日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

生田さん、郵政改革を進めて道半ば。政治の愚策が後戻りさせた。

2011年01月31日 | Weblog
小泉改革の筆頭であった郵政民営化を数名の馬鹿政治化が嫉妬心から後戻りさせた。
その郵政改革の真っ只中で活躍され、志半ばで追われた生田さんの「私の履歴書」が
今日まで。最後の見送り、やってこられた生田さんの方向を一緒に進めてきた社員が
惜しむ盛大な見送りであったと。御本人は見送りを辞退したにもかかわらずである。

NTT民営化の真藤さんは自らの金のちょんぼで辞任したが、改革民営化は見事に開花した。
郵政は道半ばで政治屋の手を出す所となり、元官僚をトップに据えるという無残。

NTT改革では黒電話を石炭産業とみなしていかにして、この金のかかりすぎるネットを
新しい技術と世界のデファクトによる経済的な方式に転換してゆくかが長期課題であり
今もなおその道の半ばである。インターネットの出現によって電話交換専用の機器は
不要となり、その後継機の開発は立ち行かなくなった。歴史の必然だ。

郵便が石炭産業化するのも近未来の悪夢ではない。
情報交換は電子的に簡単な操作でだれてでもどこに居ても出来るようになるのだろう。
電報が冠婚葬祭向けに生き延びたように、紙の媒体も生き残る分野はあるだろう。
しかし、郵便事業も宅急便などの民間との競争産業であり、手紙やハガキは今の値段では
採算が取れなくなる時が迫る。

こうした歴史の必然をせこい政治屋が自分のためにひっくり返すこの国の志の無い
ありようには絶望感を抱く。

民主党のやった悪さの中でも改革と真逆の所業のひとつ、郵政「官」営化の動きは
歴史の流れに逆らう狂気の所業だろう。

いずれはこのために無駄な税金を垂れ流すことになるのではなかろうか、
その時では遅いのだが。

写真:不動池の氷。今年は寒い。





見てしまった最後まで。よくやったザックJapan

2011年01月30日 | Weblog
香川無しでもきっと勝てると言い残した本人は日本へ帰国して治療するとか。
それにしても解説の言う所、ザッケローニ監督の采配お見事、どんぴしゃのはまり。

延長後半に出てきた李のボレーの見事さ、今大会最高の美しいゴールだと断言あり。
それを演出した長友、よくぞ走った。この試合だけでも12キロ位走ったそうだ。
長友、岡崎はまだまだ走りますよ、との解説。凄い。

そうそう、その岡崎へのパスも見事で、ヘッディングはほんの少しのずれでしかなかった。

これを見るために午後の浅草での演奏会終ったら直行で帰宅。早めに飯を掻き込んで
猫と一緒に一眠り、真夜中過ぎに目覚まし時計で起きた。
今大会は日本の全試合を見てしまった。
暇もあるのだが、新生Japanの個性溢れる若さがそうさせる。

調子を落としていたと見られる川島もオーストラリアの度重なるシュートを奇跡的に
はじき返したのは立派。

大会MVPは本田であったが、この試合のMVPは川島か長友にやりたい。
ブルーでないJapan.久しぶり。

非公式サッカー世界王者というのがあるそうだ。
なんと現在日本が持っている。その前のチャンピオンアルゼンチンをこの大会前に
やっつけたので廻ってきたのだと。これも無事防衛できたわけだ。
最初はジョークで始まったのが、歴史を重ねているらしい。

各国代表チーム同士の試合で勝った方がチャンピオンになる、ボクシングの王者の
ような見方である。さて、どのくらいキープできるかな?
ザックJapanは無敗神話が出来かけているのだが。

写真:冬の富士山頂、今年は雪が少ない。

午後の徘徊

2011年01月26日 | Weblog
森の中の小道には案内板が整備されている。
昨日は広い緑地側、鎌倉方面へちょっと行ってみた。

この看板から少し行くと動物園方面へ行く。
途中すれ違う人が結構いる。この動物園へは横横道路から直接入る週射場があり、
帰りもそのまま高速へと出るしかけで、一般道への出口の無い仕掛けになっている。

今日は、3時から一時間ほど反対の金沢文庫方面へ向かった。
先日は不動池へ直接降りたが、そこを通過するとなんと一旦住宅地の裏道に出る。
30年ほど前に金沢文庫までまだ幼時であった子供達とハイキングをしたが、
その時は全て森の中であった記憶がある。なんと車が止まっている。

そこを通り過ぎると能見堂跡地である。色々な説明版や記念碑らしきものが沢山ある。
一番新しそうな説明を読むと、鎌倉から江戸時代のお堂には住職も居たらしい。
鎌倉から馬に乗って金沢文庫へ通うメインストリートの名残である。

能見堂の由来も色々書いてあるが、その一つは金沢八景を見渡す絶景の場所であったこと
から「能見」=良く見える、という命名らしい。ある画家は余りの絶景に筆を投げたとまで
書いてある。能を鑑賞するお堂があったと思い込んでいたので、記憶を訂正しなければ(笑)

そこらにはワンの散歩の方や子連れのお年寄りなど今や住宅地の真ん中の緑地らしい
雰囲気である。
そこからはすぐ別の道経由で不動池に下り、住宅地を抜けていつもの公園と遊歩道を
経由でして戻る。丁度一時間。

不動池近くの町内会館横の雑木林からざわざわと何かの音がする、近づくと大きくなる。
どうやら沢山のリスが集団で林の奥へ逃げて行く音だったようだ。
そこは道路を挟んでそれこそ住宅街なのだから、まさにおうちの周りをリスがうろつく
という環境である。


決勝進出、ひやひやもの。

2011年01月26日 | Weblog
川島が今大会初めて存在感を見せてくれた。
ぽろぽろ点を入れられてきたが、PK戦では相手のキックのまずさも手伝って
久方ぶりの韓国戦勝利。

次のウズベキスタン対オーストラリアの前半も見たが、日本と似た動きの
ウズベキスタンの攻撃を止めて、ロングボールで個人プレーの2得点。
どうやら予想通り決勝はいつも大事な所で負ける相手になりそうだ。

全員がでかい、走力も凄い、さあ、ザッケジャパンどうするか。
前半戦の動きはお見事であったが後半は要を抑えられてパスがとおらなくなり
攻撃がシュートまでつながらなかった。より疲れているはずの韓国に勢いでまけ
勝ゲームをPK戦に持ち込まれた。スタミナ勝負に弱いようだ。

それに長友をはじめバックがイエローカードを背負うのでやりにくいのかも。
欧州ででかい相手とやっている長友、香川の活躍に期待したい。

さて、寝るか。

写真:この冬の富士山。

不景気の元

2011年01月24日 | Weblog
やっぱりそうなのかしら?
今朝の番組で日米欧のマネーサプライと日本の鉱工業生産つまり景気との関係を
簡単に表現したグラフを示してくれたのは森永、元日銀総裁のお坊ちゃまタレント?

最近は色々な番組にでて、経済的な場面のコメントをしているが、まともなことも
分かっている人なのだと再認識した。なぜ日本だけがこうなるのか?いわゆる米国の
ドル安誘導に遠慮したのではないかという論調であった。

欧米がマネーサプライを一気に増やした時期に日本銀行は何もせず円高を容認した。
どうも歴史的に円高を好むのがこの国の中央銀行の嗜好のようだ。日本が経済的に
追い込まれて苦しもうと円が高いのは良い事だと信じきっているようである。

あの金解禁の歴史に重なるどうしようもないプライドかもしれない。
自分達は税金から給料が保証されており、のうのうと暮らして行ける、しかも退職後の
生活保障も完備しており、下手するとそれまで以上の地位や年俸を得て楽々と世を過ごす。

国の経済を富ませることには無頓着であるような動きにしか見えない。
円高で工場が国外へ逃げ、国内には単純労働者だけでなく熟練工も含めた失業者が
溢れる。そこを狙って韓国中国から技術の引抜がなされ、更なる空洞化と技術移転に
拍車がかかる。

雇用雇用と叫んだ菅は今度は消費税と年金切り下げに奔走する様子だ。
円安とTPPによる経済の活性化のほうが優先するのではないの?経済の活性化で
税収も上がり、消費税を上げなくてもこの国の財務状態の改善は出来るはずだと
所謂上げ潮派の主張はどこかへ消え去ったような風潮であるが、久しぶりに森永から
明快な説得をされた気がした。

大蔵官僚上がりの与謝野では円高容認、民から搾り取って財政を立て直すとしか
見えないのだが、困ったものだ。

写真:能見堂のお不動様。

アジアカップ、日本の得点力の向上はたいしたもの。

2011年01月22日 | Weblog
夜10時過ぎからのテレビ中継にあわせて、夕食と風呂を済ませて一眠り。
さて起きるかと枕もとのテレビを見たら、あれあれ先制点を入れられた所であった。

審判を含めてオールアウェイと散々解説を聞かされて、どうなることかとはらはら
しながら見ていた。
先制点の場面もロングパスが出た時点では明らかにオフサイドだったようだ。
逆に何回か不当なオフサイド判定もあったようだし、退場判定もイエローカードも酷いものだった。

それにしてもこちらの守りにもおいおいという場面いくつか、特にするりとフリーキックを
ねじ込まれたゴールキーパーはいただけない。

退場者が出て一人少ない状況でよくぞ跳ね返したなと思う。

今回のアジアカップの選手達は点をとるサッカーを身につけているなと感じる。
守勢の中でも常に次の攻撃を意識した速い展開ができるのがこれまでの日本代表との
大きな違いのように見える。
やはり国外に出て本場で活躍する選手が大半のチームが出来上がったのが大きいのだろう。

ブンデスリーグで大活躍の香川のキープ力ドリブルと空き地への展開力にはお見事と
言いたい。なぜあんなに点が取れるかと言うスロービデオによる解説を見たことがある。
囲まれた時にも自分で空き地にボールを出し相手をかわしてそこへいきシュートする。
天才的な空間感覚があるように見える。

岡崎、香川、本田、長友など若手の活躍に拍手。
準決勝は韓国かイランか、どちらも体力、ファウルの激しいチーム。
好試合を期待したい。

写真:先日の雪のあとの#18グリーン。いつも見る光景ががらりと変わった。

自然がいっぱい、子供達の声が響く散歩道

2011年01月21日 | Weblog
今日は能見堂への道を下り、途中の不動池でコースを下りて住宅地の中をぐるりと
廻ってきた。約一時間の散歩、といっても早足で坂道を歩くので息が苦しいくらい。
ジョギング程度の肺の運動にはなっている。

このハイキングコースは森の中の泥道で登り下りいろいろ、階段も丸太で整備され犬の
散歩とも沢山出会う。マンションや一戸建てが並ぶ住宅地からすぐの距離で、子供達の
遊びの叫びが間近に聴こえる。

森の中はシンとしているが、鳥やリスの立てるかさこその音が絶えない。
雀も安心しているのか近くを通過しても殆ど逃げない。

途中のお不動さんで長くて急な階段をおりたら、そこに不動池があった。
子供達が数名ガラスの破片を池に投げ込んでいる?!と思ったら、なんと氷である。
池の日陰の方には暑さ数センチの氷が残っており、これを砕いて遊んでいたのだった。

日差しのいい我が家の周辺では氷は見たことがないが、不動池は森の影で相当に冷え込むのだろう。

都市機能と自然の公園とが渾然としたこの街には子供の声が耐えない。
それに小中学校の放課後の体育クラブはこの森の中の公園に近い環境でのびのびと
訓練している。こういう環境で育つ子供達は幸せだなと思う。

写真:ハイキングコースへの入口の一つ。この上にも案内看板がある。



最優先は消費税か?

2011年01月20日 | Weblog
マスコミが一斉に洗脳を始めた感あり。

まてまて、

その前にやることを忘れては居ませんかと問うところが無い。
何で目の前の動きばかりを追いかけるのと先日も書いたが、
与謝野仰天人事と消費税の話ばかりを追いかけるマスコミの報道姿勢には
呆れ果ててしまう。

民主党はまず国会議員定数削減を一言も言わなくなって久しい。
さらに官僚組織と人件費の改革も何も出来ていない。
人事院勧告がちょびっと変わった事でおしまいか?

これらに蓋をするのが、小沢問題と消費税、さらにTPPなのだろうが
誰かが誘導しているとしか思えないくらいに見事なマスコミ統率ではないか。

国家財政が危機の真っ只中ということは誰にもわかること、今更解説するな。
TPPが急務であることも反対する輩も実はわかっている。
本気で判っていないのは、なんでも反対のあのおばさん一派だけだろう。

未だに自己中を貫く小沢問題など放り出して、やるべきこの国の改革を
もっとまじめに大胆にやるのだと推し進めれば、民は見ている。
菅ちゃん前向きに進む気力もなくなったか?

ぶれない小泉がなつかしい。

写真:能見台近くの緑地、遊歩道の案内図。
   右側の細い所がかろうじて残された鎌倉から金沢文庫へ至る山道のなごり。
   途中に能見堂跡がある。この名前から宅地としての能見台がうまれた。
   左の大きな部分には動物園もあり、高速道路が2本通り抜けている。
   横横と湾岸とが交差する、将来は厚木へとつながる。
   

能見台の散歩道からの日本一高いビルの遠景

2011年01月19日 | Weblog
散歩を強化した。

昨年夏の風邪で体重が激減したので快復のために良く食べたら行き過ぎたのか
悪いものばかり食べたのか、妙に血圧が高くなった。

11時から30分ほど、さらに3時から一時間弱、そこらを歩き回る。
これは、その途中の高台の坂道を降りる時の遠望。横浜の中心街とその右には東京湾の青い海。
右手には向かい岸の千葉も手に取るように見える。

寒さの中でも日当たりが良く風の無い日は汗ばむくらいである。
この時間帯でも沢山のお年寄りの散歩に出会う。
早朝、夕方となるともっと多い。

そういえば、ラッシュ時間帯の混雑度合いが激減したなと感じる位だ。
御近所のおじさんたち、いやお爺さん達の殆どが自分も含めて出勤していない。
自分は朝9時から3時まで結構熱心に取り組んでいるので余り暇は無いが
皆さん何してるのだろうと時々思う(笑)

散歩は善玉コレステロールを増やすと、先ほど国営放送で言っていた。
若い頃はジョギングをやり40歳台にはフルマラソンも何回か完走した。
今もその勢いで走りたくなるが膝や筋肉を痛めそうで無理せず歩くようにした。
それでも、人より早い。歩幅も広い。歩数系で計ると合い方は同じ距離で1.5倍
以上の歩数である(笑)

歩いた後のやや息が切れたのが治るころの血圧は見事正常値であり、その効果に
驚く。

あまり健康に気配りをしないほうであるが、ゴルフが出来なくなるのが困るので
少々気にすることにした。とはいえ死に方の理想はパットをしながらグリーン上で
倒れる。良くあるパターンであるのだが、同伴者に迷惑かけるだろうなぁ(笑)

写真:能見台2丁目の坂道より、みなとみらいのランドマークタワーを望む。
   手前に見えるアパート群も相当離れた所のもの。

寒さ極まれリ、これがあると心も暖かくなる

2011年01月17日 | Weblog
先日の寒いゴルフの日、朝一番のコーヒーをこの暖炉の前でいただく。
寒くてもやる気が出る。そして、お昼半分凍えながら戻ったときに、
この前で手をかざす。

燃料は昨年の台風で倒れた木など沢山ある。
半分山の中の設備だからこそ煙をあげても問題にもならない。

厳冬のこの季節、うれしい本物の暖炉だ。