紐のし屋の日記

「紐のし」っていう瓦を作っている谷池健司製瓦所の四代目社長の瓦つくり日記。

直島へツーリング その3

2009-09-23 19:25:40 | 見学会


こんな神社もありました。

ガラスでできた階段が神様のところへと繋がっている
神秘的な階段でした。



デッカイかぼちゃの黄色いものもありました。



ほんと島全体が作品だらけで、
見ていてあきません。





こんな綺麗なものをどうやって思いつくんでしょうね。

見る角度によって、キラキラの星みたいなのが表れていました。



まだまだ見ていない所は沢山あるのですが、
船の最終便が5時なので、お風呂に入って帰る事にしました。



こ~んなデッカイ像がいるお風呂でした。

ほんとオモシロイですよね。



アートは素晴らしかったし、また、それ以上に直島の景色も綺麗でした。
とっても楽しい充実した1日を過ごせました。

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直島へツーリング その2

2009-09-22 18:43:54 | 見学会
次は、 「家プロジェクト」といって、
本村地区の古い家屋を改修し、アーティストが家の空間そのものを
作品かしたプロジェクトで、
そこで営まれていた生活や日本の伝統、意識に対峙した空間が
アーティストによって形作られていました。



 





 

本村地区全体がカッコよくデザインされていて、
古い建物のイメージはなく、とても新鮮な感じでした。

古い瓦の屋根は残し、壁の感じを変えるだけで、
こんなにも家ってカッコよくなるものなんですね。

「木造瓦葺の家って本当にカッコ良い」
とても興奮しながら街並みを見学しました。



こんな本葺きのとても立派な家もあり、
観光客も思わず屋根を眺めていました。



嬉しかったのが、やっぱり香川県だけあって、
紐のしが沢山使われてる屋根がいっぱいありました。





この壁は、もともと装飾されていてたものを
修復してありそうでした。
日本建築の良いところを残して、
カッコよく見せているのに感動しました。



こんな塀もありました。
昔からあるものとアートのコラボって、オモシロイ。






ちょっと驚かされたのが、
この塀なんですけれど、
よく見ると、のし瓦で葺かれた塀でした。

アイデア次第で、瓦は色々な使い方が出来るものですね。







何もかもがアートに見えてきます。



またまた驚かされたのがこの屋根です。

紐丸が異様にデカイ!!

土管のようなものが上にのっていました。
屋根ばかり気にしてみている瓦屋だから気づいたのか・・・

普通は気づかないものなのか・・・
疑問は残るけど、オモシロイ!!



こんなに大きなものがのっているようで、
腰をかけるのにちょうどよい大きさでした。

興奮して結構な時間をこの地区で過ごしました。

        
         つづく

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直島へツーリング

2009-09-21 21:41:21 | 見学会


友人5人で直島にツーリングに行ってきました。



高松からフェリーでのほんの少しの船旅です。



瀬戸内海に浮かぶ島々をゆっくりと眺めながら、
到着をまちます。

ちなみにこの島は、日本一の英雄が活躍した



鬼が島。
こんな所にあったなんて感激しました。



綺麗な景色を見ているうちに
あっという間に直島へ到着。



まず初めに目に飛び込んできたのが、
デッカイかぼちゃ。



吸い寄せられるように近づき
気がつけば中に入っていました。





次に行ったのは、直島銭湯の I  ♥ 湯





銭湯がアートになっていて、
見ているだけで楽しく、ずーと眺めてしまいました。

ここは、帰りに汗を流しに来る事にしました。



ここは、建物が作品で
「はいしゃ」という作品です。



窓から自由の女神が顔を出していました。

「どうなっているのだろ? まさか…」

興味津々で、建物の中に入ると、
やはり、狭そうに一階から突き抜けて立ちっていました。



中は、撮影ができませんでしたが
面白いところでした。

           
           つづく


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瓦の交流会

2009-09-16 23:08:42 | その他


深谷地区屋根瓦工事組合さんが、淡路島に瓦の交流のためやってきました。

この繋がりは、ブログからはじまったというのが驚きですよね。



どんな会になるのか楽しみにしてやってきたところ…

「ぬぬ! カメラマンいるやん!!」
彼を見たときから、緊張が始まりました。



けど、交流会は、和気あいあいと進み瓦について、
「こんな風にしたらいい」
「他産地の瓦にはない淡路瓦の良さ」
など、いろんな話を聞く事が出来ました。



次の日は、なんと、ウチの向上にも見学に来てくださりました。

パソコンの向こうにいらっしゃった方が、
現実に目の前にいらっしゃる

不思議な気分でした。



みなさん工場の中を色々と見学してくださっていました。

ウチの向上に見学なんて初めてだったので、
少し恥ずかしい気持ちと、
うれしい気持ちが入り混じった感じでした。



おばちゃんがプレスする様子を写すカメラマンさん。

プレスしにくいだろな…

「おばちゃん、カメラ来るって言ってなくてゴメン…」



工場見学のあと御一行は、屋根見学もしていました。

やはり屋根のプロ達、色々な屋根の意見を言って、
この部分はこうだ、ここが違う
と、いろんな話を聞けました。

ブログから始まったこの大イベント。
“日々の積み重ね、情報発信の大事さ”を感じる事が出来た
二日間でした。

埼玉の皆様のお陰で、
色々と勉強でき感謝しております。

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屋根見学ツアー in 香川

2009-09-03 22:12:00 | 瓦の屋根


次は、香川県に
立浪片台面輪違いのし大箱のしが使われている神社へ
行って参りました。

大箱のしが使われている屋根を見るのは初めてなので、
どんな風になっているかとても楽しみ。



大箱のしは、自社オリジナル。

のしの厚みは、46mmもあります。



幅は、なんと! 330mmと、ワイドな野郎です。

早く見てみたいと、焦る気持ちを抑えながら探していたのですが…
道に迷ってしまい尋ねる事にしました。



この人が丁寧に教えてくださり、
指さす方へ走って行きました。



指さすとおりに行くと
「おぉ 発見しました」



これがその神社です。

ここでもいぶし銀の屋根が輝いていました。



思っていたよりすっきりとシャープな感じの棟となっていました。



こんな感じの棟は見た事がないので、
とっても新鮮な感じでした。



鬼のところの反らし具合がまたカッコイイ。



ここに、大箱のしが使われていました。

もっと重圧感のある棟になっているのかと思いきや、
割とすっきりとして、厚のしとはまた違う表情となっていました。



いぶし瓦の種類は、もの凄く多く、
組み合わせ方を変えることで、
いろんな表情をもった屋根になります。

屋根見学をはじめて、
いろんな屋根を見れば見るほど、
いぶしの魅力に引き付けられている自分がよくわかります。

ほんと、いぶし銀の屋根って、最高ですよ。

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瓦屋根見学ツアー in 徳島 その2

2009-09-02 21:40:24 | 瓦の屋根


次の現場は、瓦の仲買いをしている人に教えてもらった場所で、
ここも両紐台面、紐のし、松皮と、こだわった棟を積んでくれている
葺き替えの現場です。



そっと作業する様子を見せてもらいました。

瓦を削ることで舞うホコリも気にせず
施工する姿は、まさしく職人でした。

男を感じました。



ちょうどお昼の休憩になったので、
ちょっとだけ屋根の写真を取らしてもらう事に。



両紐台面、紐のし、松皮で積み上げられた棟を
ものすごく間近で見る事が出来ました。

普段は、単体でしか見ないので、
近くで積まれた棟は、とてもカッコよかったです。



何メートルも規則正しく積まれた棟を間近で見ると、
圧巻ですよね。

改めて瓦の屋根の素晴らしさを感じました。



お施主さんに少しお話をさせてもらうと、

「この家は、70年も前から立っている家で、
 南海地震にも負けずに立っているんですよ」


「立派な柱、良い素材を使った家は、いつまでも長持ちする」

「瓦を葺き替えすることで、
 まだまだ長い間この家で住む事ができる」


と、こんな話を聞かせてくれました。



よい素材で作られた家は、
長い年月住む人を幸せにしてくれるようです。

その大事な家を守るのは、
いぶしの屋根ではないでしょうか。

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瓦屋根見学ツアー in 徳島

2009-09-01 21:21:36 | 瓦の屋根


以前、さすらいのトラック野郎さんに結構大きい新築で、箱紐のし、両台面、紐雁振、松皮が、
いっぱい使う現場があると、教えてもらいました。

これは、是非見に行かなくてはと、見学に行って参りました。



徳島の屋根は、どこを見ても立派な屋根で、
道行く所々に紐のしが使われていて、
運転に集中する事ができませんでした。





台面の上に、紐のし六段積んで紐雁振り

こんな物凄い家も発見することができました。



他にも、菱のし、松皮、箱紐のしが使われた、
とても凝った屋根も見る事が出来ました。

こんな感じでぶらぶらとバイクを走らせているうちに、
ようやく新築現場を発見!!



ドドーン!

これもまた立派な家だ!!

真新しい木に、いぶし銀の屋根が輝く大きな家でした。



両紐台面、箱紐のし、松皮、紐雁振りで飾られた棟は、
曇り空の中でも、堂々と光り輝いていました。







自分達の一生懸命作った瓦が、
職人さん達の技術で、素晴らしい屋根になっていました。

こんなに手の込んで飾られた屋根って、
世界中探しても日本にしかありませんよね。

いぶしの屋根は、世界に自慢できる屋根です。

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