紐のし屋の日記

「紐のし」っていう瓦を作っている谷池健司製瓦所の四代目社長の瓦つくり日記。

堂々完成! 薄紐のし

2009-12-12 23:52:32 | 瓦の種類


最近、堂々デビュー?!の薄紐のしです。

小さな情報発信から、コミュニケーションが生まれ、
葺き手の思いが、作り手へと伝わり、その思いが
業界紙にまで取り上げてもらえる事にまで発展しました。

「作ってみたい」そんな思いを行動に移すことによって、
周囲の人に助けられ、思っていた以上に色々勉強する事ができ、
ようやく完成にまで至りました。



焼きあがった姿を見ると、
ほんとにうれしいものです。



我がこのようにかわいく見えてきます。

選別なんて言葉でなく、
『抱きかかえる』という言葉がふさわしいでしょう。



シャープなラインに、こんもりとした紐。

これにも色々と考え、悩みました。

ブログに載せる事により、色々な意見をいただけ
ほんとうに感謝しています。



紐のしの始まりは、古民家などで使われている
この漆喰を瓦にしたのが始まりといわれています。

薄紐のしの最大の魅力は、
薄のしと、この漆喰のこんもり感を復元させた事なのです。



どんな屋根になるかとても楽しみです。

作り手から葺き手へと、バトンは渡されました。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バッチリ! (お洒落な屋根)
2009-12-13 17:23:00
この開発、一枚かんだお洒落な屋根ですw(笑)
私の場合、7分か?8分か?の問いかけに、
淡路の薄のしの、感覚の8分にしておいた方が無難だ!
と、お答えいたしました。
新聞記事の、最後のコメントですが・・・・
三河の名人も、厚・薄・糸・の感覚をただ、お答えしただけだと、申しております。
今回の、紐のし屋さんの、開発の勇気に、乾杯です。
バトンタッチされた、からには、バッチリ!魅力を、
引き出してやる、覚悟でごじゃいま~す!ニコ(*^_^*)ニコ

私、個人といたしましては、積んでみて、やっぱ、
7分でなく、8分で大正解だと思いました。
もし?仮に、7分だったら、熨斗が、紐に負けて、
逆に、貧弱に見えてしまう恐れがあるような気がしました。
まぁ、昼間っから、ビールかっ食らってますので、
後のホローは、広報部の彼が(笑)お電話するでしょう。
(●>∀<●)ノケッケケケ    ププププぅぁはははははっは

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安心 (ひものしや)
2009-12-14 07:19:14
>お洒落な屋根屋さん

ブログに載せていただいた屋根を見ました。
どんな風になるのか、ずっと楽しみにしていました。
7分だと貧弱な感じになりそうというのに納得しました。8分にして良かったと思いす。

色々お気づかいありがとうございます。
完成したら、是非拝見させてください。
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はじめまして! (瓦オタク)
2009-12-14 21:35:30
はじめまして。いつもブログを拝見させて頂いております。今回の、薄紐のしの記事の件で、不快な気分にさせてしまい大変申し訳ありません。何も、批判するつもりではありませんので、ご了承を…。それぞれ個人の感性や、又は、産地の違い等による風習などで、様々な意見があるのだと思います。僕の意見としては、屋根屋さんとの会話から、本当に製作されてしまうという実行力、同業者として尊敬いたします。私どもも、見習うべきものだと痛感いたしました。
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すみません (ひものしや)
2009-12-14 23:00:44
産地によって、厚みに違いがあるという事をこのたび勉強する事が出来ました。
その場所、その土地柄によって瓦の文化は違うというなかでの意見を聞かせてもらえた事なのに、逆にこちらが巻き込んでしまい迷惑をおかけした事に、大変申し訳なく思っています。

すみませんでした。
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も少しで。。 (鈴木瓦)
2009-12-15 23:16:30
薄紐熨斗仕様の第一号物件が完成します。


おかげさまで、文化財級の仕上がりになりそうです。 感謝しております。
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たのしみです。 (ひものしや)
2009-12-20 20:57:42
ほんと楽しみにしています。
完成したら是非じかに見てみたいです。

待ち遠しい~♪
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