紐のし屋の日記

「紐のし」っていう瓦を作っている谷池健司製瓦所の四代目社長の瓦つくり日記。

見習うべきこと

2010-02-24 21:41:06 | 小話


私は、ご飯を食べるときにあわてるせいか
ご飯と一緒に箸を噛んでしまって折ってしまう…
こんな事が年に三回ほどあり、
よく箸を買いに行きます。

最近、とあるショッピングモールで箸を探していたところ、
ふと目にとまったのがこのきゅうすです。



どこか愛くるしい姿に一目ぼれ。

現在、家で使っているものが、
お茶を注ぐときに蓋からお茶が溢れるのに
とても腹を立てていました。

けど、亭主関白(自称)な私は、キュウスなんて買った事がないので
「これでお茶どれぐらい入るのだろ…」
迷ったけれど、やはり買う事に。

レジに行き定員さんに照れながら尋ねてみると、
なんと若い定員さんは、
「もしよければ、コップにどれぐらい入るかお試ししますよ」
こんな事を言ってくれて、すぐさま水をくんできてくれ
キュウスに水を入れてからコップに注いでくれました。

まさかそこまでしてくれるなんて思わなかったので
感激して買うことができました。

この定員さんのお客さん側になっての対応にとても感動しました。
これこそ商売にとって一番大事なんだなと教えてもらう事が出来ました。

よい勉強となりました。

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カラテカワラ

2010-02-17 11:24:45 | 瓦の種類


誰もが、空手家のように瓦をカッコよく割る姿に一度は憧れますよね。
でも、空手家さん達が割っている瓦は、
屋根に使われている頑丈なもので、素人がまねするには大変な事です。

一度は割ってみたい 挑んでみたい  男らしさを魅せつけたい…

誰でも気軽に楽しむために生まれたのが、カラテカワラなのです。

作り初めは硬いもので、本格的な人でないと割れないものでした。
制作していく段階で、試しに一枚割ってみたところ、

なんとも言えない爽快感を味わえ、
すこし自分が強くなったような錯覚すらありました。

この緊張感爽快感優越感を伝えたい!!

そんな想いで、誰でも気軽に楽しめるように工夫していきました。

みなさん割る前には、
「うまく割れるのだろうか…」
こんな感じが表情に出ます。
まず、この緊張感が、カラテカワラの楽しみの一つです。

勇気をだして拳を振り上げて拳を突き出し瓦が割れていく時の音には、
割っている本人も周囲の人達にも
心地よい音をたてて割れていきます。
割ったと同時に周囲から「おぉー」
という歓声が聞こえ割った人の顔からは、笑顔が生まれてきます。





ストレス解消、気分爽快みんなを笑顔にする事のできる瓦
これがカラテカワラなのです。

   
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※必ずタオルを置いて、ブロックとブロックの間隔はできるだけ広くとり
  クッション性のあるグローブを着用ください。 

※万が一怪我をしても、当社は一切の責任を負いません。


お悩み相談室♪

2010-02-04 00:42:29 | 工場の様子


ここは、瓦の在庫を置いてある倉庫です。

この時期になると、悩みが…



それは、木枯らしにのって
閉めきった倉庫にもかかわらず
中に侵入する葉っぱ達。

何とかならないものか…悩んだ末

「そうだ! 阿万鉄工さんに相談しよう!!」

連絡して現場を診てもらったところ
すぐ答えは出ました。

それは…





この倉庫は、こんな感じに屋根が繋がっており
繋ぎ目の雨を流す部分の隙間から入っているそうでした。

なぜ入るかというと、スレートはこのように波の形でできていますよね。
この隙間から侵入しているという事でした。



そこで登場するのが、このスレート面戸。

スポンジみたいな素材で出来ており、
加工する事無く隙間に押し込んでいけます。



ドクターケンに手伝ったもらい
作業開始です。



「なんでもっと早く相談しないんだ!」
「こんなになるまでほっといて!!」

ドクターケンに怒られながらも作業は進みます。

面白いほどサクサクスレートへとはめ込んでいきます。



チョチョイのチョイで詰め込み、
お掃除したら はい完成

なんという事でしょう…

今まで木枯らしが吹く度、倉庫を散らかしていた葉っぱ達は
跡形もなくなくなり、綺麗なった床には子供たちが喜び寝転んでくつろいでいる…
そんな光景すら目に浮かびそうです。



スレートの隙間の事なら
ドクターケンに お


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