地元の小学生が工場見学にきてくれました。
沢山の生徒達が瓦を興味深く見てくれる姿は、とっても嬉しいです。
少しでも瓦に関心を持って頂ける事は大事なことです。
なかなか人に工場を紹介する事が無いので、うまくは喋れませんでしたが
一生懸命伝えてみました。
オバチャンがプレスする様子も初めてみるので、
真剣に見てくれていました。
赤白の帽子がいいですね。
私も子供の頃かぶった記憶があります。
運動会には、帽子取りするやつですよね。
窯から出てきて冷ましてあった瓦を触って、
まだ暖かいと驚いていました。
工場を一回り説明して、見学してもらって帰って行きました。
私の説明で通じたかどうかとても心配でしたが、
地元の産地を見てもらうことで、
自分たちの町はこんなものを作っている町と知ってもらう事は、
とてもよい勉強になってよいと思いました。
私自身も、人に伝える事の大事さを子供たちに学ばせてもらいました。
今度は4年後らしいので、
それまでにもっとうまく伝えれるようになっていたいものです。
今日は、箱紐のしを作りました。
まずは、オバチャンに丁寧にプレスしてもらいます。
次に、余分な部分をヘラで落としていきます。
こんな感じで、一枚、一枚綺麗にしていきます。
仕上げは、スポンジで傷つけないようにサッサッとなでるようにして、
小さな余分な部分を落としていきます。
横も綺麗に。
箱紐の詞は、紐のしよりもこんなにも分厚いです。
左が紐のし、右が箱紐のし。
屋根に上がるとこんな感じに葺きあがります。
どっしらとした感じで、重圧感があってとても立派な棟になります。
カッコイイですよね。
こんな素敵な屋根瓦を毎日一生懸命作っています。
これは、敬老の日でお休みの子供たちの様子です。
何をしているかといいますと
ダンボールを鎌で一定の大きさにカットしています。
瓦を梱包する際に瓦と瓦の間にあてて、
瓦が傷つかないようにするためのモノを作ってくれています。
慣れない鎌をつかっての作業です。
基準のダンボールをあてる事で大きさをそろえています。
一生懸命頑張っています。
出来上がったものをダンボール箱に入れてまとめておきます。
これで仕事がはかどり、本当に助かります。
私の子供の頃は、瓦に新聞紙をあてて結束していました。
その新聞紙を鎌で切る作業を姉と一緒によく手伝いました。
懐かしい思い出です。
瓦屋の子供たちは、工場で色々な事を学びながら育ちます。
最近のお気に入りの、ドラえもんの顕微鏡です。
なんと、40倍に見えてしまいます。
では、色々と見てみましょう。
瓦屋のブログなので瓦を見てみました。
表面は、画像では分かりにくいのですが、
肉眼で見るとキラキラと輝く表面で、炭素幕が乱反射しているのが分かりました。
いぶし銀の不思議が見れました。
次は、ススを見てみました。
小さなパウダーがいっぱい集まっていました。
40倍では、よく分かりませんでしたが不思議な感じです。
次は、瓦屋さんの油を触ったり、ゴミが入った爪です。
こんな爪をよく見かけます。
では、見てみましょう。
これは、酷い。
こんな汚い爪では、モテマセンネ。
色んな意味で清潔にしようと考えさせられました。
最後は、携帯電話の耳を当てる部分です。
ん~ 知らない方がいい事ってありますよね…
これを肌身離さず、ベットまで一緒にいるのに疑問を感じさせられました。
いや~ ミクロの世界はオモシロイ♪