紐のし屋の日記

「紐のし」っていう瓦を作っている谷池健司製瓦所の四代目社長の瓦つくり日記。

理にかなった瓦 紐のし

2008-02-13 21:30:43 | 瓦の種類

紐のしは、“ひぼのし”とも呼ばれています。
普通の、のしには無い少し飛び出た部分があり
それが紐なのです。

紐のしとは、とても理にかなった瓦です。

      

普通ののしは、こんな感じですっきりとした棟になります。
これは、とてもあっさりしていて綺麗です。

けど、紐のしには紐があることによって
のしと、のしの突合せの部分からの
雨の進入を防ぐことが出来きます。

そして、雨が紐をつたい桟瓦へとながれていきます。

いかにして、“雨を桟瓦の谷に流すか”が考えられている瓦なのです。

紐がついていることで、少し派手にみえますが
これこそが“機能美”なのです。

安心して住める住まいには、欠かせない
すばらしい瓦です。

                     


                     YCC会さんに教えてもらいました。

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