日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

冠雪の富士山

2009年10月31日 | Weblog
ミッドシニア懇親コンペというのに誘われて、さらにパーティのお酒を飲みたくて
久しぶりに電車で出かけた。自宅を6時に出て横浜経由で国府津へ東海道線、
国府津で御殿場線に乗り換える。がらがらの電車に座って待ち時間30分、
御殿場線を数箇所の駅で単線離合をしながら東名高速の高い橋の下をくぐると
しばらくして富士山が見えてくる。
電車にはゴルフの格好のほかに登山の人もいて、今日はあのルートとかの会話が聞こえる。

登山の人達は金太郎生誕の地と駅に看板のあるやまきたで下りてゆく、御殿場に
近づくと一旦見えなくなった富士はゴルフ場に行くと再び晴天の朝に全体の絶景を見せる。

これが暖かい日で、ハーフを終わる昼前には雲隠れしてしまうので貴重なショット。

68歳のお二人とラウンドした。お一人は前日の木曜杯で優勝したハンディ10のSさん。
自分のゴルフより、Sさんのゴルフを見るのを楽しみながら後半は良いゴルフができた。

帰りは念願のパーティでビールを頂き、送迎バスに。
国府津の乗り換えは数分でよく、大船、洋光台、バスと乗り継いで行きに比べて早めに帰宅できた。

お天気の平日ゴルフと富士山の絶景を楽しみ、がらがらの御殿場線では鱒の姿寿司と日本酒、
満喫の一日であった。

寒くなりました

2009年10月31日 | Weblog
ちびのはずの大ちゃんも大きくなって、二匹が対等くらいの目線。
でも先週の寒い日はこのとおり、二匹がくるみあってさむ~~~い。

昨日今日は一転して夏日かとも言うくらいの暖かさ。

またも元気に犬のように庭を跳び回る。

年金破綻論の間違い~~~週刊東洋経済(2)

2009年10月28日 | Weblog
年金問題は国際的にも最強の引っ掛け問題と細野真宏は言うが、確かにあらゆる人が誤解している。
しかも相当に強硬な破綻論を本にまでしてきている、今週の特集はそれらを一つづつ論破している。

「誰が何を間違えたのか?」と題するところのタイトルだけでも示しておく。
~~~~~抜粋引用~~~~~
1.経済前提が甘い 
 主な主張者:
民主党、各新聞社、高山憲之(一ツ橋大学教授)、鈴木亘(学習院大学教授)、西沢和彦(日本総研)、
土居丈朗(慶応大学教授)など

2.世代間不公平論
 主な主張者:鈴木亘、高山憲之、西沢和彦、その他多数

3.公的年金の債務超過論
 主な主張者:高山憲之、金子勝(慶応大学教授)、小塩隆士(一ツ橋大学)、その他多数

4.積み立て方式移行論
 主な主張者:鈴木亘、榊原英資(早稲田大学教授)、井掘利宏(東大教授)、経済同友会、自民党上げ潮派、
その他多数

5.未納の増加で破綻する
 主な主張者:日本経済新聞、民主党、その他多数のメディア、経済学者など

6.基礎年金の税方式化
 主な主張者:日本経済新聞、西沢和彦、八代尚宏(国際基督教大学教授)、橘木俊詔(同志社大教授)、
小塩隆士、土居丈朗、自民党上げ潮派、経団連、日本労働組合総連合会など
~~~~~
これら6つの破綻論はなるほどと思わせるが、総合的には矛盾を内包したり今からでは無駄だったり
それぞれに欠陥を抱えるものであると指摘している。


そもそも年金方式を創出したのは、ドイツの宰相ビスマルクであり、年金不信論は日本だけでなく
世界的にも湧いては消えている。その先端を走ったのはなんと世界銀行であり、実際に南米諸国では
ここにある積み立て方式へ移行して破綻したり、401Kなども景気に左右されて損失を抱えるだけ
と言うようなことが起きている。世銀は世界に向かって移行勧告出すというおろかな過ちを犯した。

ここまでの今回の特集だけでもこれから年金を積み立てる若い方々は一度じっくりと読む価値がある。

さらに記録問題のPART3は本質を見抜いたものであり今後の民主党の取り組みへの警鐘である。

なんと、ここで紙の記録を照合するのは無駄だと長妻大臣に向けて指摘した三木雄信さんは、
この原稿を書いた5日後に「年金記録回復委員会」の委員に就任している。
主張をぜひ委員会の方針に織り込んでいただき健全な記録問題の処理をお願いしたいものである。

写真:大きさを比較するために2Lのペットボトルをおいた。
   この瓜の巨大さ、それとこれを料理する過程が左のなべに納まる
   金色の麺。実は瓜の繊維をゆでてほぐしたもの。
   麺として汁につけてもおいしい。中華料理の材料でもあるようだ。
   この瓜は知人が素人で畑を作って栽培していただいたもの。
   なす、なっぱ、大根、そのたたくさん、感謝。
   本当にありがとうございます。

 

年金解説:ひょっとしたら、鳩ではなくサギ内閣?

2009年10月26日 | Weblog
週刊東洋経済、10/31 民主党でどう変わる「年金激震」
PART2「年金不信はなぜ広がった?」

以前から年金破綻を言い続ける人といやいやきちんと年金を納めていれば大丈夫と言う人がいた。
この特集では、極めて具体的に分かり易く全体の仕組みを解説し、今後の見通しを述べている。

このPART2のサブタイトル:
破綻論者と民主党の変遷、「間違った批判」に惑わされないためにポイントを抑えよう
とある。

破綻を本にして書いた人の代表は、ミスター円の榊原英資「年金が消える」、金子勝「粉飾国家」、
木村剛「僕らの年金脱退宣言」など若い人達に不公平感と不安を植え付けてきた。恐らく、若い方々の中には実際に年金を納めないようにした人もいるのだろう。

年基金記録問題がめちゃくちゃであり、いまだにその修復が途上であることは事実だ。
民主党は攻める立場から守る立場になったとたんに年金制度改革を数年先送りすると言い出した。

自民党政権が地道にやらせてきた記録問題を片付けなければ先が無いこと、その問題の困難さに
攻めていた長妻本人さえもやっと気がついたのだろう。
いやいや、その前に制度改革が考えてきたほど簡単な事ではなく纏め切れないのが本音だろう。
結局4年先送りを宣言している。ふたを開けてみて年金官僚のやってきた酷さがやっと判ったのか?

カリスマ講師の細野真宏は、年金は世界有数の「ひっかけ問題」だと喝破する。
年金制度を知らぬまま制度を論じていた委員たちなど、痛烈な批判がされている。
御本人も政府委員をやりその経験から、この3月に
「未納が増えると年金が破綻するって誰が言った?」
という本を出していて、たしかこのブログでもコメントした気がする。

良くわからずに悩む人にはこの特集はお勧めだ。
何しろ年金をもらうまでの通過儀礼たるやちょっとした短編小説がかけるくらいだが、通過すると
もうすっかり忘れてしまう類のくだらなさである。

最後に、この特集が言いたい事の一つはこの問題が民主党の選挙に利用されたという論点である。
このブログを書く気になったのも実はここにある。

本を書いた人達も、小沢や長妻、鳩、岡田ほかの人達も、ぐるになってこの問題で選挙をした。
ということらしい。結果遂行の責任を取ってもらうべく決して忘れず見守らなくてはいけない。

写真:国立博物館内の皇室宝物館、正倉院の仏様など多数。
   博物館の催し物のついでにそのまま入場できる、常設館である。

後任は官僚あがり、逆戻りの世界、バカな事を!

2009年10月21日 | Weblog
日本郵政後任社長に斎藤次郎氏 元大蔵次官、亀井担当相が発表(共同通信) - goo ニュース

いったいこの民主党政治の矛盾は何なのだ?
脱官僚と叫びながら郵政だけは官庁に戻すと言うのか?
まるで社会主義国のような動きに見える。

郵便事業はそのうち石炭産業の後を追う、その前に固定電話が消える。歴史の必然。
中曽根行革以来、国鉄、電電、専売と三公社を民営化してきた日本の政治の方向が
突如郵政で逆戻りをするのか?

今日になって突然、日経は一面他に危機感を示す反対意見を示した。
郵政民営化の本質をやっときちんと問題視した議論である。
膨大な郵便貯金を特別会計で官僚が勝手に無駄使いすることから一般の経済に活用することへの転換。
西川さんが打ってきたいくつかの事業構造の見直しもがたがたになるのか?
鳩弟の大騒ぎは細かく報道しておいて、郵政3事業の改革の評価をしてこなかったような気がする。
マスコミの仕事としてはバランスが悪くしかも遅すぎると思う。

民主党のおかしなことをもっと追及する姿勢が欲しい。
郵政逆戻り、暫定税率廃止、子供手当て、国債大量発行
社会主義独裁政権の庶民への阿りが、この国を滅ぼしかねない。

追記:日銀総裁選定の時はあれだけ頑固に官僚上がりを拒否したのに、
   小沢と人脈があるという官僚上がりを楽々社長に据えるとは、なにごと!
追記2:日経朝刊一面のコラム春秋に、イミフーと同じ事を書いている。
    社説にも、遅いね。
    以前もあったが、新聞がこのブログの後を追ってくるのは痛快。

写真:住宅地のバスどおりも秋色

侍の憂鬱?=サッカー岡田ジャパンの愛称

2009年10月20日 | Weblog
岡田ジャパン新愛称発表!そのとき周囲はあ然…(スポーツニッポン) - goo ニュース

京浜急行は赤い電車で知られるが、中に全体が青で塗りこめた編成がある。
そこにはsky blue trainと書いてある。blue trainは御承知の旧国鉄以来の長距離寝台列車だが、
ブルーは青、青い海、青い空と日本人には感覚的に良い印象をもつ。

所が英語ではブルーは憂鬱の印象が強い。

昔、京浜急行の結婚式場の電車内広告に Blue wedding とあり笑った。
横須賀基地もあり外人さんの多い電車である、恐らくどなたかがコメントしたのだろう、名称が転々とした。
青い海に囲まれた結婚式の印象を憂鬱な結婚式にしてしまうミスは日本では多い。

ちなみに日産の名車ブルーバードはそのまま名前を英語圏に持ち込むと問題になりかねない名称。
そこで日産はアメリカでは愛称は捨てて記号番号で売っている。
だが、ここにも問題がありDutsunをダットサンとは読めずダッツンと呼ばれていた有名な話がある。
従って最近はNISSANブランドにしているようだ。

侍ブルーは英語圏ではもうつむき加減で切腹寸前の武士に聞こえてしまうのではないかなあ。

この周囲は唖然というのとは意味が違う唖然であるが、
なんとかしてもらいたい。

品川の「ストリングスホテル」も気になる英語の名前の一つ。
どうしても「しがらみの宿」と受け取ってしまう。

写真:その侍全盛期のころの黒田藩江戸屋敷の鬼瓦である。
   垣根は普通の高さであり、2メートルを軽く越える高さ。
   鬼瓦なれど鬼の顔はないと解説。
   東京博物館内にオープン展示されている。先日気がついた。

山頂は冬モード、冠雪の富士

2009年10月20日 | Weblog
暖かい日曜日であった。御殿場から朝の富士山は雲が覆って山頂のみ顔を出した。
その後は殆ど隠れたまま、前日に降った雪が五合目くらいまでのベールとなりもう冬かと思わせる。
こちらのゴルフ場も紅葉が広がり秋模様が進行する。芝はまだ緑だが徐々に赤みがさす。

帰りの高速は又も事故渋滞、東名の渋滞の名所バス停前まで、延々とアイドリング走行。
通常は1時間ちょっとで帰り着くのになんと3時半に出てたっぷり3時間余かかった。疲れた。
遼君の日本オープンの優勝シーンを見ようと早めに出たのに高速の上でTVの音声のみでプレーオフの
瞬間を聞いた、惜しかったがそれにしても凄い。

これも高速値下げの影響であり、しかも恐らくサーカス運転で起こしたであろう事故にもう一つ重なっていた。
無料化されたらどうゆうことになるのか、考えただけで恐ろしい。逆に第二東名の需要が増加して道路族を
喜ばせるのか?

高速の追い越しレーンの速度制限をもっと緩めて140キロくらいにしてしまう手もありそうだと識者の言あり。
こういう対応も考えてもらいたいものだ。せっかくの車の性能がもったいない。

ところで、燃費ワーストはランボルギーニらしい。アメリカでは燃費の悪い車の税金が高いらしい。
どうせ金持ちが買うのだから関係ないとか?
だろうねぇ。

なぜかアメリカ株価続伸、明日の日本もメガバンクが上がりそうな勢いだが、さて。

御即位20年記念 特別展「皇室の名宝―日本美の華」

2009年10月16日 | Weblog
http://www.bihana.jp/
皇室の宝物を2回に分けて展示する、一期は近世から現代までの日本画が主体。
中でも若冲が凄い。

平日の昼間なので空き空きかと高をくくって行ったら、いやいや特にお年寄りの凄い人人人。
正門を入ったところで旧知の御夫婦に出くわし、平日で空いてるかなときましたと言うと、いやいや
込んでるよと言われた。恐る恐る入館すると確かに、自分より先輩が大多数。
殆ど背の低い方々で後ろから頭越しに眺めた。
本物を見ないで書かれた獅子の姿には笑いも出てくるがなかなかの迫力。
しかし、若冲の植物、鳥、魚の絵にはその質量ともに圧倒される。
悪くなって見えにくい目にもしみてくる美しさと繊細さ、細かな一本一本の毛まで観察された姿が
例の言葉になる。

人は絵を見て本物のようだと言い、絶景を見て絵のように美しいと言う。

それにしても膨大な量であり、一回りするだけでほとほと疲れた。
いつも立ち寄る常設展は殆ど素通りして、仕事に戻った。

それにしても天皇家はこれだけの、いやこの数倍の宝物を持ち、たまには鑑賞することもあるのかしら?

11月初めまで、お勧め。
通り抜ける上野公園も美しい秋の色になりかけている。


鶴と亀がすべった後ろの正面だ~れ.....

2009年10月15日 | Weblog
みずほ

~~~~~
以上、タイトルからここまでは
yfkh*r*53という方の某株式ツールのみずほ株チャットの投稿です。
あまりのおかしさに声を出して笑いました。
ここに無断で引用します。

さて、
新橋駅例のきしゃぽっぽ広場で人待ちをしていたら、テレビクルーがやってきて
鳩政権の採点をしろと言う。すでに数十人が赤い丸パッチを貼り付けたダンボール
紙が差し出される。ほとんどが60点のちょっと上くらい、まあ及第かというレベルだ。

ひとつだけ100点に近い人もあった。よし、と74点にした。
現政権についてのコメントをとカメラが迫る。昔田中真紀子外務大臣のことではよぱらっていた。
今回は昼飯前の待ち合わせ、以下のようなコメントをした。

オバマはやると宣言しただけでノーベル賞だ。鳩もやるといったことに取り組んで居る事が分かる。
オバマより実績も出ている。問題はいくつかあり、高速無料化、ガソリン暫定税率廃止、それに
妙な連立政権でごちゃごちゃしていること、この三点が減点要因でしょう、とお話した。

よくやったという点は?
そうね、大臣を向こうに向かせたことかな、予算ぶん捕りでなく予算削減をさせるという所は評価したい。

といいながら、厚労省はやたらと膨らんで結局90兆円だと???なにそれ!!!

テレビ東京であった。
放映に使われるかな?(笑)

文芸春秋十一月号、小沢一郎「新闇将軍」の研究、立花隆

2009年10月12日 | Weblog
おお、あの闇将軍田中角栄を落とした立花が、新闇将軍と呼ぶ小沢をまた落とすのか?と期待するも
過去の自分の著書を引いて、現在の小沢の姿を描くところまで、今後に請うご期待という所か。

政治は選挙と割り切る、田中、金丸直伝の手法と対人作法、立花は現時点で唯一の胆力を持つ日本の
政治家と評する。金権問題は今後の国会で追及されることであろうが、あのロッキード事件の様な展開
は期待できそうに無い。あの時は首相が民間航空機の機種選定に関与してピーナッツを受け取るという
巨額な裏金の存在が日米双方で明らかにされて角栄はあっというまに失脚した。

元々、塀の上を歩く政治家と言われていたものを、立花の「研究」が塀の向こうに突き落とした。
タイトルからは思わず期待してしまうが、今回の「研究」はまだサーベイ段階である。とはいえ小沢の
パワーの源泉やその手法、政治家としての行動の履歴などから整理された実像は相当なものだ。

立花がもう一度闇将軍を天下白日の下で晒し者に出来るかどうかはわからないが、今後に期待したい。

写真:木犀はにおうよ~~~