日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

なぜか元寇の話

2007年07月30日 | Weblog
7月29日放送分の原稿を送ってきた。元寇といえば菊池氏のことにも触れてくれとメールでやりとりした。原稿には無かったが最後のその他のところで言及したとコメント付き。
~~~~~~要約して引用~~~~~
第5回の「元寇撃退の偉業と従属国高麗の惨劇」この原稿で面白いのは、米国の世界史教科書「文明の発展」1982年アライン・ベーコン社の記述:
中世アジアにおける文明民族と野蛮民族、中世アジアでは中東、インド、東南アジア、シナ、日本が文明民族であった。これらのうち3つは野蛮民族の進入により破壊された。しかし島国日本は二度にわたる侵攻を防いだ。
元寇を二度にわたり防いだ日本の記述が歴史上の特筆すべき事件としてあり、この記述の後に日本を紹介してある。
そして、このことから面白いことがあった。
「神の風パーティー」昭和56年10月9日、外人記者クラブで敵国料理のラムバイキングとたくさんの来賓を招いた催しがあった。カレル・ファン・ウォルフレン(オランダ特派員)が来襲700年を記念してやたっということだ。
~~~~~引用終~~~~~
ウォルフレンはその後日本に関する著作もモノにしている著名人だと思う。
さて、一方の高麗は属国として日本侵攻をフビライに進め、国民からの調達、独身女性を集めて元に差し出すなど、王本人の保身のために庶民を過酷な収奪の対象とし数年後に国が滅びている。高麗といえば、今の北。昔のことを持ち出す国にはこの事実を歴史認識に加えてもらう交渉をしたいもの。
菊池一族も奮戦して力を落とし、その後滅ぼされた。

想定内ではあるが、

2007年07月30日 | Weblog
実は既に先週末までに織り込み済みという見方もあり、あまり変動はしないだろうととも見られていたが、さすがに大敗の事実を見て今朝はいっせいに下げている。
なにかのきっかけで動くのが株価だから、人の動きを見て自分の最適行動を追及すると思わぬ相乗効果も出てくる。下げたところでいずれは戻るという長期の観点では買いのチャンスであり、何処まで下げてくれるのだろうという期待もある。もちろんいっしょに売り下げて下で拾う空売りという人も多いのだろう。
いずれにしろ株価の大きな変動はチャンス到来とみるのがよさそう。値動きが小さい間は結局手数料を払って証券会社に貢献して税金を払うだけになりかねない。
ということで、今回はじっと静観だが、株主優待狙いの値下がり株の買い増し機会を見ている。

ブログをのっとる仕組み、なかなか面白い。

2007年07月29日 | Weblog
http://community.edita.jp/member_show/m-469db4aa62ae4
このURLを見ていただくとこのブログが違う形で見える。便利なのは自分のアルバムが自動的に作られて写真からその日のブログへ行けること。
他のブロガーがアクセスしたりコメントしたりをシンボルで表示してあるので、状況が簡単にわかることなど、いろいろ工夫された仕組みだ。
自分の掲載した写真を一覧で見ることが出来るのはうれしい。

次期戦闘機

2007年07月26日 | Weblog
そうだろう。日本の自衛隊には情報を易々と出してしまうという不信感が米国からは見えているはず。
でもこれは逆に国産機開発のチャンスではないのか?
重工による国産ジェット戦闘機構想を潰されたのも米国から、今回はステルス機の導入を拒否しているのも米国。たしか翼をたたんで急先回するとか言われたものだ。もうその技術力は残っていないのかな?
国産旅客機構想がいくつも進行中であるということは、少なくとも普通の飛行機は国産可能であるということなのだろう。
本だのビジネスジェットの燃費効率の良さなど、ジェット機の分野でもそろそろ日本の技術力を世界に見せ付けるときが来て欲しいものだ。
ラプターそのものの映像はディスカバリチャネルで具体的にいろいろ解説を見たことを以前このブログにも書いた。映像を見ても技術が追いつけないという誇示にも思えた。ただ、技術の世界の面白いことは出来るという確信をもてばほかでも出来るということ。できるかどうかわからずにやることと、追いかけとの大きな差はそこにある。江戸時代末期の日本で蒸気機関を作り上げていた話は有名だ。
その時の技術ギャップと現代の本件の差は同じくらいか、より小さいのかもしれないと思ってしまう。

「生物と無生物の間」その2

2007年07月26日 | Weblog
世界のトップを走る最新生物物理の研究現場の描写は、なかなかの迫力。そして、著者の属する研究グループによる成果発表の同じ日に同じ学会で同じ結果を発表した別の大学のチームがいたという、一日の差で全てを失わなかったまだ何とか満足のできる結論。その後も延々と仮定とDNAノックアウトラットによる研究が進むが、なんと結論は実に生命の不思議の証明で終わる、というか仮定が否定され、欠落したDNAを持つネズミは予想される欠陥を示さず健常???というところまで。
時々挿入される文学散文は読むのがめんどうだが、本分と関係がありそうで読み飛ばせずちょっといらいらした。
著者は文章を書くのも好きな方の様子、でもそっち(文学)方面は今ひとつかな?
想いは伝わると言っておこう。

参議院選挙で、世の中は盛り上がってる?

2007年07月24日 | Weblog
それにしてももともと内閣の構成要素がぼろぼろだたっということなのか、あるいはたまたまそういうことが暴露されやすい人達だったのか、支持率の低下も致し方なしという気がするが、本来の選挙の争点が見えてこない。

結果は数字であり、民主主義のルールは過半数など判断基準が厳然として存在するが、双方の主張が重なり区分けして見えない気がする。
問題は本来争点とすべき国の行く先などがすっかり霞んでしまったからであろう。

とはいえ、年金問題は安部内閣の責任とは言いがたいし、歴代内閣の責任でもなかろう。組織に閉じて無責任な年金制度を画策して国民の金を集めるだけ集めて無駄使いをしようとした方向を誤った官庁官僚の問題であって、歴代の長官が責められるべきというところまでは分かるし、知りながら手を打ってこなかったところは追求すべきだと思う。しかし、政治の問題とはいいがたいのではないだろうか?
いわゆる国民はあまりの腐敗、無責任に戦後自民党政治の無責任を感じているのかもしれないし、今の内閣に求めるのは相互に金切り声を上げている今後の進むべき道だと、理性では判っても現体制を変えてみたくなるという気がするのだろう。

というようなことで、いやけがさして今回の選挙は無関心層に入ってしまいそうだ。
ネットでは盛り上がっているというが、レベルが低い醜悪な選挙戦のどこで盛り上げっているのか気になるところだ。要するに体制変化の兆しが垣間見えてお祭り騒ぎの一端をちょこっとでも担った気になる感じなのか?

  志(こころざし)はどこにあるのだろう?

数を獲得するためのハウツーばかりが見えてくる。

それでも日曜日は出て行くのだろうな。
本日は愚痴と知りつついらいらする気持ちを書いてみた。



団塊世代の一票が日本を変える

2007年07月20日 | Weblog
と、おっしゃってもどっちもしょうがない「骨」のない自民、「論」のない民主と双方をばっさり。団塊の皆さんにはどう行動すれば良いのかみえないし、しょうも無いから棄権だと考えそう。
団塊が政治に求めるべきは「年金より金利」「誇りと楽しみ」「孫に残せる故郷」「世界の中の日本」と非常に的を得てるなと受け止めるが、、どうやら今回の参議院選挙で政局が動き、極端には世に言われるように自民、民主ともに分裂して再編がおきるという期待も垣間見える。
その結果は「官僚主導、東京集中、従米、強面」対「政治主導、地方振興、接亜、利益誘導」なのだそうだ。
団塊よりほんのちょっと早く人生を歩むので、金利の問題では先手を打ったつもりだ。つまりある程度のリスクを伴う自衛しかない。金利はローマ以来5%が常識というのは賛成だが、現時点の日本でやると経済が大混乱となるような気がする。
話はなんとなくわかるがさて、選挙後の動きはどうなるのだろう?
地域の話は道州制、日米安保は左も堅持と言ってるし、うーん。
とはいえ、無能官僚を一掃できる政治かどうか大事なことだ、ほんに。

熊本市長の講演

2007年07月20日 | Weblog
講演を聴いた後のパーティでたまたま同じテーブルの先輩とヨーロッパの道路や建物の話をしていた。例の都市を通り抜ける交通のための環状道路の話である。
その後ちょっと話す機会が出来たので、お聞きした市内の建築計画、繁華街の持っていく方向、バスや電車の計画などはいいなと思うが、大きな道路の話が無かったので天草ー市内ー空港ー阿蘇の横軸と市内包む環状高速道路の整備をお願いした。
高速道路ではないが高規格道路としての計画はあるということを聞いた。
熊本空港も道路の工夫をすれば、もっと便利なものになるし、横軸と既に存在する福岡ー熊本ー鹿児島を結ぶ縦軸それらを結ぶ環状線により交通渋滞の解消、より環境に易しい産業流通基盤の提供ができる。
それにしても完成までの時間が首都圏の環状道路同様に相当にかかる様子ではて、自分も含めて集まったお年よりは見ることの出来ない人もたくさんいるかもねと笑った。
築城400年を記念する熊本城のお祭りが既に始まり来年に向けてさらに復元も進むらしい。色々なことで本籍地が繁栄するのは喜ばしいことだ。話題の地域納税をしてみようかということがよぎった。
帰りに熊本新風土記なる出版物を頂いたが、熊本(隈本)の原点、菊池(鞠智)城と奇岩モニュメント不動岩が抜けているのが寂しかった。
また、熊本市は阿蘇の伏流水をくみ上げる100%地下水で水道を提供する世界でも稀な都市であるというのも再認識した。そのペットボトルも頂いた。

刑事罰を問えないのだろうか?

2007年07月19日 | Weblog
「内部告発」もタイトルに張り付いているように、社保庁幹部の告発の声も引用されている。歴代長官はことをおこさず天下りや本庁への復帰のみに腐心したとある。組合も酷い。
政府はこれらの国家公務員を背任で訴えられないのだろうか?と思う。官僚の腐敗の状況は石川五右衛門の嘯きのとおり、絶えないもののようだが、それでも盗っ人五右衛門は釜茹でにされた。
巨大組織ぐるみの年金流用を刑事罰として捜査できないものなのだろうか?
あるいは、国民の有志で民事事件として告発することも出来そうな気がするが、どうなのだろう?

「生物と無生物のあいだ」

2007年07月18日 | Weblog
ノーベル賞を得たワトソンとクリックは美貌のユダヤ人研究者ロザリン・フランクリンの命を懸けた研究成果を盗み見して構造を思いついたというくだりは、まるでミステリー小説である。彼女はDNAの最も基本的な構造をX線散乱から数学解析し、若くしてX線を浴びすぎて癌で倒れた。その成果を見て二人は,...と追い詰めてある。この話はいくつかの読み物でも紹介されているし、本人たちの弁解もあるらしい。
DNAの仕組み、DNA血液判定をする培養のしくみなど、優しく解説してあり、実に面白い。その大量培養をする仕組みを考案したキャリー・マリスはそのとき恋人を助手席に乗せて夜のデートドライブ中であった。突然のひらめきで彼は道路の横に乗り上げた、それでも彼女はすやすやと眠っていたとある。やはりノーベル賞をもらったその大量製造の原理の話も面白い。
我々の高校の教科書の細胞の解説にはDNAなどまだまったくなかったが、これらの研究は1940年代になされている。あの二重らせん構造が全ての遺伝子の記述であることは今や常識であるが、その仕組みの解説として実に読みやすい書き物だと思った。後半は読了後に再度紹介したい。