小泉改革の筆頭であった郵政民営化を数名の馬鹿政治化が嫉妬心から後戻りさせた。
その郵政改革の真っ只中で活躍され、志半ばで追われた生田さんの「私の履歴書」が
今日まで。最後の見送り、やってこられた生田さんの方向を一緒に進めてきた社員が
惜しむ盛大な見送りであったと。御本人は見送りを辞退したにもかかわらずである。
NTT民営化の真藤さんは自らの金のちょんぼで辞任したが、改革民営化は見事に開花した。
郵政は道半ばで政治屋の手を出す所となり、元官僚をトップに据えるという無残。
NTT改革では黒電話を石炭産業とみなしていかにして、この金のかかりすぎるネットを
新しい技術と世界のデファクトによる経済的な方式に転換してゆくかが長期課題であり
今もなおその道の半ばである。インターネットの出現によって電話交換専用の機器は
不要となり、その後継機の開発は立ち行かなくなった。歴史の必然だ。
郵便が石炭産業化するのも近未来の悪夢ではない。
情報交換は電子的に簡単な操作でだれてでもどこに居ても出来るようになるのだろう。
電報が冠婚葬祭向けに生き延びたように、紙の媒体も生き残る分野はあるだろう。
しかし、郵便事業も宅急便などの民間との競争産業であり、手紙やハガキは今の値段では
採算が取れなくなる時が迫る。
こうした歴史の必然をせこい政治屋が自分のためにひっくり返すこの国の志の無い
ありようには絶望感を抱く。
民主党のやった悪さの中でも改革と真逆の所業のひとつ、郵政「官」営化の動きは
歴史の流れに逆らう狂気の所業だろう。
いずれはこのために無駄な税金を垂れ流すことになるのではなかろうか、
その時では遅いのだが。
写真:不動池の氷。今年は寒い。
その郵政改革の真っ只中で活躍され、志半ばで追われた生田さんの「私の履歴書」が
今日まで。最後の見送り、やってこられた生田さんの方向を一緒に進めてきた社員が
惜しむ盛大な見送りであったと。御本人は見送りを辞退したにもかかわらずである。
NTT民営化の真藤さんは自らの金のちょんぼで辞任したが、改革民営化は見事に開花した。
郵政は道半ばで政治屋の手を出す所となり、元官僚をトップに据えるという無残。
NTT改革では黒電話を石炭産業とみなしていかにして、この金のかかりすぎるネットを
新しい技術と世界のデファクトによる経済的な方式に転換してゆくかが長期課題であり
今もなおその道の半ばである。インターネットの出現によって電話交換専用の機器は
不要となり、その後継機の開発は立ち行かなくなった。歴史の必然だ。
郵便が石炭産業化するのも近未来の悪夢ではない。
情報交換は電子的に簡単な操作でだれてでもどこに居ても出来るようになるのだろう。
電報が冠婚葬祭向けに生き延びたように、紙の媒体も生き残る分野はあるだろう。
しかし、郵便事業も宅急便などの民間との競争産業であり、手紙やハガキは今の値段では
採算が取れなくなる時が迫る。
こうした歴史の必然をせこい政治屋が自分のためにひっくり返すこの国の志の無い
ありようには絶望感を抱く。
民主党のやった悪さの中でも改革と真逆の所業のひとつ、郵政「官」営化の動きは
歴史の流れに逆らう狂気の所業だろう。
いずれはこのために無駄な税金を垂れ流すことになるのではなかろうか、
その時では遅いのだが。
写真:不動池の氷。今年は寒い。