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チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

全力投球

2006-01-03 23:10:29 | 何気ない時間
 今週の土曜日から日本にやってきて数日間我が家に滞在するアメリカ人の友人のJayに快適に過ごしてもらうための部屋作りを始めた。私の部屋に滞在してもらうのが一番快適そうなので、部屋の中の余計なものを運び出し、ベットを入れる準備をした。このために長年動かしていなかったものを動かすといろいろと興味深いものがでてくる。

 一番興味深かったのは、大量のカセットテープ。まだMDやCDが普及していなかったころに記録した内容がつまっている。それでもかなりの数は整理した後のようで、残っているのはなぜかクラッシックのカセットばかり。

 その中に一本『○○先生へメッセージ 2-9より』というテープが見つかった。大学時代に中学校の社会科の教育実習をした時に、面倒を見てくれた2年9組の担任の先生が生徒と一緒にプレゼントしてくれたものだったことを思い出した。内容はきっと過去に何度も聞いたことだと思うがよく思い出せない。おまけに、我が家にはカセットテープを再生する機械がもはやなく、内容を聞くことができない。

 でも、中学校の教育実習のことはとても鮮明に覚えている。

 「教育実習の期間は睡眠時間は毎日3時間くらいしかとれないよ。」と聞かされてはいたが、まさに私はその通りだった。授業の準備、その反省と記録をしていると確かに睡眠時間は毎日3時間くらいしかとれなかった。

 教育実習初日を除けば、毎日眠い目をこすりながら学校に行って授業をさせていただき、反省の時間もないままクラブ活動の指導に入り、それが終わってから授業の反省と翌日以降の復習をした。

 教育実習に入る前に準備をできることがほとんどなかったこともあり、毎日毎日全力投球。時間がないところで形を作るのは当時から私の得意なパターンではあつたが、それでも毎日毎日本当に真剣勝負をしていた。授業だけではなく、ホームルームの運営などでも未熟な私にはとても困難な課題が連日続いた。

 自信を持っていえるのは、決して手抜きはしなかったこと。当時私が持っていた力の全てを使って教育実習を行い、生徒と接した。
 ドラマのようだが、窓から飛び降りようとした生徒との真剣勝負もあったし、ほかにも学園ドラマに出てきそうな場面もいくつもあった。

 テープになにが録音されているのか、とても興味がある。そこにはきっと21歳のころの全力投球の私の姿があるはずだ。自分の力を全く疑わず、そして常に全力投球でのぞんでいたころの私が。

満開の桜

2005-04-10 23:57:42 | 何気ない時間
 「満開の桜をみせてあげて!」と言われて犬2匹と自宅の裏山に花見に行った。

 この山は桜の名所で、この時期は花見客目当ての食べ物やの屋台がたったり、夜桜見物をする人のためのちょうちんなどが設置され、少し華やいだ雰囲気になっている。

 以前は朝早くからシートを広げて場所取りにいったものだが、最近はそんなに多くの人はこないようだ。お昼時にいったが、場所はいくらでも空いている。

 花見がそれほど大切な行事ではなくなったのかもしれない。私自身も以前はこの時期「花見だ、花見だ」と騒ぎ、花見をしないと損した気持ちになったものだが、今年は花見に行っていない。

 今日も花見というよりは犬と一緒に桜が咲いている山の散歩。

 犬は桜を見て何か感じただろうか。でも、一年のこの短い時期にしか咲かない桜だから、犬であってもその姿を見てもらえると、桜もうれしかもしれない。