込めるのか、このチャンスを逃すともうできないだろう、
この会議の行方を見守りたいものだ。

写真:暖炉とソファーの居間につながるダイニングルーム。
   PCではクリックすると広がります。


熊本県知事、蒲島氏。期待したい。

2008年07月28日 | Weblog
東京の熊本県人のある集いに出た。
りそな銀行の細谷会長が講演をし、蒲島知事が挨拶をした。

元JRの細谷さんには、JR東日本のサービスはまだまだですよと、
G定期の件や新橋駅での対応、ホームページのメールによる回答の
官僚的対応について、冗談を含めてコメントしておいた。
効果が期待できるか?(笑)

蒲島知事は、東大(政治学)教授から政治の現場に転進した期待の人である。
熊本県のことで何かないかと聞かれたので以下のようなことをお話した。
1.熊本の水が売りになっていない。
  他県から転勤で熊本に住んだ人はみなさん熊本の水は素晴らしいと褒める。
  これが、住んでいる人には分からないままに成っているのではないか?
  福岡の日田天領水や宮崎の豊潤水のように、もっと売れるはずである。
2.県の観光資源である阿蘇、熊本市、天草を横に連絡する交通網が貧弱すぎる。
  阿蘇の奥、リピーター度日本一の黒川温泉はまるで大分県か福岡県の観光地の
  一部に成ってしまっているように思える。
3.農業、水産業ももっともっと売れるはずである。
  お米食味で西日本から唯一ランキングに入っている菊池米は江戸時代の寿司米
  として名をはせたものだし、天草の養殖魚もすばらしい。
  地味な日本一井草だけでなく、西瓜も産出量日本一 などなど。
もちろん、これらのことは県知事も十分認識されてることと思ったが、東西交通の
問題の認識度は高くはなかったように感じた。

写真:NZのミルブルックの部屋、暖炉の反対側のソファー、
   寝ているのは部屋を共有したゴルフの達人。


メタボ対策には腰振り運動、効くみたい。

2008年07月25日 | Weblog
腰振り体操をして腰のくびれを取り戻し水着グラビア写真集まで出した
おねえちゃんの本を行きつけの銀座の福家書店でついでに買って来て読んだ。
本と言うよりパンフレット、小冊子と言うところ。

オフィスで斜め読みしたら、体操のやり方は見開き2ページ*4種類だけである。
オフィスにいる3名の女性に「セクハラだよー」と見せてあげた。

ここだけよめばいいからねと。
「やってるのですか?」
「そう、なんかねズボンがゆるゆるになってきたよ。」
「そういえば、顎のところも締まったような感じですよ。」
ときた。

TV番組の紹介をたまたま見かけて簡単なので歯磨きや着替えのときに
ここ一週間位やっている。その後はぐっと疲れる気がする。
普段使わない骨盤周りの筋肉をよく使うらしい。

オフィスの女性に効き目があるかどうか、しばし観察。

おかしいのは電車の中で大きなおっさんが電車の揺れに乗って
ゆらゆら明らかにこれをやっている。

そうねえ、うまい手だと自分も吊り輪にぶら下がりながら意識する。
簡単なのでいつでもできて、結構効く感じである。

とはいえ、この猛烈な暑さの到来と時期が重なり、
単なる夏痩せかもしれない。

写真:NZのミルブルックのコテージの中、順次紹介する。
   ここはリビング。暖炉の反対にはソファーがある。
   隣がダイニングでさらにキッチンがついている。
   暖炉に向かって左右の奥にベッドルームが2部屋。
   それぞれに風呂とトイレがついている。
   おっさん同士で泊まるかぁ!という感じ。
   PCではクリックしないと全体が見えません。
   



誰が誰に向かって祈る言葉なのだろう?

2008年07月25日 | Weblog
広島長崎の原爆の日に必ず出てくる碑文。
主語無し、相手無し「二度と過ちは繰り返しませんから・・・」。
日本語だから語るのは自分なのか?
誓う相手はだれなのか?
時々疑問に感じてきた。

これは戦後白血病で亡くなった女の子をきっかけに子供達の霊を祭るものであると、ネットで知った。

マスコミの例年の報道を聞いているとこの言葉が毎年日本を覆う。
日本人が全世界に向かって謝罪している気になる。
そのように解釈している人も多いのではなかろうか?

被爆者の人達はどうなのだろう?
日本国民が自分達に謝っていると取っているのだろうか?

先の戦争がなぜ始まり、なぜああも悲惨な被害を広げるまで止められなかったか、
長年の疑問が解け出してきて、ふと思った。

極東軍事裁判で日本人の心の仕切りがうやむやになったままなのではないかと。
米国を中心とした戦勝国による一方的な裁判で、国際犯罪者として裁かれ主要な
責任者が罪に問われて死刑などの罰を受けた。

が、日本政府としての責任追及はやっていない気がする。
占領下における警察権、裁判権の蹂躙でいつの間にかうやむやなのか?
サンフランシスコ平和条約の後も沖縄は長く米国の統治下に置かれ今も広大な
米軍基地が広がる。

沖縄の人達は戦争を始めたのも完璧に負けているのに終わらせず、玉砕を市民にも
強要したのも、本土から来た軍であることをよく知っている。

広島、長崎、それに絨毯爆撃をされた東京、横浜をはじめとする大都市の
被災者はその殆どがなぜか、この碑文の気持ちで世界に謝罪しつつ、
被害が悲惨であったことを語り伝えることに専念している。

戦争は悲惨だから止めよう、それは分る。

誰が始めてなぜ始まったか、避けられる原爆を避けずに、投下してみたい
アメリカに投下の言い訳を与えたのはだれなのか?なぜなのか?

あの原爆も、絨毯爆撃も、沖縄決戦も神様からの罰などではない、
明らかに行過ぎた国際法を無視した米国の非人道無差別攻撃である。

怒りの矛先を向けるべきは対症的には当時の米軍であり、
原理的には大日本帝国政府、陸海軍である。

まだ、日本は納得のいく総括をやっていない気がしてならない。

写真:NZのリゾート、ミルブルック。宿泊施設の全景。
   手前にスタートホールが広がる。


高等教育の国際競争力を磨くには

2008年07月24日 | Weblog
日経朝刊のコラム 大機小機(逆境)
世界中から優秀な頭脳を民族を超えてかき集める米国の教育と日本の現状の悲惨。
「「西太平洋の島国」のある県の教育委員会」と皮肉もちりばめて、世界に遅れないためには教育では何をどうすべきか、なかなか烈しいご発言(笑)で賛成!

~~~~~引用開始~~~~~
霞ヶ関にそびえ立つ文部科学省の高層ビルは学術繁栄の象徴ではなく、役人天国の記念碑に過ぎない。もし「米俵百俵」の精神が残っているのならば、同省のビルを売り払ってその資金を教育の充実に充てるべきところだろう。
~~~~~引用終り~~~~~

米国流の真剣勝負の教育と点数主義には批判もあるが、もやもやした評価の私物化よりはよほどましとも。

大いに同感、昔から時々話に出てきた、一番要らない官庁、旧文部省。
科学を取り込んで全体は潰せない感じだが、(逆境)さんのご意見は
必死で読むが無視だろうな。

写真:先日のまぬけなトカゲの捕り物、発見して観察中のところ。
   ドキドキ!
   このあとぴょんととびかかる。
   芝生の色は日陰も日向も同じだが、このコントラスト。

どう考えても大分だけの問題ではないはず。

2008年07月23日 | Weblog
数十年にわたる教員免許の私物化、ビジネス化の問題はたまたま発覚した
大分県だけが問題にされているが、半世紀を越えて運用されてきた仕組みには、
ほかでも必ず腐敗が発生しているはずだ。

マスコミは情報をつかんでいる筈、もみ消されるままにしていいのか?

新聞沙汰をもみ消す手段はいろいろあるようだが、この場合当事者が
マスコミであったりして、大分では地元紙でお詫びをしたとネットニュース。

各県での一斉調査と公表をやらないのかねぇ、文科省。

ありませんでしたと平気で嘘をつくときっとたれ込みが入る。
学校は夏休み、時間を稼いで忘れてもらおうという作戦か?

写真:大暑に咲く花、まず一厘。これから群れて咲く蕾がたくさん。


死刑にできないのが残念だ。

2008年07月23日 | Weblog
日経朝刊、ザ厚労省 戦略なき取り繕い行政 第一部終わり。
旧厚生の花沢武夫「厚生年金保険制度回顧録」墓をぶち壊しに行きたい位の怒りがこみ上げる。なんという無責任。

引用の引用であるが、...

「すぐ考えたのは膨大な資金の運用ですね。何十兆円もあるから、一流の銀行だってかなわない。厚生省の連中がOBになったときの勤め口に困らない。年金を支払うのは先のことだから、今のうちにどんどん使ってしまって構わない。先行き困るのではないかという声もあったけれども、そんなことは問題ではない。」

年金制度創設者の一人がこれでは、お役人さん全員安心して悪さをしているとは考えずに、被保険者の金を自分のものと勘違いするわけだ。責任を取る人さえいれば、ご本人は責任逃れの一言で済むわけである。

民社党による年金の船構想など、お笑いの無駄使いのアイデアもあったようだ。その後グリーンピアなどの箱物の無駄が始まり、現在の悲惨に至る。

許せん!

写真: 大暑の庭に写るわが身の影。なにやらナウシカの巨人風。

真夏到来なれど

2008年07月21日 | Weblog
サミット後に動くと言われた政治情勢は、真夏の日差しの強烈さに押し消されたかあっという間の夏休み。朝刊のコラムに嘆き節あり。どちらも死に体か、官邸は夏休みで何もせぬ無責任、政局ばかりの小沢戦法で党首選は対立候補無しか?
いくらなんでも、そのまま秋までタダひたすら時間の過ぎるのを与野党共にすごすのか?
すぐやらねばならぬことを見てみぬふり、官庁の病気が政治にも蔓延してしまっている気がする。その影響かTV政治からみ番組の視聴率ががた落ちだと、民も夏休みでやる気無し。マスコミも夏休みと言う中で、日経朝刊の一面連載はようやくの感ありだが、厚生労働省の仕掛けの悪さに焦点をあてて、読ませる。
官庁志望の学生、中でも東大生の意気込み、志を聞くTV番組もあったが、いざ入省して組織に入るとあっという間に変身する、いや、させられるのが目に見えるようだ。

写真:芝刈りした後の庭、強烈な夏の光で、影と日なたのコントラスト。
  PCではクリックして全景が見えると、右隅の四角い日陰に黒白がいる。
  暑いがここは面白い。まぬけなトカゲが今日も一匹犠牲になった。

日米韓のブラックユーモア、オリジナル

2008年07月17日 | Weblog
韓国の大統領が窮地である。
端を発したのは牛肉輸入問題、
こらえ性の無い韓国人はBSEに感染しやすいという根拠のないネット情報で
火がつき一斉にデモを始めた。そのスローガンが徐々に変化しいつの間にか、
牛肉輸入反対から大統領弾劾へと塗り換わった。

当初先導していた牛肉関係者はいなくなり、左翼と若者がデモの主体になったと。

これにはもっと底辺に期待を裏切られた韓国民があると、週刊東洋経済7/19号。

左派大統領が続いてめちゃくちゃに陥った韓国経済の救世主と期待されたリ大統領は3ヶ月では殆ど何も成果を出せず、牛肉問題からいつの間にか大統領批判へ。

そこからふと思った。日米韓で話ができたというブラックジョーク。
その構図は

例の結論の出ない竹島問題で韓国に左派政権が散々やってきた日韓問題に
燃えやすい韓国人民を誘導して、大統領への攻撃を沈静化させ、更に韓米間の
しこりもほぐして、日韓の元々ある火種は適当に酸素も送り込んでおき、

というシナリオ。もちろん、アメリカの戦術であり、韓国大統領側近と
日米との共同企画。韓国が沈静化したらすーっと消える。

ありそうだな。

あくまでもこれはジョーク、しかもここでのオリジナル。
同じことをどのくらいの人が考えたか興味あり。

竹中が大統領顧問に呼ばれたがあの短気な民衆を相手に何ができるか、
見て行きたい。

かつて昭和40年代に進出した日本企業の工場が労働ストに耐えられず殆どすべて撤退した国である。
なかなか。

日系朝刊トップ記事、タイトル悪いな。

2008年07月17日 | Weblog
「製造業の税負担率 最低」
海外利益、還流せず。

まるで日本企業が悪者であるが、そうではなくて、
日本の法人税率が高すぎるということを表に出すべきである。

半導体が韓国にすっかりやられたのもちょっと見ただけで、韓国の税金の
負担、国による振興支援による大規模投資競争の結果であり、日本企業は
仕組みで負けたといえるくらいだ。

国際的な競争の中で、日本企業が40%という高い税率でも良くぞ頑張って
いるものだという視点に立たないと、蛸足でシュリンクすることになる。

関連記事で経済2面に「企業が海外で稼いだ利益 還流へ税軽減を検討」とある。
欧米のやり口のまねをして国内への利益の還流を促進する方策をやるらしいが、
法人税の高さをそのままにしたら、国全体が沈むということを忘れてはならない。

トヨタ、ホンダ、ソニーなどのグローバル化した国際優良企業が本社を日本から
税金の安い国へ移して発展を図るという話は、いつでも起きることであり、
そのときは、技術の根源である日本という国がまさに沈没することだろう。

何もしないことで保身をはかり時間をかけて偉くなり、お金を稼いで天下りする
官僚の問題の根は深い。

それに輪をかけて「真空化」した政治はどうするつもりだ!