飛鳥野瓦社寺瓦製造 淡生窯業の
飛鳥野日記
達磨窯(5)
達磨窯焚きに参加
土曜日の朝に火がつけら約24時間かけて
焚いていくのですがこの時期 夜の寒さはかなりのもの
達磨の火の温もりだけを頼りに一夜を過ごす
予定でしたが
寒さと睡魔に負け途中でリタイヤして一眠り・・・
朝を迎え いよいよコミの時間です。
いままで何回か達磨窯焚きに参加してきたけど
今回が初めてのコミ体験
どうしたらいいのか戸惑いながら
松を窯に入れる人
次に薪を入れる人
そして それらを窯に奥に押し込む人の
3人に役割分担しての作業
さすがに窯焚きのメインというだけあってこの時ばかりは興奮して
夢中になってました。
その後ふとッ前回の窯で焼きあがった瓦が並べられているのが目につき
ガス窯しかしらないものにとって
こうしていぶし銀の瓦が出来てくる
改めて「すごいなぁ」と思いつつ
不思議やなあと感じました。
別注紋入り巴 (違い大根) (鶴丸)
大根の紋入り巴の依頼が。。。
大根の寺紋???の巴
珍しいのか ただ知らなかっただけなのかはわからないが
僕自身は初めてで、
最初は別の紋で以前の屋根に葺いてあった寺紋予定でしたが
屋根工事が決まった後にお寺から一本だけが出てきたとの事で
屋根の一部だけですがこの紋を使うことに決定です。
また向かい合う2種類の鶴の寺紋入り巴
こちらはお互いは見慣れたものですが
一つの屋根に2種類の紋を使うのも珍しいなと。。(よくあるのかな?)
お互いの鶴の首がすべて正面を向くように葺いていくそうです
どちらの寺紋も実際に屋根に葺かれた姿が楽しみに思いながらの製作です。
別注紋入り巴(宗)
乾燥台車に並ぶ宗の字紋入りの巴をプレスした後に丁寧に磨き形を整え
乾燥中!
一気に乾かしてしまうと字の淵などにキレ(きず)が出てしまう為に
修正しながら慌てずゆっくり時間をかけ乾燥していきます。
この紋は大阪のお寺の改修工事に使用
以前葺いてあった瓦の紋と同じようにとの依頼で開始
焼き上がり実際に屋根に上がった姿
それを見た施主さんに喜んでもらえる顔が見れるように。。。
また淡路瓦を使ってもらう事に感謝しながらの製作中です。
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